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anko4322 ケーキと家族 前編
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『ケーキと家族 前編』 18KB
愛で 思いやり 愛情 日常模様 番い 野良ゆ 姉妹 赤ゆ 子ゆ 現代 独自設定 うんしー ぺにまむ 連投失礼します
愛で 思いやり 愛情 日常模様 番い 野良ゆ 姉妹 赤ゆ 子ゆ 現代 独自設定 うんしー ぺにまむ 連投失礼します
anko4161 初めての正義の味方
anko4177 熱い夜
anko4282 ゆー効利用
anko4177 熱い夜
anko4282 ゆー効利用
前編と後編で愛で要素、ゆ虐要素にわけました。
こちらは前編です。愛で要素が主ですのでご注意ください。
また、独自設定を採用しております。お許しください。
こちらは前編です。愛で要素が主ですのでご注意ください。
また、独自設定を採用しております。お許しください。
春らしく柔らかな陽射しが差している。
優しく包まれるような春の匂い。往来を行き来する人々もどことなく鼻歌でも歌いだしそうなそんな気色。
誰にも等しくお日様の恵みは降り注ぐ。そう、生きた饅頭ともいえる不思議で愛らしい生き物、ゆっくり達にも。
優しく包まれるような春の匂い。往来を行き来する人々もどことなく鼻歌でも歌いだしそうなそんな気色。
誰にも等しくお日様の恵みは降り注ぐ。そう、生きた饅頭ともいえる不思議で愛らしい生き物、ゆっくり達にも。
「「「ゆっゆ~♪ゆゆ~ん♪ゆっちゆっちゆっくち~♪ぴゃぴゃとみゃみゃとおできゃけうっれちーちー♪」」」
幼いれいむと二匹の幼いまりさ達が、父親であるまりさの帽子の上で、楽しげに歌っている。
春の陽気にあてられたように、もみあげやおさげをピコピコ振ったり、お尻をぷりんぷりん振ったりとはしゃいでいる。
その一方で父まりさは赤ゆっくり達が帽子から落ちないように気を付けながらゆっくり歩いている。
楽しげな赤ゆ達とは裏腹にその表情には陰りが見える。
父まりさの少し後ろを母親であるれいむが続き、その周りを子まりさと二匹の子れいむ達がまとわり付くように歩いている。
春の陽気にあてられたように、もみあげやおさげをピコピコ振ったり、お尻をぷりんぷりん振ったりとはしゃいでいる。
その一方で父まりさは赤ゆっくり達が帽子から落ちないように気を付けながらゆっくり歩いている。
楽しげな赤ゆ達とは裏腹にその表情には陰りが見える。
父まりさの少し後ろを母親であるれいむが続き、その周りを子まりさと二匹の子れいむ達がまとわり付くように歩いている。
「おかーさんとおなかのいもーとたちはまりさがまもるのぜ!」
その中でも先頭を歩く子まりさは勇ましくキリッと表情を引き締める。
眉を立てて口をキュッと閉じて、ゆっへん!と誰に見せるでもなく格好つける。
急に立ち止まったので母まりさに軽く踏まれてしまう。
眉を立てて口をキュッと閉じて、ゆっへん!と誰に見せるでもなく格好つける。
急に立ち止まったので母まりさに軽く踏まれてしまう。
「ゆわわきゅうにとまらな「ゆぎぎゅっ!」いでっ!」
母まりさは慌てて子まりさから足(体)を退ける。
「おちびちゃん!だいじょうぶ!?ゆっふぅ~おっちょこちょいなおちびちゃんだねっ!きをつけないといけないよ?」
「ゆげべべ…ゆん!ぜぇんじぇんいたくないよっ!それにまりさはもうおちびじゃないのぜっ!まりさはまりさなのぜっ!」
本当は痛くてたまらない上に、口の中に入ったいくつかの小石を噛んでしまって気持ち悪くて、目に涙を浮かべている。
子まりさはズレた帽子をおさげで被り直し、ばれないように涙を拭う。
子まりさの虚勢に気づきつつも、母れいむは気づかぬ体で優しく微笑み、語り掛ける。
子まりさはズレた帽子をおさげで被り直し、ばれないように涙を拭う。
子まりさの虚勢に気づきつつも、母れいむは気づかぬ体で優しく微笑み、語り掛ける。
「そうだね まりさはもうりっぱなまりさだねっ でもまもるのはおかーさんじゃなくていもーとたちをまもってあげてね
まりさがいもーとたちをまもって いもーとたちがこれからうまれてくるおちびちゃんをまもって…
そしたらまりさはひとりだちして およめさんをまもって うまれてくるおちびちゃんをまもって…
そうやってゆっくりはつながっていくんだよ それがゆっくりなんだよ」
まりさがいもーとたちをまもって いもーとたちがこれからうまれてくるおちびちゃんをまもって…
そしたらまりさはひとりだちして およめさんをまもって うまれてくるおちびちゃんをまもって…
そうやってゆっくりはつながっていくんだよ それがゆっくりなんだよ」
その聖母のように慈愛溢れる笑顔に子まりさは見惚れながらも言う。
「ゆゆっ!わかったのぜ!いもーとたちはまりさにまかせるのぜ!それに…」
子まりさはもじもじと恥ずかしげに体をくねくねさせて続ける。
「まりさはおかーさんみたいなゆぅ~っくりしたれいむをおよめさんにするのぜ///
そしておちびをた~っくさんつくっておかーさんとおとーさんをいまよりも~っとゆっくりさせるのぜ!」
そしておちびをた~っくさんつくっておかーさんとおとーさんをいまよりも~っとゆっくりさせるのぜ!」
高らかに宣言する子まりさに、他の子ゆっくり達も口々に同意する。
母れいむは笑みを深くしつつ、子ゆっくり達に歩くよう促す。
母れいむは笑みを深くしつつ、子ゆっくり達に歩くよう促す。
父まりさは、少し後ろを歩く母親のれいむの方に振り向き、気遣わしげに声を掛ける。
「れいむっ すぐにまりさたちのゆっくりぷれいすをみつけるからあんしんするんだぜ!
だからゆっくりゆ~っくりあるくんだぜ ゆっくりしていればおなかのおちびたちもきっとゆ~っくりできるんだぜ!」
だからゆっくりゆ~っくりあるくんだぜ ゆっくりしていればおなかのおちびたちもきっとゆ~っくりできるんだぜ!」
その表情は努めて自信あり気にしている。
母れいむは息切れしつつも、ゆっくりした笑顔で言葉を返す。
母れいむは息切れしつつも、ゆっくりした笑顔で言葉を返す。
「ゆふーっ だいじょうぶだよっまりさっ これくらいなんてことないよっ はははつよしっ!だよっ
まりさのおちびちゃんだからきっとつよくてゆっくりしたおちびちゃんがうまれてくるねっ!」
まりさのおちびちゃんだからきっとつよくてゆっくりしたおちびちゃんがうまれてくるねっ!」
「…なにをいっているんだぜ…まりさのおちびじゃないんだぜ…」
「ゆゆっ!?」
母れいむは少し傷ついた顔をしながら思う。
父まりさは何を言い出すのか、粘り強く子ゆ達を寝かしつけてから、あれ程愛し合った末の愛の結晶だというのに…。
子ゆ達がちょっと寝返りをうっただけでビクついて中断するも、むしろ興奮したのか、母れいむの中の父まりさが滾るのを感じた。
子ゆ達が目を覚まさないように声を殺しながらのあの夜のすっきりは異様な程に熱く盛り上がる。
何をするにも宣言してから行動する本能を無理矢理抑え込んだが故に、夫婦の情欲は天井知らずに昂り、お互いを貪るように求め合った。
そして、ああ、フィニッシュ…。
自分が番の父まりさ以外にこのもっちり豊満なわがままボディを好きにさせるなんてそんな不貞、有り得る筈がないのに…。
そんな母れいむに父まりさは力強く言い放つ。
父まりさは何を言い出すのか、粘り強く子ゆ達を寝かしつけてから、あれ程愛し合った末の愛の結晶だというのに…。
子ゆ達がちょっと寝返りをうっただけでビクついて中断するも、むしろ興奮したのか、母れいむの中の父まりさが滾るのを感じた。
子ゆ達が目を覚まさないように声を殺しながらのあの夜のすっきりは異様な程に熱く盛り上がる。
何をするにも宣言してから行動する本能を無理矢理抑え込んだが故に、夫婦の情欲は天井知らずに昂り、お互いを貪るように求め合った。
そして、ああ、フィニッシュ…。
自分が番の父まりさ以外にこのもっちり豊満なわがままボディを好きにさせるなんてそんな不貞、有り得る筈がないのに…。
そんな母れいむに父まりさは力強く言い放つ。
「『まりさとれいむのおちび』なんだぜっっ!!」
「ま まりさ///」
母れいむは顔を赤らめ、潤んだ瞳で父まりさを見つめる。
なんというラヴロマンス。
ラヴでロマンス。
そんな両親の三も…美しい夫婦愛に、赤ゆ達、子ゆ達もうっとりと見蕩れている。
自分たちもいつか両親のように番を得て、可愛いおちびちゃんを産み、
そのおちびちゃんが更におちびちゃんを産み、ゆっくりとした大家族を作る将来像を思い描く。
そうして枝葉のようにゆっくりが広がってゆく。
これこそ至上のゆっくり。
ゆっくりの有るべきゆっくり。
ゆっくりはゆっくりの在り処を探し続けるのである。
なんというラヴロマンス。
ラヴでロマンス。
そんな両親の三も…美しい夫婦愛に、赤ゆ達、子ゆ達もうっとりと見蕩れている。
自分たちもいつか両親のように番を得て、可愛いおちびちゃんを産み、
そのおちびちゃんが更におちびちゃんを産み、ゆっくりとした大家族を作る将来像を思い描く。
そうして枝葉のようにゆっくりが広がってゆく。
これこそ至上のゆっくり。
ゆっくりの有るべきゆっくり。
ゆっくりはゆっくりの在り処を探し続けるのである。
母れいむは身重であった。
それにも関わらず一家総出で出歩いているのは春の陽気に誘われて散歩に出てきたわけではない。
元々住んでいた公園で一斉駆除が行われ、住処を追われたのだ。
彼らのお家はたまたま公園の端の、フェンスが大きく破れている箇所の近くであったことが幸いした。
子ゆ達に説明する間もなく、取るものも取りあえず、命からがら逃げだしてきた。
無事に逃げおおせたのは加工所職員が無能という訳ではなく、
かといって勿論このゆっくり達が賢いという訳でもなく、単に運が良かったためである。
そうして今に至る。
それにも関わらず一家総出で出歩いているのは春の陽気に誘われて散歩に出てきたわけではない。
元々住んでいた公園で一斉駆除が行われ、住処を追われたのだ。
彼らのお家はたまたま公園の端の、フェンスが大きく破れている箇所の近くであったことが幸いした。
子ゆ達に説明する間もなく、取るものも取りあえず、命からがら逃げだしてきた。
無事に逃げおおせたのは加工所職員が無能という訳ではなく、
かといって勿論このゆっくり達が賢いという訳でもなく、単に運が良かったためである。
そうして今に至る。
「ゆ…れいむのおなかのなかにはおちびがいるんだぜ…あんまりながくつれまわすわけにもいかないんだぜ…
はやくなんとかしないと…」
はやくなんとかしないと…」
父まりさは母れいむや子ゆ達の前では堂々としてはいるが、憔悴しきっている。
疲れた頭で父まりさは思い返す。
元々住んでいた公園は、それなりにゆっくりできる公園だった。
公園の美化活動に励めば、美味しくはないがそれなりな味のゆっくりフードを手に入れられる。
それなりな味のゆっくりフードとはいえ、安定的に供給されるので、安心して子作りもできた。
それにたまにではあるが、ボーナスだと言ってあまあまを人間がくれることもあった。
狩りに費やす時間も減らせたので、子ゆ達の相手をしてゆっくりすることもできた。
多くを望まず、日々のささやかなゆっくりさえ得られれば幸せな、自分たち一家にとってはなかなかのゆっくりぷれいすだったのだ。
もしかしたら少しすればまたあの公園に戻れるかもしれないが、ゆっくりの死臭が全域にべったりとこびりついた場所に、
子ゆ達を連れていったらどうなるか…。
何より無我夢中で逃げてきたので、あの公園に帰れるかどうかもわからない。
母れいむは気を張って大丈夫と言ってはいるが、身重で走り続けたので疲れ切っているだろうし、お腹の赤ゆも心配だ。
子ゆ達も徐々に疲労が見え始めているし、頭上の赤ゆ達も帽子の上に乗っているだけとはいえ、不安定なのでその内ぐずりだすかもしれない。
父まりさは途方に暮れる。
その時頭上の赤れいむが声を上げる。
疲れた頭で父まりさは思い返す。
元々住んでいた公園は、それなりにゆっくりできる公園だった。
公園の美化活動に励めば、美味しくはないがそれなりな味のゆっくりフードを手に入れられる。
それなりな味のゆっくりフードとはいえ、安定的に供給されるので、安心して子作りもできた。
それにたまにではあるが、ボーナスだと言ってあまあまを人間がくれることもあった。
狩りに費やす時間も減らせたので、子ゆ達の相手をしてゆっくりすることもできた。
多くを望まず、日々のささやかなゆっくりさえ得られれば幸せな、自分たち一家にとってはなかなかのゆっくりぷれいすだったのだ。
もしかしたら少しすればまたあの公園に戻れるかもしれないが、ゆっくりの死臭が全域にべったりとこびりついた場所に、
子ゆ達を連れていったらどうなるか…。
何より無我夢中で逃げてきたので、あの公園に帰れるかどうかもわからない。
母れいむは気を張って大丈夫と言ってはいるが、身重で走り続けたので疲れ切っているだろうし、お腹の赤ゆも心配だ。
子ゆ達も徐々に疲労が見え始めているし、頭上の赤ゆ達も帽子の上に乗っているだけとはいえ、不安定なのでその内ぐずりだすかもしれない。
父まりさは途方に暮れる。
その時頭上の赤れいむが声を上げる。
「ゆっ!あしょこにおふとんしゃんがありゅよ!」
青年の目の前にケーキがある。
ある百貨店に出店している洋菓子店の少しお高いケーキだ。
こちらのケーキは青年の好きなチョコスポンジにラム酒を効かせたマロンクリームをデコレーションしたモンブラン。
はたまたこちらのケーキは爽やかなのパッションクリームを敷いたタルトの上にラズベリーを盛ったフルーツタルト。
あろうことかこちらのケーキは(以下略)
青年は休日である今日、土曜日の朝、これらのケーキを全部自分で食べるために買ってきた。
青年は甘い物に目がない。
しかし店員に男の癖に甘い物好きだと思われたくないため、他人にあげるんですよ、僕が食べるんじゃないんですよ、
と言わんばかりにわざわざ誕生日用の包装などを頼んだ。
実にくだらない見栄である。
店員からすれば数いる客のひとりのことなど一々気にも留めないだろう。
とにかくそんな厳しい試練を経て、青年は今、ケーキを目の前にしている。
箱を開けておケーキ様とご対面。
うっかりしていたがやはりおケーキ様には紅茶であろう、と用意をするために居間からキッチンに移動しようとしたところに携帯がなる。
勤め先からのようだ。
休日に無粋だな、と眉を顰めつつも仕方なしに青年は電話に出た。
ある百貨店に出店している洋菓子店の少しお高いケーキだ。
こちらのケーキは青年の好きなチョコスポンジにラム酒を効かせたマロンクリームをデコレーションしたモンブラン。
はたまたこちらのケーキは爽やかなのパッションクリームを敷いたタルトの上にラズベリーを盛ったフルーツタルト。
あろうことかこちらのケーキは(以下略)
青年は休日である今日、土曜日の朝、これらのケーキを全部自分で食べるために買ってきた。
青年は甘い物に目がない。
しかし店員に男の癖に甘い物好きだと思われたくないため、他人にあげるんですよ、僕が食べるんじゃないんですよ、
と言わんばかりにわざわざ誕生日用の包装などを頼んだ。
実にくだらない見栄である。
店員からすれば数いる客のひとりのことなど一々気にも留めないだろう。
とにかくそんな厳しい試練を経て、青年は今、ケーキを目の前にしている。
箱を開けておケーキ様とご対面。
うっかりしていたがやはりおケーキ様には紅茶であろう、と用意をするために居間からキッチンに移動しようとしたところに携帯がなる。
勤め先からのようだ。
休日に無粋だな、と眉を顰めつつも仕方なしに青年は電話に出た。
「ゆわわわわぁ…みゃっしりょいおふとんしゃんだよ!おとーしゃん!あしょこでゆっくちちよーにぇ!」
赤れいむの声で一家が一斉に視線を送る。
確かに布団がある。
確かに布団がある。
「「「ゆゆゆ~~~んおふとんさんだよ~ゆっくりすーやすーやできるよー(のぜー)」」」
子ゆ達が目を輝かせる。
内開きの門扉が中途半端に開いていて、その奥の方に布団が見える。
見えるがしかし、ここは人間のお家だ。
内開きの門扉が中途半端に開いていて、その奥の方に布団が見える。
見えるがしかし、ここは人間のお家だ。
「ゆぅ…」
父まりさは迷う。
一家全員に疲労が見える。
赤ゆ達、子ゆ達はすぐにお腹が減るので、疲労を越えて歩かせ続けたら死んでしまうかもしれない。
母れいむもこれ以上身重で歩かせ続けたら最悪死産も有り得る。
あのお布団でゆっくり休ませて、道中で拾ってきた雑草や偶然拾ったチョコレートなどを食べさせれば皆少しは疲労がとれるだろう。
しかし、このお家の人間が酷い人間だったら…。
父まりさは子ゆ達に普段から人間の恐ろしさを教えてはいた。
教えてはいたが、住んでいた公園では優しい人間しかいなかったので、子ゆ達の人間への危機意識は薄い。
一家全員に疲労が見える。
赤ゆ達、子ゆ達はすぐにお腹が減るので、疲労を越えて歩かせ続けたら死んでしまうかもしれない。
母れいむもこれ以上身重で歩かせ続けたら最悪死産も有り得る。
あのお布団でゆっくり休ませて、道中で拾ってきた雑草や偶然拾ったチョコレートなどを食べさせれば皆少しは疲労がとれるだろう。
しかし、このお家の人間が酷い人間だったら…。
父まりさは子ゆ達に普段から人間の恐ろしさを教えてはいた。
教えてはいたが、住んでいた公園では優しい人間しかいなかったので、子ゆ達の人間への危機意識は薄い。
「「「ゆっくゆっくゆっくり~♪ふっかふっかおふとんさんでゆっくりぃーーー………っしようねっ!!!」」」
父まりさが逡巡している間に、子ゆ達が門扉の隙間から中へ入って行ってしまう。
「ゆゆゆっ!ま まってね!にんげんさんのおうちにかってにはいったら…!」
母れいむは慌てて子ゆ達を止めようとするが間に合わない。
父まりさは頭上の赤ゆ達を落とさないように注意しつつ後を追いかけ、母れいむも後に続く。
母れいむが門の中に入り一息つくと、背中が門扉に軽くあたり、門扉が閉じてしまう。
父まりさはもちろん、母れいむもそのことには気づかない。
父まりさは頭上の赤ゆ達を落とさないように注意しつつ後を追いかけ、母れいむも後に続く。
母れいむが門の中に入り一息つくと、背中が門扉に軽くあたり、門扉が閉じてしまう。
父まりさはもちろん、母れいむもそのことには気づかない。
「こーろこーろ♪ゆわわわぁ~ふーかふーかなのぜぇ~」
「「ゆゆ~んこーろこーろするよー♪こーろこーろ♪」」
子まりさは先陣を切って布団に転がり込む。
親ゆっくり達が追いついた時には、三匹とも布団の上で楽しげに転がっている。
野良であるこの一家では、捨てられて汚れきったボロ切れ位しか手に入れられなかったが、それらに比べてこの布団は立派だ。
しかも太陽の光をいっぱいに浴びてふっかふかである。
何故こんなところに布団が敷いてあるのか、親ゆ達にはさっぱりわからない。
親ゆっくり達が追いついた時には、三匹とも布団の上で楽しげに転がっている。
野良であるこの一家では、捨てられて汚れきったボロ切れ位しか手に入れられなかったが、それらに比べてこの布団は立派だ。
しかも太陽の光をいっぱいに浴びてふっかふかである。
何故こんなところに布団が敷いてあるのか、親ゆ達にはさっぱりわからない。
「「「おとーしゃん!れいみゅ(まりしゃ)もおりょしちぇね!おねーしゃんだきぇじゅりゅいよ!」」」
赤ゆ達が頭上で不満をこぼすので父まりさは慎重に赤ゆ達をおろす。
親ゆ達の不安を余所に、赤ゆ達は布団へ駆けて行き、姉である子ゆ達にじゃれつき始める。
野良ゆっくり達は垢やホコリなどで薄汚れているので、真っ白だった布団は今やすっかり使い古されたかのように汚れてしまっている。
ゆっくりにおける垢は、しーしーや涙、涎などの砂糖水の体液が拭いきれずに乾いたもので、ベタついている。
そこに様々な汚れがへばりつくので、大層汚らしい。
野良ゆっくりにとってはそれが当然のことであるので、布団が汚れても、そのことには関心がいかないのだ。
親ゆ達の不安を余所に、赤ゆ達は布団へ駆けて行き、姉である子ゆ達にじゃれつき始める。
野良ゆっくり達は垢やホコリなどで薄汚れているので、真っ白だった布団は今やすっかり使い古されたかのように汚れてしまっている。
ゆっくりにおける垢は、しーしーや涙、涎などの砂糖水の体液が拭いきれずに乾いたもので、ベタついている。
そこに様々な汚れがへばりつくので、大層汚らしい。
野良ゆっくりにとってはそれが当然のことであるので、布団が汚れても、そのことには関心がいかないのだ。
「ゆぷぷっ♪おねーしゃんをこーちょこーちょしゅりゅよ!こーちょこーちょ♪こーちょこーちょ♪」
「ゆぴゃぴゃっ!れいむぅくすぐったいのぜ~まりさもれいむにこーちょこーちょするのぜ!こーちょこーちょ♪」
「ゆぴっゆぴゃぴゃっ!ゆっぷぅー!きゅしゅぎゅっちゃいよおねーしゃん!ゆっぴゃぴゃっ!」
赤れいむと子まりさはお互いのもみあげとおさげでくすぐりっこをしている。
赤れいむは笑う度に涎を飛ばしたり、ちーちーをぴゅっぴゅと軽くもらす。
疲れも忘れ、実に楽しそうだ。
赤まりさと子れいむはお尻とお尻を合わせて押しっこ(押し合いっこ)をしている。
赤れいむは笑う度に涎を飛ばしたり、ちーちーをぴゅっぴゅと軽くもらす。
疲れも忘れ、実に楽しそうだ。
赤まりさと子れいむはお尻とお尻を合わせて押しっこ(押し合いっこ)をしている。
「ゆっちゆっち おねーしゃんにはまけないのじぇ!ゆっち!ゆぅーちょ!ゆぅーちょ!ゆぅーゆっち!」
「ゆゆぅーおねーちゃんだってまけないんだよっ!ゆぅーしょ!ゆぅーしょ!ゆっくゆっくゆっくりぃー」
もにゅ♪もにゅ♪ぷるぷるぷるぷるぷる♪もにゅ♪もるもるもるもるもる♪
子れいむの方が体は少し大きいため優勢だが、あえて手加減をして押し返されたりもしている。
お互いのお尻には拭いきれなかったうんうんや垢がこびりついているが、気にした様子もなくじゃれあっている。
子れいむの方が体は少し大きいため優勢だが、あえて手加減をして押し返されたりもしている。
お互いのお尻には拭いきれなかったうんうんや垢がこびりついているが、気にした様子もなくじゃれあっている。
「「ゆぷー…ぷひゅるるる…ゆぴー…」」(ブぷっブピッ)
こちらの赤まりさと子れいむは屁をこきつつ寝てしまった。
余程疲れていたのだろう。
傍で他の子ゆ達が騒いでいても起きる様子はない。
暖かい陽射しも手伝ってとてもゆっくりしている。
赤まりさのおならの拍子にプリュッ♪と少しうんうんがはみ出た。
余程疲れていたのだろう。
傍で他の子ゆ達が騒いでいても起きる様子はない。
暖かい陽射しも手伝ってとてもゆっくりしている。
赤まりさのおならの拍子にプリュッ♪と少しうんうんがはみ出た。
「ゆー…れいむ しかたないからここですこしひとやすみするんだぜ にんげんさんがきたらすぐにあやまってでていくんだぜ
いっしょーけんめいあやまればゆるしてくれるとおもうんだぜ」
いっしょーけんめいあやまればゆるしてくれるとおもうんだぜ」
父まりさは母れいむに休憩するよう促す。
子ゆ達のゆっくりしている様子に腹を決めたようだ。
ここをすぐに出て行ったとしても子ゆ達は体力的にきつい上に、母れいむとお腹の赤ゆは母子ともに危険だろう。
ならばここで少しゆっくりした後、ここの人間に謝って出て行く。
もし人間が激高したら自分が時間を稼いで家族を逃がす。
父まりさはそう決意し、母れいむを見つめる。
その視線から母れいむは父まりさの意を汲み頷く。
父まりさは、親ゆである自分達は雑草を、子ゆ達にチョコレートを配る。
子ゆ達は住んでいた公園でもたまにしか食べられなかったチョコレートに大喜び。
子ゆ達のゆっくりしている様子に腹を決めたようだ。
ここをすぐに出て行ったとしても子ゆ達は体力的にきつい上に、母れいむとお腹の赤ゆは母子ともに危険だろう。
ならばここで少しゆっくりした後、ここの人間に謝って出て行く。
もし人間が激高したら自分が時間を稼いで家族を逃がす。
父まりさはそう決意し、母れいむを見つめる。
その視線から母れいむは父まりさの意を汲み頷く。
父まりさは、親ゆである自分達は雑草を、子ゆ達にチョコレートを配る。
子ゆ達は住んでいた公園でもたまにしか食べられなかったチョコレートに大喜び。
「ちょこりぇーちょしゃん!あみゃあみゃだよ!れいみゅはゆっきゅりちゃべりゅよ!
はみゅっはみゅっがっつがつっはふっ ちーちあわちぇ~♪」
はみゅっはみゅっがっつがつっはふっ ちーちあわちぇ~♪」
「ゆゆ~ん♪ちょこれーとさんなのぜ~これはしあわせのちょこーとさんなのぜ~♪
がつっがっつく~っちゃく~っちゃしししししあわしあしあわせーーーーー!」
がつっがっつく~っちゃく~っちゃしししししあわしあしあわせーーーーー!」
「れいむはおなかいっぱいだからすこしでいいよ!いもーとたちにたくさんあげてね!」
「おねーしゃん…まりしゃもおなきゃいっぴゃいだきゃりゃちゅこちでいいのじぇ!
おちょーしゃんとおきゃーしゃんもちょきょりぇーちょしゃんたべちぇゆっきゅりしちぇにぇ!」
おちょーしゃんとおきゃーしゃんもちょきょりぇーちょしゃんたべちぇゆっきゅりしちぇにぇ!」
「おちび…まりさとれいむのおちびはと~ってもゆっくりしてるんだぜ きゅーとなゆっくりなんだぜ」
父まりさはおさげで子ゆ達を優しく、愛おしげになでなでする。
「ゆぴゅっゆきゃきゃっ くちゅぎゅっちゃいのじぇおちょーしゃん!ゆぴゃぴゃっゆゆ~ん♪
もっちょにゃーでにゃーでしちぇね!」
もっちょにゃーでにゃーでしちぇね!」
母れいむは自慢のもちもちほっぺで子ゆ達にすーりすーりする。
「ゆー…しゅーりしゅーり…おきゃーしゃんのもちもちほっぺしゃん…
とっちぇもあったきゃいのじぇ…やわりゃかーなのじぇ…まりしゃねみゅきゅにゃっちぇ…」
とっちぇもあったきゃいのじぇ…やわりゃかーなのじぇ…まりしゃねみゅきゅにゃっちぇ…」
皆がエサを食べ終えたのを見て、父まりさは家族に一眠りするよう伝えた。
自身は人間が来たらすぐに話しかけられるように布団の端に陣取ってはいたが、
さすがの一家の長でも決死の逃避行の疲労には勝てず、泥のように眠ってしまったのだった。
自身は人間が来たらすぐに話しかけられるように布団の端に陣取ってはいたが、
さすがの一家の長でも決死の逃避行の疲労には勝てず、泥のように眠ってしまったのだった。
…ユワ…ア…ャアミ…アワチ…ー…ユゲップ>
青年が居間に戻ってくる。
電話は休日出勤をしている社員からであった。
青年は内心で、休日まで熱心なのは結構なことだがちゃんと休んでいる人間まで巻き込まないでもらいたい、と思うが口には出さない。
電話をしながら、お湯を沸かし、ティーポットとカップを温め、と準備をしておく。
何やかやで数十分は時間を使ってしまった。
温まらないように一旦はケーキを冷蔵庫にしまうべきだった、と青年は軽く後悔する。
通話を終え、紅茶を淹れて居間へと向かう。
するとどうしたことか、どうしたことなのか、ケーキが黒い。
そっと近づき、テーブルに紅茶などを置き、青年はじっくり考える。
いやケーキが黒いというか黒いケーキも世の中にはあるだろうしケーキの中には黒いものあるのに
そもそもケーキというものは自分が買ったケーキは赤いとか茶色とかイエローケーキはちがうか白とか
こんななに?丸くて黒いというより小豆色でもったりとしていてよく見るとうっすら粉っぽいまるで餡子のような
電話は休日出勤をしている社員からであった。
青年は内心で、休日まで熱心なのは結構なことだがちゃんと休んでいる人間まで巻き込まないでもらいたい、と思うが口には出さない。
電話をしながら、お湯を沸かし、ティーポットとカップを温め、と準備をしておく。
何やかやで数十分は時間を使ってしまった。
温まらないように一旦はケーキを冷蔵庫にしまうべきだった、と青年は軽く後悔する。
通話を終え、紅茶を淹れて居間へと向かう。
するとどうしたことか、どうしたことなのか、ケーキが黒い。
そっと近づき、テーブルに紅茶などを置き、青年はじっくり考える。
いやケーキが黒いというか黒いケーキも世の中にはあるだろうしケーキの中には黒いものあるのに
そもそもケーキというものは自分が買ったケーキは赤いとか茶色とかイエローケーキはちがうか白とか
こんななに?丸くて黒いというより小豆色でもったりとしていてよく見るとうっすら粉っぽいまるで餡子のような
「これ餡子だぁっぁぁぁっぁぁーーー!!!」
青年は大きくのけぞった。
青年はへっぴり腰でそっと近づき、観察してみる。
ご丁寧にケーキの箱に丸々収まるように餡子が置いてある。
ケーキの上に餡子がどっさり乗せられているのではない。
ケーキの箱なのにケーキが入っているのではなく、入っているのは餡子だ。
何が何だか、何をどうすればこうなるのか、青年にはさっぱりわからない。
青年は震える手で箱を閉じて持ち上げてみる。
あは、ケーキとほぼ同じ重さだ。
ナニこの錬金術、錬餡術?いや練餡術か?
などとアホなことを青年が考えていると、開け放ったままのサッシ窓の外、庭と呼べる場所に奇妙な物体が並んでいる事に気が付く。
中身はただの餡子なのに意思をもって喋ったり、動いたりする生き物(?)、ゆっくりだ。
青年は思考は千々に乱れる。
そうだね 考えるまでもなかったよね こんなことできるの こいつらくらいのものだよね
ご丁寧にケーキの箱に丸々収まるように餡子が置いてある。
ケーキの上に餡子がどっさり乗せられているのではない。
ケーキの箱なのにケーキが入っているのではなく、入っているのは餡子だ。
何が何だか、何をどうすればこうなるのか、青年にはさっぱりわからない。
青年は震える手で箱を閉じて持ち上げてみる。
あは、ケーキとほぼ同じ重さだ。
ナニこの錬金術、錬餡術?いや練餡術か?
などとアホなことを青年が考えていると、開け放ったままのサッシ窓の外、庭と呼べる場所に奇妙な物体が並んでいる事に気が付く。
中身はただの餡子なのに意思をもって喋ったり、動いたりする生き物(?)、ゆっくりだ。
青年は思考は千々に乱れる。
そうだね 考えるまでもなかったよね こんなことできるの こいつらくらいのものだよね
いひ
えへ
あは 4
かゆい
うま
うふ
えへ
あは 4
かゆい
うま
うふ
青年は、錯乱のあまりないはずの暖簾をかき分ける仕草とともに、庭のゆっくり達に向かって叫んだ。
「このケーキを食ったのは誰だあっ!!」
「「「ゆぷっぴぃっ!」」」(*1))
庭で眠っていたゆっくり達は突然の怒声に目を覚まし、驚きの余りしーしーを漏らしてしまう。
父まりさも飛び起きた。
実は父まりさも驚いて少ししーしーを漏らしてしまったのは秘密だ。
漏れたしーしーをおさげでさりげなく拭いつつも、父まりさは周囲を見回す。
家族は…いる。全員居る。
しーしーを漏らして布団を更に汚しつつも、全員眠たげにおさげやもみあげで目をこすっている。
父まりさはホッと息をつきつつ、徐々に餡子脳が回り始める。
何故自分たちは起きたのか、自分達はどこにいるのか、そして自分のなすべきことを思い出し始める。
更に、大きな音を発したもの、それが何であるのかを考え、青年と目が合った。
その青年はとてもゆっくりしていない顔をしている。
父まりさは思い出す。
自分がしなくてはいけないこと、
父まりさも飛び起きた。
実は父まりさも驚いて少ししーしーを漏らしてしまったのは秘密だ。
漏れたしーしーをおさげでさりげなく拭いつつも、父まりさは周囲を見回す。
家族は…いる。全員居る。
しーしーを漏らして布団を更に汚しつつも、全員眠たげにおさげやもみあげで目をこすっている。
父まりさはホッと息をつきつつ、徐々に餡子脳が回り始める。
何故自分たちは起きたのか、自分達はどこにいるのか、そして自分のなすべきことを思い出し始める。
更に、大きな音を発したもの、それが何であるのかを考え、青年と目が合った。
その青年はとてもゆっくりしていない顔をしている。
父まりさは思い出す。
自分がしなくてはいけないこと、
「ずみまぜんっ!!すみばぜん!どうか!どうかゆるじてくださいっ!すぐにでていぎまずっ!どうか!どうか!!」
この庭の所有者である人間に謝罪する。
何としても、父の威厳を失い例え子ゆ達に軽蔑されようとも、自分が人間に潰されようとも、
子ゆ達だけは、自分の餡を受け継ぐ子ゆ達だけは、逃がさなければならない。
自分の親ゆから受け継いだ大切な餡を自分の代で絶やしてしまうなんて、そんなこと絶対にあっちゃいけない。
何としても、父の威厳を失い例え子ゆ達に軽蔑されようとも、自分が人間に潰されようとも、
子ゆ達だけは、自分の餡を受け継ぐ子ゆ達だけは、逃がさなければならない。
自分の親ゆから受け継いだ大切な餡を自分の代で絶やしてしまうなんて、そんなこと絶対にあっちゃいけない。
「どうか!どうかっ!まりざはどうなっでもいいです!どうかっおちびたちだけはっ!どうか!みのがしでくだざいっっ!」
庭の芝生に顔をこすり付け、顔にちくちくと芝が刺さって痛む父まりさに青年は意外な言葉を放つ。
青年の怒声に驚いて目を覚ましたゆっくり達の内、親と思われる最も体が大きいまりさが青年の足元に駆け寄って来て謝罪を始めた。
謝っているということはこの親まりさがケーキを食べたのだろうか。
謝っているということはこの親まりさがケーキを食べたのだろうか。
「俺のケーキを食べたのは君なのか?」
震える声で青年は疑問をそのまま親まりさにぶつけるが、親まりさは顔を上げて呆けた表情をする。
青年は餡子が詰まった箱を親まりさに突きつける。
青年は餡子が詰まった箱を親まりさに突きつける。
「匂いを嗅いでみてくれ。」
親まりさは ? という表情をしながらも大人しく青年が差し出した箱の匂いを嗅ぐ。
「ゆぶっくしゃいぃぃぃおにいさぁぁんこれうんうんなんだぜぇぇぇ
うんうんをはこにとっておくなんておにぃさんはへんたいさんなんだぜぇぇぇぇ?」
うんうんをはこにとっておくなんておにぃさんはへんたいさんなんだぜぇぇぇぇ?」
「やっぱりか…。」
青年は言い募る。
「あのテーブルに!ちゃんと置いてあったケーキだ!君らの言うあまあまだよあまあま!
少し目を離した隙にケーキがなくなって!君らのうんうんになってんだ!
君らが俺のケーキを食べてその場でうんうんをしたってことだろうが!」
少し目を離した隙にケーキがなくなって!君らのうんうんになってんだ!
君らが俺のケーキを食べてその場でうんうんをしたってことだろうが!」
青年は、目の前の饅頭を今すぐにでも磨り潰したい衝動を必死に抑えながら、尋問する。
食べる場所と排便する場所はネコでも分けるわどあほうがっ、と罵倒も忘れない。
大声でまくし立てる青年が恐ろしいのか小さなゆっくり達は、こちらも親と思われる、大きなゆっくりれいむの周りで縮こまっている。
親まりさは青年の意をゆっくり理解したのか、あまあまがなんのことかわからない、と主張しつつもひたすら謝り続けている。
食べる場所と排便する場所はネコでも分けるわどあほうがっ、と罵倒も忘れない。
大声でまくし立てる青年が恐ろしいのか小さなゆっくり達は、こちらも親と思われる、大きなゆっくりれいむの周りで縮こまっている。
親まりさは青年の意をゆっくり理解したのか、あまあまがなんのことかわからない、と主張しつつもひたすら謝り続けている。
「というか何をそんなに謝っ…」
青年も状況をゆっくり理解し始める。。
何故ゆっくりが庭にいるのか、何故この親まりさは謝っているのか、というまず最初に抱くべき疑問。
そしてゆっくり達が乗っているものがなんなのか、ようやく気づく。
何故ゆっくりが庭にいるのか、何故この親まりさは謝っているのか、というまず最初に抱くべき疑問。
そしてゆっくり達が乗っているものがなんなのか、ようやく気づく。
「俺の布団…」
青年は脱力して膝をつく。
怒りを通り越して何も言えない。
この布団は青年が朝、ケーキを買いに行く前に、天気が良いからと二階のベランダに干しておいたものだ。
青年は深く項垂れながら思い返す。
ケーキを買って帰ってきた時には布団は落ちていなかった。
玄関から家に入り、暖かいので居間のサッシ窓を開けた時も落ちてはいなかった。
ということはケーキの箱を開けて、会社からの電話を受け、キッチンに立っていた数十分程の間に布団は落ちてきた?
いや、今は冷静に布団が落ちたタイミングを考えている場合ではない、と頭を上げる。
庭にはこの事態を直接引き起こしたと思われるゆっくり達がいた。
怒りを通り越して何も言えない。
この布団は青年が朝、ケーキを買いに行く前に、天気が良いからと二階のベランダに干しておいたものだ。
青年は深く項垂れながら思い返す。
ケーキを買って帰ってきた時には布団は落ちていなかった。
玄関から家に入り、暖かいので居間のサッシ窓を開けた時も落ちてはいなかった。
ということはケーキの箱を開けて、会社からの電話を受け、キッチンに立っていた数十分程の間に布団は落ちてきた?
いや、今は冷静に布団が落ちたタイミングを考えている場合ではない、と頭を上げる。
庭にはこの事態を直接引き起こしたと思われるゆっくり達がいた。
後編に続きます。