ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1299 僕はゲスが嫌いだ
最終更新:
ankoss
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初SSです。ゆっくり新参です。
そのため、お見苦しい点は多々あるかと思いますが
寛大なお心持で読んでいただければ幸いです。
たぶんゆ虐はあっけないです。ひょっとしたら人間成分が多いかもしれませんが、
一応「ゆ虐」で書いたのでこちらに投稿しました。
名前はまだありません。
それでは
● ● ●
僕の住む街には野良ゆっくりが多い。愛で派の町民が多いからだ。
さらに、「ゆっくりは好きだけど家で飼えない」「でも、あまあまをあげたい」
という中途半端な奴が多数いるため、ゲス化したゆっくりも多い。
僕は、ゆっくりという生物が嫌いだった。
存在していいものだと思っていなかった。
親が愛で派なのが辛かった。
しかし、親が金バッジのちぇんを飼い始め、ゆっくりが嫌いなのではなく「ゲス」が嫌いだと気付いた。
ゲスの多い街で育ったために長年勘違いしていたようだった。
僕はきちんと躾されているちぇんを可愛がったし、ちぇんも僕に懐いてくれた。
だが、家でちぇんを可愛がっていたので、必然的に僕は親の目には「ゆっくり愛で派」だと映ってしまった。
そのため、公にゲス共を虐待できないのが辛かった。
今夜も親の目を盗み、友人と共に夜の「狩り」に出かける……
● ● ●
「ちくしょう、最近また知恵をつけてきたからなかなかつかまらないぜ」
友人のひとりがぼやく。
ここは住宅街から少し離れた山の中。山といっても「丘」と称していいような可愛いものだ。
おうちに手ごろな木の生えた、人間の手の届かない場所。逆に言えば、
少々騒いでも他人にばれない様な絶好の狩り場。昼は街を我が物顔で闊歩するゲス共が夜にはここに帰ってくる。
ここのところ毎日「狩って」いたので、あまあまを罠にしたり、「ゆっくりしていってね!!」と
あいさつしたりしたくらいでは警戒したゆっくりは出てこなくなってしまっていた
(時々、馬鹿な赤ゆ子ゆ、餓死寸前のゆっくりは出てきた)。
「しょうがない。狐、呼ぼうぜ」
「狐」とは、同じクラスの女子のあだ名だ。切れ長の吊り目に少し上がった口角からそう呼ばれていたが、
ゆっくりを誘い出す際の狡猾さ、「ゆっくりできるおねえさん」への変化っぷりこそ、彼女の「狐」たる所以であった。
しばらくすると、自転車に乗って彼女がやってきた。
「今夜もよろしくな」
「うん。もう策は練ってあるわ。みんな、これを見て」
そう言って彼女は懐から輝く小さなモノを取り出した。
「あっ、金バッジ……」
「ええ。さすがに本物を用意するのは無理だったけど……。どう??ゆっくりくらいなら騙せそうな出来栄えじゃない??」
「でも金バッジ偽造は……」
「ばれなければ、いいの。じゃ、ちょっと隠れててね」
彼女は一方的に話を切り歩みだした。色々と言いたいことはあったが、しかたなしに茂みに身をひそめた。
● ● ●
「みんな、警戒しないでゆっくり聞いてね。おねーさんは今、飼いゆが欲しいの。
気に入ったゆっくりにだったらこの金バッジをすぐにでもあげるわ。番や子連れでも家族みーんな引き受けてあげる。
あまあまは好き放題むーしゃむーしゃさせてあげるし、奴隷も沢山あてがってあげるわよ。
もし飼いゆになりたかったら私の前に出てきてパフォーマンスしてみせて」
彼女は所々にゆっくり特有の言い回しを使いつつ、そう言った。
なんてことはない、ただ「簡単な嘘をついただけ」。
しかし、金バッジ効果はかなりのものだったようだ。警戒しながらもゆっくりが数匹近寄ってきた。
「おねえさん、ほんとうにかいゆにしてくれるの?」
「きんバッジさんをみせてくれたらしんじてやるのぜ。」
「わかるよー、このきんバッジさんはほんものだよー。」
「むきゅ、どうやらこのにんげんさんはほんとうにかいゆにしてくれるようね。」
本物そっくりの偽金バッジと彼女の微笑みで、ゆっくり達は信じきっているようだった。
「おい、狐、もう行ってもいいか!?」
待ちきれない様子の友人が小声で聞いたが、
「まだ。単体しか出てきてないし、逃げ道を断ってない。もう少し待って。」
と、至極迷惑そうな顔でこう返されてしまった。
僕としてもゲスが出てこないことには始まらない。彼女の作戦が終わるのを待った。
● ● ●
「れいみゅはおうたがじょうじゅだよ♪ゆ~ゆゆ~♪」
「まりさのかっこいいおかおでおねえさんはいちころなのぜ!」
「とかいはなありすがおねえさんのおへやをこーでぃねーとしてあげるわ。」
「おねーさんはあしがはやいちぇんをかってくれるんだよねー、わかるよー。」
しばらく待つと、番やらシングルマザーやら子ゆやら色々と出てきた。そして、
「ちょっとぉぉぉ!!おちびちゃんがあぴーるするんだからそこをどきなさいよぉぉぉ!!
このくそねこ!!」
ドンッッ!!
「わがらないよーーーーー!!」「えれえれ」
期待通りゲスが出てきた。れいむとまりさの番で、赤れいむと子まりさを連れている。
ちぇんを突き飛ばして狐の前にやってきた。(ぱちゅりーが巻き添えを食らっていた。)
「うちのかわいいおちびちゃんをみてね!よそみしたらせいっさいっするよ!!」
「まりさはつよいんだぜ!せいっさいっされたくなかったら、れいむとまりさとおちびちゃんたちを
かいゆにするんだぜ!」
「くちょばばぁ!はやきゅれいみゅにあみゃあみゃもってきょい!」
あんなゴミのどこが「かわいい」んだか。感性を疑う。まあ、餡子脳だからしかたないか。
気がつくと、いつの間にかゆっくり達がやってきた小道をネットが塞いでいた。
「OKよ、みんな。」
狐の声と同時に、ヒャッハータイムが始まった。
● ● ●
ごぶちゅっ
水っぽい破裂音があたりに響く。
友人の足元には踏みつぶされたありすがカスタードを撒き散らして息絶えていた。
「「「ヒャッハー!!!」」」
「「「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!にんげんさんだぁぁぁぁぁ!!!」」」
後はもうめちゃくちゃだった。
殴る、蹴る、潰す、投げる……
次々とゆっくりの死骸が出来上がってゆく。
「どぼじでがえれないのぉぉぉぉぉ!!!」
「あみさんどいてねー!!わがらないよーー!!わがりだぐないよーーー!!」
道は他にもあるだろうに……。自分たちが来た道でないと帰れないとでも思っているのだろうか。
その間にも友人たちは殺戮を繰り返している。相当ストレスが溜まっていたようだ。
「くそばばぁぁ!!ゆっくりわらってみてないではやくれいむをたすけろぉぉぉ!!」
「とっととここからひなんさせるんだぜ!!きんバッジよこさないばばぁはゆっくりしないでしね!!」
「ぎょわいよぉぉぉぉ!!おぎゃあしゃぁぁぁぁん!!ゆっきゅりちにゃいでちゃしゅけりょぉぉぉ!!!」
「じにだぐないんだじぇぇぇぇぇ!!!」
ゲスの家族を発見した。狐に対して暴言を吐いたうえに、自分のことしか考えていないようだ。
しかもこんなときにまで金バッジを要求しているとはなんと愚かなのだろう。友人に殺害される前に制裁しなければ。
僕はゲス家族を狩り場から隔離し、茂みにあらかじめ用意してあったごみ袋の中にぞんざいに放り投げた。
ごみは然るべき場所に。
「ゆべっ」
「おちょらを」
「ちょっとぉぉぉ!!!もっとていねいにあつかいなさいよぉぉぉ!!れいむをころすきなの!?ばかなのしぬの!?」
「もっとはやくたすけろ、くそじじい!!」
うんうん、そういう言葉を待っていた。それでこそ虐殺のしがいがあるってもんだ。
子供二匹はとじこめたまま、まず、逃げ回られると面倒なので親の足をライターで焼く。
「ゆぎゃあぁぁぁぁ!!!!あづいよぉぉぉぉぉ!!!」
「ばりざのがっごいいあんよがぁぁぁぁぁ!!!」
じりじりという音とともに香ばしい香りが辺りに漂う。足焼きゆっくりの出来上がりだ。
僕をあらゆる言葉を使って罵倒してくる半泣きの親を無視し、子まりさ、赤れいむを取り出す。
「きたないてでおちびちゃんにさわるな!!」
「はなちぇ!」「やめるんだじぇ!げす!!おかあしゃん、とっととたしゅけろお!!」
どっちがゲスだ。親のあのざまを見てまだそこに助けを求めるか。突発的に子まりさの帽子に火を放ってしまった。
「ばりざのがっごいいおぼうじざんがぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!ひさんはゆっぐりしないでぎえろぉぉぉ!!!」
帽子についた火を消そうとのたうち回る子まりさ。その間にも帽子を脱ごうとしないのだから、よほど大切なんだろう。
「おちびちゃぁぁぁぁん!!おぼうしをぬいでぇぇぇぇぇ!!」
「おぼうしをぬがないと、えいえんにゆっくりしてしまうのぜぇぇぇぇ!!」
脱いだら自分の子供だと分からなくなるくせに。
「ゆぐ……お……ぼお…ぢ…」
あっ……。ちくしょう、もう少し考えていじめればよかった。もう焦げて死にかけだ。
「も゛っ……ゆ゛っ…ぐじ…『ぐちゃっ!』びゅびゅらっ」
「「おぢびぢゃぁぁぁぁぁぁん!!!」」
勝手に死なれても困るので、しかたなく踏み潰してあげた。焼け焦げた皮から餡子が飛び散り、靴にこびり付いた。
汚い。最悪だ。オレンジジュースを持ってきていればよかった……。
いたしかたない。赤れいむで遊ぶとする。
「じじい!はなちぇぇぇ!!」
体をぷるぷると震わせ抵抗する饅頭。「ぷくーっ」とやっているつもりなのか、時々輪郭が歪む。
見ているといらつくので握る力を強める。
「ちゅびゅれりゅぅぅぅぅぅ!!だじゅげりょぉぉ……」
みるみるうちに顔(?)が真っ赤になり、口から尻から少量の餡子が漏れ出している。
もうそろそろ目も飛び出そうだ。
「やめるんだぜじじい!まりさをおこらせるとこわいのぜ!とっととおちびちゃんをはなせぇぇぇ!!」
下手に出るということを知らないのだろうか。
まりさの目の前に赤れいむを持って行き、さらに強く握る。
ぽろん
あっけなく両目が地面に落ちた。
口からはダムが決壊したかのように餡子が流れ、しーしーが細切れに出て、もう皮が黒ずんできている。
そのまま一気に爪をたて、握りつぶした。饅頭をつぶした「ぷぢゅっ」という感覚は、気持ち悪くて嫌になった。
勢いよく飛び出した餡子がまりさに降りかかる。
「おぢびぢゃんのあんこがぁ゛ぁ゛ぁ゛えれえれえれえれえれ」
わが子の体液から滲みだす死臭に耐え切れず、まりさは餡子を吐きだした。
追い打ちをかけるように、手にこびり付いた赤ゆの残骸をまりさの口に突っ込む。
「むぐろ゛っっえ゛れ゛え゛れ゛」
「ばでぃざぁぁぁぁ!!ゆっぐじじでぇぇぇぇぇ!!!」
もう半分は餡子を吐きだしてしまったようで、まりさの体は醜く凋んでいた。
「ほら、もう餡子が出ないように蓋してやるよ」
まりさの帽子をはぎ取り、カッターで引き裂いて口にねじ込んだ。
「ばりざのおぼうしがあぁぁぁ!!!ゆっぐじでぎなぃぃぃいい!!!」
「もがもが」
そして、ガムテープでまりさの口を固定した。
「おい、泥饅頭」
「でいぶは泥饅頭じゃないよぉぉ!!」
「おまえのリボンをよこせばまりさは助けてやる。よこさなければ踏み潰す。どうする?」
「でいぶがおりぼんさんをあげるわけないでしょぉぉぉぉ!!!
はやくそのてーぷさんをはあがしてあげなさいよぉぉぉ!!しんじゃうでしょぉぉぉ!!」
即答だった。その上なんて身勝手な回答だろう。
「わかったわかった。ほら。」
ガムテープを乱暴に引っ張ると、皮も一緒についてきた。
当然、口内からはボロキレと化した帽子と多量の餡子が流れ出し、
砂糖水を眼やシモから垂れ流し、まりさは絶命した。
「ばでぃざぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!」
「手前の願いどおりにしたら永遠にゆっくりしちゃったな。夫を殺すとはひでぇ饅頭だ。」
「でいぶはわるくないでしょぉぉぉ!!!ゆっくりごろしのじじいはしねぇぇぇ!!!」
家族を皆殺されてもまだ毒づく。これだからゲスは…………殺し甲斐がある。
とりあえず、リボンを奪う。喚いても無視。先程と同様に目の前で切り刻む。絶望。
続いて揉み上げ。黒髪。刈っていくと、禿げ饅頭が出来上がった。恥辱に顔が歪んでいる。気持ち悪い。
こちらを睨んできたので、片目をくり抜いた。
「どぼじでかたほうまっくらなのぉぉ!!?」
くり抜いたからだ。
「どぼじで……こんなめに……」
ゲスだからだ。
「がわいいでいぶがどぼじで…………がわいぐっで、ごべんね……」
意味不明の「かわいいアピール」をするな。
もうこれ以上我慢できなかった。右半分を踏み潰し半殺しにし、近くのため池に放り込んで、
溶けて無くなるまで苦しむ様をじっくりと鑑賞した。
● ● ●
「ふう……」
一息ついた。
今日はいつもよりいらついていたせいか、ゆっくりを早く殺してしまった。
それにオレンジジュースも忘れてくるし……少々消化不良だ。
それでも、ゲス一家を虐殺できて満足した。
「終わった?」
狐がこちらにやってくる。
「うん。みんなは?」
「もう先に帰っちゃったわ。あれだけハイペースに殺してたらすぐに終わっちゃうもの」
「そっか。……薄情だなあ……」
「私がいるし、いいじゃない」
「ん。後から呼ばれて来たのにね」
「ねえ」
「なに?」
「お願いがあるんだけど……いい?」
「うん。わざわざ夜中に呼び出しちゃったし。なに?」
「としあき君ちのちぇん殺させて」
「……………は?」
「としあき君ちのちぇん殺させてよ」
「……なんで」
「私ね、可愛がられて育てられたゆっくりとか金バッジとか善良とか殺したいの。育てた奴の前で殺したいの。
殴って叩いて蹴って投げて潰して打って抉って刺して切って捻って千切って噛んで
絞って弾いて焼いて溶かして吊るして削って挟んで奪って嬲って嘲笑って苦しませたいの。
そのゆっくりを見せつけて絶望させたいの。としあき君にはわからないよね。だってとしあき君は
「ゲスなゆっくりが嫌いで殺してる」んじゃなくて「ゲスな態度をとってくる殺せる奴がゆっくり」だから
殺してるんだもんね。人間や動物じゃどんなにゲスな態度とられていらついても殺せないんだもん。
としあき君は「ストレス発散でゆっくり殺してる奴らとは違う」と思ってるかもしれないけど、同じだよ。
その場でストレス作ってその場で発散してるだけ。私は違う。趣味なの。良いゆっくり殺すのにこの上なく
快感を感じてるの。ストレス発散みたいに「飽きたから他の方法で」っていうのができないの。これだけなの。
最近全然殺せてない。街はゲスが多くて。ゲスとかただのゆっくりとか殺す気すら起きない。つまんない。
なのにとしあき君たちはそれを私の前で楽しそうに殺すの。ずるい。私だって楽しみたい。だからお願い。
ちぇん殺させて。それ見てて。いつも協力してあげたじゃない。いいでしょ。
…………………………わかった。今日は帰るね。でも、考えといてね。楽しみにしてるから。ばいばい。」
● ● ●
僕は家に帰った。
ちぇんが寝てた。
起こした。
「むにゃ……おにーさん、どーし
僕は尻尾を持っ
「おそらをとん
ちぇんは床
「わがらな
僕はちぇんを掴ん あ゛ あ゛
あ゛あ゛ あ゛ あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛ あ゛
あ゛
あ゛ あ゛
―end―
そのため、お見苦しい点は多々あるかと思いますが
寛大なお心持で読んでいただければ幸いです。
たぶんゆ虐はあっけないです。ひょっとしたら人間成分が多いかもしれませんが、
一応「ゆ虐」で書いたのでこちらに投稿しました。
名前はまだありません。
それでは
● ● ●
僕の住む街には野良ゆっくりが多い。愛で派の町民が多いからだ。
さらに、「ゆっくりは好きだけど家で飼えない」「でも、あまあまをあげたい」
という中途半端な奴が多数いるため、ゲス化したゆっくりも多い。
僕は、ゆっくりという生物が嫌いだった。
存在していいものだと思っていなかった。
親が愛で派なのが辛かった。
しかし、親が金バッジのちぇんを飼い始め、ゆっくりが嫌いなのではなく「ゲス」が嫌いだと気付いた。
ゲスの多い街で育ったために長年勘違いしていたようだった。
僕はきちんと躾されているちぇんを可愛がったし、ちぇんも僕に懐いてくれた。
だが、家でちぇんを可愛がっていたので、必然的に僕は親の目には「ゆっくり愛で派」だと映ってしまった。
そのため、公にゲス共を虐待できないのが辛かった。
今夜も親の目を盗み、友人と共に夜の「狩り」に出かける……
● ● ●
「ちくしょう、最近また知恵をつけてきたからなかなかつかまらないぜ」
友人のひとりがぼやく。
ここは住宅街から少し離れた山の中。山といっても「丘」と称していいような可愛いものだ。
おうちに手ごろな木の生えた、人間の手の届かない場所。逆に言えば、
少々騒いでも他人にばれない様な絶好の狩り場。昼は街を我が物顔で闊歩するゲス共が夜にはここに帰ってくる。
ここのところ毎日「狩って」いたので、あまあまを罠にしたり、「ゆっくりしていってね!!」と
あいさつしたりしたくらいでは警戒したゆっくりは出てこなくなってしまっていた
(時々、馬鹿な赤ゆ子ゆ、餓死寸前のゆっくりは出てきた)。
「しょうがない。狐、呼ぼうぜ」
「狐」とは、同じクラスの女子のあだ名だ。切れ長の吊り目に少し上がった口角からそう呼ばれていたが、
ゆっくりを誘い出す際の狡猾さ、「ゆっくりできるおねえさん」への変化っぷりこそ、彼女の「狐」たる所以であった。
しばらくすると、自転車に乗って彼女がやってきた。
「今夜もよろしくな」
「うん。もう策は練ってあるわ。みんな、これを見て」
そう言って彼女は懐から輝く小さなモノを取り出した。
「あっ、金バッジ……」
「ええ。さすがに本物を用意するのは無理だったけど……。どう??ゆっくりくらいなら騙せそうな出来栄えじゃない??」
「でも金バッジ偽造は……」
「ばれなければ、いいの。じゃ、ちょっと隠れててね」
彼女は一方的に話を切り歩みだした。色々と言いたいことはあったが、しかたなしに茂みに身をひそめた。
● ● ●
「みんな、警戒しないでゆっくり聞いてね。おねーさんは今、飼いゆが欲しいの。
気に入ったゆっくりにだったらこの金バッジをすぐにでもあげるわ。番や子連れでも家族みーんな引き受けてあげる。
あまあまは好き放題むーしゃむーしゃさせてあげるし、奴隷も沢山あてがってあげるわよ。
もし飼いゆになりたかったら私の前に出てきてパフォーマンスしてみせて」
彼女は所々にゆっくり特有の言い回しを使いつつ、そう言った。
なんてことはない、ただ「簡単な嘘をついただけ」。
しかし、金バッジ効果はかなりのものだったようだ。警戒しながらもゆっくりが数匹近寄ってきた。
「おねえさん、ほんとうにかいゆにしてくれるの?」
「きんバッジさんをみせてくれたらしんじてやるのぜ。」
「わかるよー、このきんバッジさんはほんものだよー。」
「むきゅ、どうやらこのにんげんさんはほんとうにかいゆにしてくれるようね。」
本物そっくりの偽金バッジと彼女の微笑みで、ゆっくり達は信じきっているようだった。
「おい、狐、もう行ってもいいか!?」
待ちきれない様子の友人が小声で聞いたが、
「まだ。単体しか出てきてないし、逃げ道を断ってない。もう少し待って。」
と、至極迷惑そうな顔でこう返されてしまった。
僕としてもゲスが出てこないことには始まらない。彼女の作戦が終わるのを待った。
● ● ●
「れいみゅはおうたがじょうじゅだよ♪ゆ~ゆゆ~♪」
「まりさのかっこいいおかおでおねえさんはいちころなのぜ!」
「とかいはなありすがおねえさんのおへやをこーでぃねーとしてあげるわ。」
「おねーさんはあしがはやいちぇんをかってくれるんだよねー、わかるよー。」
しばらく待つと、番やらシングルマザーやら子ゆやら色々と出てきた。そして、
「ちょっとぉぉぉ!!おちびちゃんがあぴーるするんだからそこをどきなさいよぉぉぉ!!
このくそねこ!!」
ドンッッ!!
「わがらないよーーーーー!!」「えれえれ」
期待通りゲスが出てきた。れいむとまりさの番で、赤れいむと子まりさを連れている。
ちぇんを突き飛ばして狐の前にやってきた。(ぱちゅりーが巻き添えを食らっていた。)
「うちのかわいいおちびちゃんをみてね!よそみしたらせいっさいっするよ!!」
「まりさはつよいんだぜ!せいっさいっされたくなかったら、れいむとまりさとおちびちゃんたちを
かいゆにするんだぜ!」
「くちょばばぁ!はやきゅれいみゅにあみゃあみゃもってきょい!」
あんなゴミのどこが「かわいい」んだか。感性を疑う。まあ、餡子脳だからしかたないか。
気がつくと、いつの間にかゆっくり達がやってきた小道をネットが塞いでいた。
「OKよ、みんな。」
狐の声と同時に、ヒャッハータイムが始まった。
● ● ●
ごぶちゅっ
水っぽい破裂音があたりに響く。
友人の足元には踏みつぶされたありすがカスタードを撒き散らして息絶えていた。
「「「ヒャッハー!!!」」」
「「「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!にんげんさんだぁぁぁぁぁ!!!」」」
後はもうめちゃくちゃだった。
殴る、蹴る、潰す、投げる……
次々とゆっくりの死骸が出来上がってゆく。
「どぼじでがえれないのぉぉぉぉぉ!!!」
「あみさんどいてねー!!わがらないよーー!!わがりだぐないよーーー!!」
道は他にもあるだろうに……。自分たちが来た道でないと帰れないとでも思っているのだろうか。
その間にも友人たちは殺戮を繰り返している。相当ストレスが溜まっていたようだ。
「くそばばぁぁ!!ゆっくりわらってみてないではやくれいむをたすけろぉぉぉ!!」
「とっととここからひなんさせるんだぜ!!きんバッジよこさないばばぁはゆっくりしないでしね!!」
「ぎょわいよぉぉぉぉ!!おぎゃあしゃぁぁぁぁん!!ゆっきゅりちにゃいでちゃしゅけりょぉぉぉ!!!」
「じにだぐないんだじぇぇぇぇぇ!!!」
ゲスの家族を発見した。狐に対して暴言を吐いたうえに、自分のことしか考えていないようだ。
しかもこんなときにまで金バッジを要求しているとはなんと愚かなのだろう。友人に殺害される前に制裁しなければ。
僕はゲス家族を狩り場から隔離し、茂みにあらかじめ用意してあったごみ袋の中にぞんざいに放り投げた。
ごみは然るべき場所に。
「ゆべっ」
「おちょらを」
「ちょっとぉぉぉ!!!もっとていねいにあつかいなさいよぉぉぉ!!れいむをころすきなの!?ばかなのしぬの!?」
「もっとはやくたすけろ、くそじじい!!」
うんうん、そういう言葉を待っていた。それでこそ虐殺のしがいがあるってもんだ。
子供二匹はとじこめたまま、まず、逃げ回られると面倒なので親の足をライターで焼く。
「ゆぎゃあぁぁぁぁ!!!!あづいよぉぉぉぉぉ!!!」
「ばりざのがっごいいあんよがぁぁぁぁぁ!!!」
じりじりという音とともに香ばしい香りが辺りに漂う。足焼きゆっくりの出来上がりだ。
僕をあらゆる言葉を使って罵倒してくる半泣きの親を無視し、子まりさ、赤れいむを取り出す。
「きたないてでおちびちゃんにさわるな!!」
「はなちぇ!」「やめるんだじぇ!げす!!おかあしゃん、とっととたしゅけろお!!」
どっちがゲスだ。親のあのざまを見てまだそこに助けを求めるか。突発的に子まりさの帽子に火を放ってしまった。
「ばりざのがっごいいおぼうじざんがぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!ひさんはゆっぐりしないでぎえろぉぉぉ!!!」
帽子についた火を消そうとのたうち回る子まりさ。その間にも帽子を脱ごうとしないのだから、よほど大切なんだろう。
「おちびちゃぁぁぁぁん!!おぼうしをぬいでぇぇぇぇぇ!!」
「おぼうしをぬがないと、えいえんにゆっくりしてしまうのぜぇぇぇぇ!!」
脱いだら自分の子供だと分からなくなるくせに。
「ゆぐ……お……ぼお…ぢ…」
あっ……。ちくしょう、もう少し考えていじめればよかった。もう焦げて死にかけだ。
「も゛っ……ゆ゛っ…ぐじ…『ぐちゃっ!』びゅびゅらっ」
「「おぢびぢゃぁぁぁぁぁぁん!!!」」
勝手に死なれても困るので、しかたなく踏み潰してあげた。焼け焦げた皮から餡子が飛び散り、靴にこびり付いた。
汚い。最悪だ。オレンジジュースを持ってきていればよかった……。
いたしかたない。赤れいむで遊ぶとする。
「じじい!はなちぇぇぇ!!」
体をぷるぷると震わせ抵抗する饅頭。「ぷくーっ」とやっているつもりなのか、時々輪郭が歪む。
見ているといらつくので握る力を強める。
「ちゅびゅれりゅぅぅぅぅぅ!!だじゅげりょぉぉ……」
みるみるうちに顔(?)が真っ赤になり、口から尻から少量の餡子が漏れ出している。
もうそろそろ目も飛び出そうだ。
「やめるんだぜじじい!まりさをおこらせるとこわいのぜ!とっととおちびちゃんをはなせぇぇぇ!!」
下手に出るということを知らないのだろうか。
まりさの目の前に赤れいむを持って行き、さらに強く握る。
ぽろん
あっけなく両目が地面に落ちた。
口からはダムが決壊したかのように餡子が流れ、しーしーが細切れに出て、もう皮が黒ずんできている。
そのまま一気に爪をたて、握りつぶした。饅頭をつぶした「ぷぢゅっ」という感覚は、気持ち悪くて嫌になった。
勢いよく飛び出した餡子がまりさに降りかかる。
「おぢびぢゃんのあんこがぁ゛ぁ゛ぁ゛えれえれえれえれえれ」
わが子の体液から滲みだす死臭に耐え切れず、まりさは餡子を吐きだした。
追い打ちをかけるように、手にこびり付いた赤ゆの残骸をまりさの口に突っ込む。
「むぐろ゛っっえ゛れ゛え゛れ゛」
「ばでぃざぁぁぁぁ!!ゆっぐじじでぇぇぇぇぇ!!!」
もう半分は餡子を吐きだしてしまったようで、まりさの体は醜く凋んでいた。
「ほら、もう餡子が出ないように蓋してやるよ」
まりさの帽子をはぎ取り、カッターで引き裂いて口にねじ込んだ。
「ばりざのおぼうしがあぁぁぁ!!!ゆっぐじでぎなぃぃぃいい!!!」
「もがもが」
そして、ガムテープでまりさの口を固定した。
「おい、泥饅頭」
「でいぶは泥饅頭じゃないよぉぉ!!」
「おまえのリボンをよこせばまりさは助けてやる。よこさなければ踏み潰す。どうする?」
「でいぶがおりぼんさんをあげるわけないでしょぉぉぉぉ!!!
はやくそのてーぷさんをはあがしてあげなさいよぉぉぉ!!しんじゃうでしょぉぉぉ!!」
即答だった。その上なんて身勝手な回答だろう。
「わかったわかった。ほら。」
ガムテープを乱暴に引っ張ると、皮も一緒についてきた。
当然、口内からはボロキレと化した帽子と多量の餡子が流れ出し、
砂糖水を眼やシモから垂れ流し、まりさは絶命した。
「ばでぃざぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!」
「手前の願いどおりにしたら永遠にゆっくりしちゃったな。夫を殺すとはひでぇ饅頭だ。」
「でいぶはわるくないでしょぉぉぉ!!!ゆっくりごろしのじじいはしねぇぇぇ!!!」
家族を皆殺されてもまだ毒づく。これだからゲスは…………殺し甲斐がある。
とりあえず、リボンを奪う。喚いても無視。先程と同様に目の前で切り刻む。絶望。
続いて揉み上げ。黒髪。刈っていくと、禿げ饅頭が出来上がった。恥辱に顔が歪んでいる。気持ち悪い。
こちらを睨んできたので、片目をくり抜いた。
「どぼじでかたほうまっくらなのぉぉ!!?」
くり抜いたからだ。
「どぼじで……こんなめに……」
ゲスだからだ。
「がわいいでいぶがどぼじで…………がわいぐっで、ごべんね……」
意味不明の「かわいいアピール」をするな。
もうこれ以上我慢できなかった。右半分を踏み潰し半殺しにし、近くのため池に放り込んで、
溶けて無くなるまで苦しむ様をじっくりと鑑賞した。
● ● ●
「ふう……」
一息ついた。
今日はいつもよりいらついていたせいか、ゆっくりを早く殺してしまった。
それにオレンジジュースも忘れてくるし……少々消化不良だ。
それでも、ゲス一家を虐殺できて満足した。
「終わった?」
狐がこちらにやってくる。
「うん。みんなは?」
「もう先に帰っちゃったわ。あれだけハイペースに殺してたらすぐに終わっちゃうもの」
「そっか。……薄情だなあ……」
「私がいるし、いいじゃない」
「ん。後から呼ばれて来たのにね」
「ねえ」
「なに?」
「お願いがあるんだけど……いい?」
「うん。わざわざ夜中に呼び出しちゃったし。なに?」
「としあき君ちのちぇん殺させて」
「……………は?」
「としあき君ちのちぇん殺させてよ」
「……なんで」
「私ね、可愛がられて育てられたゆっくりとか金バッジとか善良とか殺したいの。育てた奴の前で殺したいの。
殴って叩いて蹴って投げて潰して打って抉って刺して切って捻って千切って噛んで
絞って弾いて焼いて溶かして吊るして削って挟んで奪って嬲って嘲笑って苦しませたいの。
そのゆっくりを見せつけて絶望させたいの。としあき君にはわからないよね。だってとしあき君は
「ゲスなゆっくりが嫌いで殺してる」んじゃなくて「ゲスな態度をとってくる殺せる奴がゆっくり」だから
殺してるんだもんね。人間や動物じゃどんなにゲスな態度とられていらついても殺せないんだもん。
としあき君は「ストレス発散でゆっくり殺してる奴らとは違う」と思ってるかもしれないけど、同じだよ。
その場でストレス作ってその場で発散してるだけ。私は違う。趣味なの。良いゆっくり殺すのにこの上なく
快感を感じてるの。ストレス発散みたいに「飽きたから他の方法で」っていうのができないの。これだけなの。
最近全然殺せてない。街はゲスが多くて。ゲスとかただのゆっくりとか殺す気すら起きない。つまんない。
なのにとしあき君たちはそれを私の前で楽しそうに殺すの。ずるい。私だって楽しみたい。だからお願い。
ちぇん殺させて。それ見てて。いつも協力してあげたじゃない。いいでしょ。
…………………………わかった。今日は帰るね。でも、考えといてね。楽しみにしてるから。ばいばい。」
● ● ●
僕は家に帰った。
ちぇんが寝てた。
起こした。
「むにゃ……おにーさん、どーし
僕は尻尾を持っ
「おそらをとん
ちぇんは床
「わがらな
僕はちぇんを掴ん あ゛ あ゛
あ゛あ゛ あ゛ あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛ あ゛
あ゛
あ゛ あ゛
―end―