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  • あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
  • 暴君の零

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

暴君の零

最終更新:2007年10月07日 20:48

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だれでも歓迎! 編集
ラクーンシティ。
今ではゾンビの巣窟と化した、夜の街。その上空を、一機のヘリが静寂を切り裂いて飛翔していた。ヘリは輸送用で、見れば機体後部のハッチは開いたままになっている。それは無論何かを投下するためだ。案の定ヘリは、暗いハッチの奥から鋼色の何かを投下した。
それは、大きなカプセルだ。健全な成人男性が入ってなお余裕がありそうな大きさのそのカプセルの中には、「怪物」が入っている。怪物の名は「暴君」。
それの目的は、外界に漏れ出た「ウイルス」の回収。
それの目的は、立ちふさがる敵を「排除」すること。
それの目的は、このラクーンから行きた人間を外に出さないこと。
鋼色のカプセルは地上に吸い込まれるように、高速で墜ちていく。だが、それは地上に墜落する前に、消失した。カプセルは地上にぶつかる轟音の代わりに静寂だけを残し、銀色の閃光に吸い込まれた。
「本部へ。T-01がロストした。スペア投下の許可を・・」

サモン・サーヴァントは、成功した。確かにこの成功までには十を超える失敗があったものの、そんなものは一度の成功の前にはカスのようなものだ。
ルイズは、確かな手応えを感じていた。杖を握る腕は喜びからか、かすかに震えている。杖の先端が向く先には黒煙が渦を巻き、晴れようとしている。ルイズはその黒煙の向こうにそそり立っているであろう、自らの使い魔の姿に目を輝かせた。

陣の上に立っていたのは、筒状の物体だった。2.5メートルはあろうかというそれは、ルイズの脳内に存在するいかなる物体のイメージとも合致しない。
「・・・なによこれ」
筒の表面には謎の文字が刻まれ、それが異界からやって来たものであることを示す。ルイズはゆっくりとそれに近づいて行く。一歩一歩大地を不確かな足取りで踏みしめ、あと数歩でそれに触れようかという時・・・不意にルイズは足下の違和感に気付き、足下を見る。白い煙が、ルイズの足首から下を覆い隠していた。それが筒の下部から出ていることに気付くのに、ルイズは数秒を要した。そしてその数秒が結果的に彼女を救った。
次の瞬間、乾いた音が周囲の生徒の雑談を止めた。小規模な爆発のような轟音と共に筒状の物体が、開いた。正面のハッチが2枚に分かれて開き、中にいるものの姿を露にする。
「・・・へい・・みん?」
ルイズはまたしてもぽやんとした声を上げた。
確かにそれはこの世界で言う「平民」に似ていないことも無い。だがそもそもそいつは人間と決定的に違う所があった。
肌が、濃い灰色なのだ。ルイズは亜人、という可能性も考える。だがそれにしてはちゃんとした服だって着ているし、異常な巨躯と曇りなき禿頭以外は、それは平民と行っても差し支えなかった。
だがそれはただの平民とは「雰囲気が」違った。まるで氷のような冷たい空気は、先ほどカプセルが放ったガスもあるだろうが、明らかに異常だ。口を開くことすらためらわれる静寂は、やがてかすかな恐怖へと変成される。周囲の生徒はそれを見つめていたが、やがて一人が腹を抱えて笑い出した。
「『ゼロ』が・・・あいつがまたやらかしたぜ!」
「へ、平民を召喚するなんてお笑い種だなぁヴァリエール!」
今思えば、彼らはその冷たい恐怖を吹き飛ばすために笑ったのかもしれない。

「暴君」は覚醒した。任務を遂げるべくかれはそのカプセルから一歩を踏み出そうとしたが、その前に彼は異変に気付いた。
明るい。
投下時刻は深夜のはずだ。そう記憶に刻まれている。それにここは、ラクーンとは大気の組成も異なる。
ここはラクーンではない。
暴君はそう認識し、やがて一歩を踏み出す。晴れた視界に捉えられるのは、ピンク色の美しい髪の子供と、それを取り巻く観衆。観衆達は子供を指差して笑っているようだったが、その言葉は英語ではなく、彼には理解不能だった。さらに言えば言葉だけでなく、この状況そのものが、今の彼には理解不能である。
何が起きた。
再び一歩を踏み出す間に、思考は展開される。
どうしたらいいだろうか。
暴君はここで、任務内容を再確認する。
ひとつ、敵の手に奪われた「G」を回収すること。(最優先事項)
ふたつ、ラクーンより脱出を試みるものを全て排除すること。
みっつ、生きている人間は、すべて抹殺すること。

彼は最優先事項である「G」の奪回のために、まずこの眼前の少女に話を聞くことにした。
使われなくなって久しい発声機能が起動される。

「『G』を知っているか」

ルイズの眼前に立った大男は、ルイズを見下ろして謎の言葉をしゃべった。
彼は明らかにルイズに語りかけているようだったが、ルイズに英語を理解出来るはずもない。
それよりもルイズは大きな問題を抱えていた。
使い魔と正常な会話が成立していない。つまり彼女は
「契約をしたいから少ししゃがんでくれる?」
ということも、
「あんたそのエラそうな態度はなんなの?」
を筆頭にする文句もこの大男に伝えることはできないのだ。先ほどから彼女は必死にやれ自分は高名な貴族だの、ここはトリステインだの叫んでいたが、大男は意に介さず同じ言葉をつぶやくばかり。
「何なのよコイツは・・」
ちょっと、あんたいいかげんにしなさいよ。
ルイズはそれを最後まで言い切れなかった。
ルイズは宙に浮いていた。大男が、ルイズの首を掴んで持ち上げたのだった。とたんに観衆の嘲笑や雑談は止み、驚嘆と恐怖に転じた。
「ゔぁ、ヴァリエール!」
観衆の中から声が聞こえる。暴れる足は宙を切り、喉を絞める5本の指が、正常に言葉をしゃべらせてくれない。そして空気が、彼女に正しく供給されなくなってきていた。
「っぐ・・・!!ちょ・・っとっ・・」
大男は彼女を離さない。
「はな・・しなさい・・よっ!」
ルイズは必死にもがくが、大男の力は緩まない。ルイズは同じ言葉を連呼する。
はなしなさい。はなしなさい。はなせ!
そして、彼女の要求は唐突にかなった。ただし、凄まじい痛みと衝撃を伴って。

大男はルイズをぶっきらぼうに放り投げた。小さな体は木の葉のように宙を舞って観衆のまっただ中へと落下する。
キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーはそれを見るなり着弾点へと駆け出した。
「ルイズ!」
彼女は小さな観衆達の輪の中でむせていた。その喉にはくっきりと指の跡が残っている。それほどの力で奴はルイズの首を締め上げたのだ。
後数秒奴が締めていたらこのか細い首はポキリと折れていたであろう。
「ルイズ、しっかりしなさい、ルイズ!」
キュルケはルイズの肩を揺さぶった。彼女は意識が飛びそうなのか、ぽう、という目をしてキュルケの顔を見つめていた。
「つぇる・・ぷすとー」
「ルイズ!早く逃げ---」
「後ろ!」
級友であるタバサの声が、聞こえた。その声の通りに後ろを振り向く。
「奴」が、こちらに歩いて来ていた。その動きにためらいは無く、先ほどまでかすかな恐怖であった場の空気はもはや殺気というまでに変貌している。
キュルケはおびえる自らを叱咤し、杖を敵に向けて構えた。そして、詠唱。
「!」
瞬間、爆発が起き火焔が「奴」を包んだ。至近距離での一撃、相手が人なら前進を灼かれて地面をのたうち回っているところだ。
だが奴は、停まらなかった。前進は再開されている。炎は所々でくすぶっているが、有効打には至っていない。
「何でっ・・!?」
キュルケは知らない。奴がまとうコートはアンブレラ社が技術の粋を集めて作り上げた対爆コートだということに。
至近距離からのグレネード・ランチャーの一撃にすら耐えることのできるそれに、その程度の炎は通用しない。
もちろん、キュルケはやろうと思えばそれ以上の炎を生成し、奴にぶつけることもできた。
だが、それは不可能だった。高位の呪文になればなるほど、呪文の詠唱時間は比例して長くなる。
奴がこちらに接近してくる前に、その呪文を唱え終わることは・・・不可能だった。
奴が踏み込む。先ほどの緩慢な歩行とは比べ物にならないスピードで。

「かっ、は」
瞬間、鋼鉄のブーツの一撃がキュルケを吹き飛ばした。
まるでエア・ハンマーを受けたかのような、否、それ以上の衝撃がキュルケを襲った。地上スレスレを舞った彼女は大地に叩き付けられる。
奴は健在だ。キュルケも先ほど彼女が心配したルイズのように、意識が朦朧としてきていた。
(ルイズ・・タバサ・・)

最後に彼女が聞いたのは、耳をつんざく悲鳴と足音だった。

逃げて行く。
観衆達が。
使い魔を連れることも忘れて、皆が恐怖に駆られて逃げて行く。
奴はそこに立っているだけだというのに。
勇敢な一部の生徒と使い魔は魔法を持って攻撃を試みた。だが、それも無駄に終わった。
恐怖に駆られ集中を乱した者の魔法など、彼の防御力の前に通用するはずも無い。
教師陣も生徒に混じって逃げて行く。奴の放つ恐怖から逃げる、それだけのために。
キュルケを無視し再動した彼は生徒を、使い魔を無差別に攻撃し始めた。
杖を持つ腕を砕かれ、
鉄拳の一撃により致命傷を負い、
使い魔を殺され、
四肢を砕かれ、
あっという間にそこは屍と瀕死の人間達の山となった。

弱い。
「暴君」は任務に忠実に従った。生きる者に全て死を与えるためだけに、その拳を振るう。
逃げ惑う人々の一部は何か棒切れを構えて攻撃のようなそぶりを見せたが、彼は意にも介さず殴り倒した。
逃げる者も殴り倒した。使い魔も殺した。
不意に彼は、周囲に健在の人影に気付いた。
だが、それは人ではなかった。西洋甲冑を見にまとったように見えるそれの中身は空洞だ。
その中に一人、ヒトが交じっているのにも、彼は気付いた。彼は震えている。恐怖だ。恐怖と戦っているのだ。
「この僕が・・・相手だ!」
彼は震える腕で造花の薔薇をこちらに向け、叫ぶ。
「行けっ、ワルキューレ!!」
それが引き金だったのか、空洞の騎士ワルキューレは一様に武器を携えこちらに突撃してきた。

青銅の剣を構えたワルキューレが一体、斬り掛かってくる。
上段から振り下ろされるそれを彼は素手で掴んだ。そして青銅の騎士の腹を、蹴り飛ばす。普通の人間なら足を押さえて痛がる場面であったろう。
だが彼は違う。彼に恐怖も痛覚もない。衝撃が伝わり、剣を離しワルキューレは吹き飛び、地面に激突して四肢がバラバラになった。
彼は剣を自らが使うために持ち直す。そして右から斧を構えてやってきた2体目を。ぶっきらぼうに剣で薙ぎ払った。
腕力も相まってそれは致死の一撃となり、ワルキューレを一撃で切り裂いた。そして正面から来る槍を持った一体を、開いた左腕で殴り飛ばした。
「ぐっ・・!」
ワルキューレの指揮官らしき少年ギーシュは、苦しい表情でそれを見つめる。
まるでワンマンショーだ。鈍重な動きからは想像出来ない素早い身のこなしで、次々と召喚するワルキューレを薙ぎ払っていく「奴」は、人間とは思えない。
やはり異界から召喚された者なのだろうか。だが彼に退くことは許されない。
ここで負けるわけにはいかなかった。時間さえ稼げれば、きっと誰かが来てくれる。そう信じて今は、召喚し続ける。
一体、二体、三体、四体。
こちらが喚ぶ間に、相手はその数以上を破壊する。魔力が持たない。
「まだだ・・!」
気力を振り絞って、ワルキューレを召喚し、正面から、死角から、空中から、ありとあらゆる方向から攻撃を仕掛ける。
だが相手はそれをものともしない。
剣が肉に食い込もうと、槍が突き刺さろうと、拳が直撃しようとも、次の瞬間にはワルキューレを叩き潰している。硬すぎるのだ。
これでは相手が倒れる前に、こちらの魔力が尽きる。
その間にも、ワルキューレが一体、頭を粉砕されて倒れた。

敵の数が確実に減っている。彼はそう感じていた。
6体いて、撃破しても次々補充されてきたワルキューレは、今や総数五体になり、そして補充もままならず四体となった。
どうやら無限と思われた敵の数にも、限度はあるらしい。これならば指揮官を叩く前に終わりそうだ。
そう思うその間にも、彼は使い物にならなくなった剣を投げ捨て、大斧を拾い上げて、目の前のワルキューレに叩き付けるように両腕で振り下ろした。斧と共にワルキューレが粉砕される。
既に敵の構成物質は理解している。青銅では「彼」の攻撃には耐えられない。
現代の鋼鉄に劣るそれは、こちらの世界では遥か昔に廃れた。破壊は容易い。
「!」
正面から一体。粉砕された斧を手放し、上段の回し蹴りを叩き込む。
上半身に直撃した足は頭部を弾き飛ばし、頭部を失ってよろけた相手に追撃の拳が炸裂する。
ワルキューレの上半身は一撃をもって粉砕された。
補充は一体。正面から突撃を敢行したそれは素手。彼の格好の標的となる。ストレートの一撃が胴に叩き込まれる・・・!
「!?」
瞬間、拳が綺麗に貫通した。
脆すぎる。
罠か、と思い至ったその時には、目前のワルキューレはすでにその腕を絡み取っている。動きを封じるための、囮。
そして背後に2体の気配を感じ取った時には、もう遅い。振り払おうにも、絡んだ腕をほどくのは片腕では至難の業だった。
そして背後の2体は長槍を携え、彼の巨躯に突撃する。

ざしゅっ。

槍が貫通した。槍が貫いた背中と腹からは、どす黒く濁った血とは思えない体液がしたたる。
「やった!」
ギーシュが歓喜の声を上げる。自分は、勝ったのだ!あの灰色の恐怖に勝利したのだ!勲章も夢じゃない、ということもあるが、なによりこの死の恐怖から、逃れられたことが、嬉しかった-----
瞬間、轟音が轟く。

終わっていなかった。

「暴君」は右腕を薙ぎ払った。
腕から外れたワルキューレは壁に激突して破壊され、必死に彼を押さえ込もうとする後ろの2体も、空しくその動きに振り回される。
彼は強引に2本の槍を掴んで引き抜く。あまりの力に2体のワルキューレは槍を手放してしまい、次の瞬間には回転しながら放った彼の槍の一撃で、2体とも粉砕された。
「あ・・・あ」
ギーシュにもうワルキューレを生成する魔力は残っていない。
彼はのっし、のっしと一歩一歩踏みしめて彼の元に向かう。ギーシュは動けない。足がすくみ、逃げることすらかなわない。
声もまともに出ず、その姿は先ほどワルキューレを指揮して勇敢に戦った少年のものとは思えない。
「ああっ・・・あ」
ギーシュの目前に彼が立つ。両の拳をがっしりと組み、ハンマーのような形にして、振り下ろそうとする。

「待ちなさい!!」

彼は後ろから近づく人間を感知した。

けいやく、しないと。
ルイズはその一念で走っていた。臓腑は痛み、走る度に鈍痛が肉体を傷つける。だが彼女は止まらない。
奴が、振り向く。
そうだ。振り向け。私を見ろ。私が喚んだ使い魔なのだ。奴が走る。こちらに向かって。ルイズは「奴」に杖を構え、高らかに叫んだ。
「錬金っ!!」
瞬間、爆発が奴の上半身を包み込んだ。この時ばかりは彼女は、自分の失敗魔法に感謝した。
いかなる呪文を唱えようと、そのすべてを爆発へと変化させる虚無の力。流石の奴も、威力だけはトライアングルに匹敵するそれに走ることをやめ、防御態勢を取った。
そして・・膝をつく。狙い通り。奴との距離が詰まる。詠唱を開始するルイズ。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール・・・」
奴がこちらを見据える。コートにかかった火は未だに燃えている。
「五つの力を司るペンタゴン」
さらに距離が詰まる。もう少し。
「このものに祝福を与え」
もっと。ギーシュの声が聞こえた気がするが、今の自分には関係ない。
「我の使い魔となせ…!」
そして奴の目前へ。

背伸びして、はじめてのキスを。
彼女は怪物に、捧げた。
瞬間、破砕音が轟き、ギーシュが絶叫する。
ルイズの意識は、途絶えた。

暴君は、左腕に異変を感じた。ものすごく熱い。
見れば腕には何か入れ墨が刻まれているではないか。これも連中の言っていた魔法の一種なのかとも思ったが、
それはすぐに消えた。傷は無く、ダメージも残っていない。
「・・・・」
戦闘でのダメージは、すぐにウイルスが修復するだろう、彼はウイルスの機能に身を委ね、両腕をだらんと下げると、膝立ちのまま眠りについた。
そして眠りについた暴君の目の前で、一人の少女が倒れた。その顔は歪み、不自然な形に縦長に伸びている。頭蓋骨が粉砕され、元の形状を保てなくなったのだ。

何故ルーンは消えたのか。答えは簡単だ。彼女が死んだからだ。
キスをした瞬間、「暴君」は一瞬ひるんだが、その数コンマ秒後に、両の拳を側面から、ルイズの側頭部に叩き付けたのだった。
頭蓋骨は一撃で粉砕され、少女は死に至った。

後に駆けつけた教師達の奮戦により、再動した怪物はその機能を停止した。
死者、怪我人は数えきれず、立ち向かった教師陣にも死者が出た。
中でも生徒とその使い魔の被害はひどく、このことは悲惨な事件としてトリステイン魔法学院の歴史に刻まれた。
怪物はその姿のまま強力なメイジ達によって封印され、学園のどこかで今も眠りについていると言う。
これを知るものは、彼の着衣に書いてあった文字から、彼のことをこう呼んだ。
「T-01 タイラント」と・・。

追記
ラクーンのG回収任務は、スペアのT-02により継続された。
現在アンブレラ研究所内に逃げ込んだ「G」の持ち主を追撃中である。
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