ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2958 萃まる人、そしてゆっくり
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『萃まる人、そしてゆっくり』 6KB
愛で 希少種 独自設定 2月3日はすいかとゆうぎの日!…になればいいなぁ。節分ですが、ゆっくりしていってね…※内容は節分ではないです。
愛で 希少種 独自設定 2月3日はすいかとゆうぎの日!…になればいいなぁ。節分ですが、ゆっくりしていってね…※内容は節分ではないです。
ここは、山間のとある村。この村は、この山に住むゆっくり達と共存関係にある。
「ゆー、おじさん!はっぱさんについたむしさんむーしゃむーしゃしたよ!」
「おなかいっぱいなんだぜ!」
「おお、すまんなれいむ。まりさ。いつも助かるよ。」
「おなかいっぱいなんだぜ!」
「おお、すまんなれいむ。まりさ。いつも助かるよ。」
ゆっくりに、作物についた虫を食べてもらったり、
「むきゅ。あそこにはにんげんさんがたべるようなはっぱさんがはえてるのをみたわ。」
「ほほぅ、それは初耳だな。ありがとうよぱちゅりー。ほれ、これは礼だ。」
「むっきゅっきゅ。ありがとう。みんなでたべさせてもらうわ。」
「ほほぅ、それは初耳だな。ありがとうよぱちゅりー。ほれ、これは礼だ。」
「むっきゅっきゅ。ありがとう。みんなでたべさせてもらうわ。」
山に常に暮らしているゆっくり達から、山菜がどこに生えているかを教えてもらったり。
「でね、お母さんったら…」
「それはとかいはじゃないわね!」
「でしょー!?信じられないわよ!」
「それはとかいはじゃないわね!」
「でしょー!?信じられないわよ!」
暇なときには、こうして雑談をしたりもする。
この村は日本でも稀有な、人とゆっくりが自然に手を取り合う場所。
特に人は、ゆっくりが持つ、山に関する様々な情報に日々助けられている。
人とゆっくりは互いに助け合い、穏やかに暮らしていた。
この村は日本でも稀有な、人とゆっくりが自然に手を取り合う場所。
特に人は、ゆっくりが持つ、山に関する様々な情報に日々助けられている。
人とゆっくりは互いに助け合い、穏やかに暮らしていた。
「そういやぁ、そろそろあれの時期だなぁ。」
「お前の家は何持って行くんだ?俺はうちの野菜で作った鍋でも持っていこうかと思うけどよ。」
「そりゃあお前、酒をとびっきり持っていくに決まってんだろ!今年こそあいつに勝つんだよ!」
「お前の家は何持って行くんだ?俺はうちの野菜で作った鍋でも持っていこうかと思うけどよ。」
「そりゃあお前、酒をとびっきり持っていくに決まってんだろ!今年こそあいつに勝つんだよ!」
それと、この村には他の場所では見られない、変わった宴があった。
そろそろその時期が近付いてきているようで、村の所々でそれの話がされている。
そろそろその時期が近付いてきているようで、村の所々でそれの話がされている。
「よっしゃ行くぞ。鍵は閉めたな?」
「閉めたけど…あんた、今年もやっぱりお酒持っていくの?」
「当たり前だろ!」
「やめときなって、勝てるわけないんだから。」
「閉めたけど…あんた、今年もやっぱりお酒持っていくの?」
「当たり前だろ!」
「やめときなって、勝てるわけないんだから。」
今日はいよいよその日がやってきた。
時間はもうすっかり夜で、辺りは真っ暗だ。
見ると、各家庭がどこもここの夫婦と同じように、食べ物やら飲み物をどっさりと持っている。
そして皆が皆、同じ方向に向かって歩き出した。
時間はもうすっかり夜で、辺りは真っ暗だ。
見ると、各家庭がどこもここの夫婦と同じように、食べ物やら飲み物をどっさりと持っている。
そして皆が皆、同じ方向に向かって歩き出した。
しばらく行くと、広大な空き地に出た。
夜だというのに辺り一面ライトアップされ、真昼のように明るい。
空き地の真ん中では巨大なたき火が煌煌と夜空を赤く染め上げていた。
ぞろぞろと集まってくる人たち。村人のほぼ全員がここにきているようだ。
夜だというのに辺り一面ライトアップされ、真昼のように明るい。
空き地の真ん中では巨大なたき火が煌煌と夜空を赤く染め上げていた。
ぞろぞろと集まってくる人たち。村人のほぼ全員がここにきているようだ。
「よし、みんな準備はいいか。」
村長が村人に向かって語りかける。
「そろそろ来るでな。」
そういうと村長は山のほうを見る。
ぽつり、と小さな黒い動く影がふもとに見えた。
それがこちらに向かってくる。しかし、それは一つではなかった。
それどころか、ぞろぞろと長い行列をなし、100はあろうという数である。
ぽつり、と小さな黒い動く影がふもとに見えた。
それがこちらに向かってくる。しかし、それは一つではなかった。
それどころか、ぞろぞろと長い行列をなし、100はあろうという数である。
「ほれ、おいでなすった。」
しばらく待っていると、行列はこちらに大分近づいてきた。
列の先頭のシルエットが、ぼんやりと浮かび上がる。
丸いフォルム…ゆっくりだろう。その頭には、角が二本。
列の先頭のシルエットが、ぼんやりと浮かび上がる。
丸いフォルム…ゆっくりだろう。その頭には、角が二本。
「ひさしぶりだねえ。そんちょう。」
「お前こそ、変わりないようだな、すいか。」
「お前こそ、変わりないようだな、すいか。」
列の先頭は、ゆっくりすいか。彼女こそ、山の群れの長である。
「それじゃあさっそく…」
「はいよ。」
「はいよ。」
村長が持参の酒を盃に次ぐ。
すいかも、村長から受け取った空の盃に持参の酒を注いでゆく。
すいかは瓢箪を持っており、それに酒を入れて宴の際に持ってくるのだ。
瓢箪がどこから来たのか、酒をどうやって作っているのか、村人にも、群れのゆっくりにもそれは分からない。
そして村長は盃をすいかの口に、すいかは盃を村長の口に持って行き、一気に飲み干した。
すいかも、村長から受け取った空の盃に持参の酒を注いでゆく。
すいかは瓢箪を持っており、それに酒を入れて宴の際に持ってくるのだ。
瓢箪がどこから来たのか、酒をどうやって作っているのか、村人にも、群れのゆっくりにもそれは分からない。
そして村長は盃をすいかの口に、すいかは盃を村長の口に持って行き、一気に飲み干した。
「ぶふぇっ!相変わらずなんちゅうきっつい酒じゃ!」
「あっはっは!まだまだだねえ、そんちょう。」
「あっはっは!まだまだだねえ、そんちょう。」
すいかの酒はかなりきついらしく、村長はゴホゴホとせき込む。
「そろそろいいかい?すいかのひゃっきやこーは、もうまちきれないみたいなんでね。」
「おぉ、すまんすまん。」
「おぉ、すまんすまん。」
後ろの列は皆、すいかの後ろに集まっていた。見ると、どれもこれもゆっくりであることが分かる。
何やら待ちきれないといった感じで、そわそわしている。
何やら待ちきれないといった感じで、そわそわしている。
「それでは皆の衆…今宵は無礼講じゃ!」
「「「おおおおお!」」」
「「「ゆおおおお!」」」
「「「おおおおお!」」」
「「「ゆおおおお!」」」
人もゆっくりも関係なく、宴の始まりを叫ぶ。
「おらおられいむ!俺の酒を飲め!」
「ゆぅー!おさけさんならおさにもっていってね!」
「え、いやそれはだな…」
「ほらほらほら、おかわりなんて何杯でもあるんだからがっつくな!」
「むーしゃむーしゃしあわせえええ!」
「美味い!これまじで美味い!たまんねっ!」
「ゆぅー!おさけさんならおさにもっていってね!」
「え、いやそれはだな…」
「ほらほらほら、おかわりなんて何杯でもあるんだからがっつくな!」
「むーしゃむーしゃしあわせえええ!」
「美味い!これまじで美味い!たまんねっ!」
皆が皆、各家庭から持ち寄られた食べ物や酒に群がる。
「おらぁすいかぁ!今年こそはお前に勝つからな!」
「なんだ、またあんたかい。いいさ、やってやろうじゃん!」
「またあいつやってるよ…」
「おさにかてるわけないんだぜ…」
「なんだ、またあんたかい。いいさ、やってやろうじゃん!」
「またあいつやってるよ…」
「おさにかてるわけないんだぜ…」
と、先ほど酒だのなんだの言っていた男が、酒瓶を2本持ってすいかに詰め寄る。
この男、毎年この宴ですいかに酒の一気飲み勝負を挑んでは負けているという経歴がある。
この男、毎年この宴ですいかに酒の一気飲み勝負を挑んでは負けているという経歴がある。
「村長!」
「またわしかぃ…いくぞ…始め!」
「またわしかぃ…いくぞ…始め!」
村長の合図を受けて、酒の一気飲みを始める男とすいか。
男はラッパ飲み。すいかも負けじと器用に口で酒瓶を咥え、一気飲みする。
しかしどうみても明らかに、すいかの方が減りが早い。
その体のどこに吸い込まれていくのか、男がまだ3分の1を残している辺りで
すいかの酒瓶は空になった。
男はラッパ飲み。すいかも負けじと器用に口で酒瓶を咥え、一気飲みする。
しかしどうみても明らかに、すいかの方が減りが早い。
その体のどこに吸い込まれていくのか、男がまだ3分の1を残している辺りで
すいかの酒瓶は空になった。
「っだはぁー!畜生がー!」
「じゅうねんはやいよ!でなおしといで!」
「じゅうねんはやいよ!でなおしといで!」
この男、村一番の酒豪でならしている男なのだが、初めて宴に参加した時にすいかに圧倒的な差をつけられて負けた。
それ以来、毎年自慢の酒を持っていってはすいかにやられるというのが常だ。
今年も変わらず、そのようで。
それ以来、毎年自慢の酒を持っていってはすいかにやられるというのが常だ。
今年も変わらず、そのようで。
「あ゛ー!すいかきもちよくなってきたよー!」
「お!出るか出るか!」
「おーいみんな!すいかがあれやるぞぉお!」
「むきゅー!みんなもちゅうもくするのよ!」
「みっしーんぐ!ぱーぷるー!ぱわー!」 『ずもももも』
「お!出るか出るか!」
「おーいみんな!すいかがあれやるぞぉお!」
「むきゅー!みんなもちゅうもくするのよ!」
「みっしーんぐ!ぱーぷるー!ぱわー!」 『ずもももも』
すいか種が持つこの能力で、すいかは一気に3メートルほどにまで大きくなる。
テンションが更に上がってくると、5メートルほどにまで大きくなることもある。
テンションが更に上がってくると、5メートルほどにまで大きくなることもある。
「やんややんや!」
「いいぞー!すいかー!」
「おさー!とってもとかいはよー!」
「れいむもするよ!ぷくー!」
「いいぞー!すいかー!」
「おさー!とってもとかいはよー!」
「れいむもするよ!ぷくー!」
皆が巨大化したすいかを囃したてる。
すいかは酔っぱらうといつもこれをする。村人もゆっくりも、これを合図に宴が盛り上がってきたことを知るのだ。
すいかは酔っぱらうといつもこれをする。村人もゆっくりも、これを合図に宴が盛り上がってきたことを知るのだ。
「それ皆の衆!宴はまだこれからじゃ!」
この宴は毎年1度だけ行われ、毎回朝まで人もゆっくりも騒ぎ立てる。これは昔から行われている宴だ。
この村の人々は、ゆっくりを山の守り神として、また繁栄の象徴として敬っている。
事実この村はゆっくりと共存することによって、多くの恩恵を得てきた。
この村の人々は、ゆっくりを山の守り神として、また繁栄の象徴として敬っている。
事実この村はゆっくりと共存することによって、多くの恩恵を得てきた。
そこで1年に1度、こうして村人は家から食料などを大量に持参し、ゆっくりをもてなすことにした。
しかし、いつからだろうか、お祭り騒ぎの大好きなすいかが長となった頃から、このしきたりは無礼講の宴となった。
すいかが〝百鬼夜行〟と称し、山中のゆっくりを連れて来る。そして長同士で杯を交わした後、宴が始まるのだ。
村長が子どもの頃からこのスタイルで宴は行われていた為、いつ頃からこうなったのかは分からない。
しかし、いつからだろうか、お祭り騒ぎの大好きなすいかが長となった頃から、このしきたりは無礼講の宴となった。
すいかが〝百鬼夜行〟と称し、山中のゆっくりを連れて来る。そして長同士で杯を交わした後、宴が始まるのだ。
村長が子どもの頃からこのスタイルで宴は行われていた為、いつ頃からこうなったのかは分からない。
「すいかはまだのみたりないよー!さけもってこーい!」
「よっしゃすいか!次は俺と勝負だ!」
「その次は俺だ!」
「まとめてあいてしてやるよ!とにかくさけもってこーい!」
「よっしゃすいか!次は俺と勝負だ!」
「その次は俺だ!」
「まとめてあいてしてやるよ!とにかくさけもってこーい!」
宴はまだ、始まったばかり。これからさらに盛り上がるのだ。
来年も、再来年も、いつまでも、この宴は変わりなく開かれるだろう。
人とゆっくりが手を取り、共存してゆく限り。
来年も、再来年も、いつまでも、この宴は変わりなく開かれるだろう。
人とゆっくりが手を取り、共存してゆく限り。
完
紅玉あきの過去の拙作達
anko2610 禁句
anko2624 最強の人間
anko2667 ぐるぐるわーるど
anko2668 ぐるぐるわーるど before
anko2699 ゆんやモンドは永遠の輝き
anko2707 紅玉は月下に舞う 誤字修正版
anko2810 ドスまりさが あらわれた!
anko2856 おこた でっけぇ!
anko2873 お山の大将
anko2874 お山の大将 dream
anko2875 おうたのはこ
anko2883 ひじりしんどろーむ
anko2888 廃教室の怪
anko2909 いつまでも続けばいいな
anko2914 奪・ゆっくり
anko2946、2947 まりさ、ゆっくりしていってね!!!上、下
anko2624 最強の人間
anko2667 ぐるぐるわーるど
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anko2873 お山の大将
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anko2875 おうたのはこ
anko2883 ひじりしんどろーむ
anko2888 廃教室の怪
anko2909 いつまでも続けばいいな
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anko2946、2947 まりさ、ゆっくりしていってね!!!上、下