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  • あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
  • ルイズと無重力巫女さん-47

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ルイズと無重力巫女さん-47

最終更新:2012年07月14日 13:17

匿名ユーザー

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声が聞こえた。それが声だと誰かが言うのなら。
――…ン…――イ…――イィン…


まるで黒板を爪で引っ掻いたようなその声は、何を表しているのだろうか。
ただ相手を脅かすための威嚇か殺人音波か――もしくは嘆きの叫び声なのかもしれない。
しかしその声は結局の所、一時の眠りと共に暗い闇に沈んでいた霊夢の意識を無理やりすくい上げることとなった。

「んぅ…?」
約数十分近くの睡眠から起こされた霊夢は重い瞼をゆっくり上げ、右手でゴシゴシと目を擦る。
まず最初に目に入ったのは当然の如く、青い空と白い雲であった。
もう何百何千と見てきた空模様に見入る事なく、霊夢はゆっくりと上半身を起こす。
眠気が完全にとれていないような顔で辺りを見回し、ある事に気づく。
「あの竜…どこいったのかしら」
霊夢は眠る前にグルグルと自分の周りを飛んでいた青い風竜の事を思い出し、ポツリと呟いた。
まぁ相手は生き物であるからして何処かへ行くのは当たり前だが、それでも霊夢はあの竜に関して気になる事があった。
それが何なのか曖昧で良くわからないが、霊夢は何かが気になっていた。
「まぁいないのなら別にいいけど…」
何処か面倒くさいという雰囲気を漂わせる言葉を呟いた後「それよりも」といって山の方へと視線を向けた。

霊夢が見つめる先には、学院と外へ隔てる城壁の外側にある鬱蒼とした森林地帯が見える。
一見すれば何の変哲もない、幻想郷のそれよりも大きい規模を持つ森でしかない。
だが目を覚ます直前に聞いた音を耳にした霊夢にとってそこは、人を死に誘う樹海に見えていた。
先程の異音もそうであるが、森の方から微量ではあるがどうにも嫌な気配を感じ取っていた。
それは霊夢にとって一度だけ感じたことのあるモノであり、もう二度と感じることのないモノだと思っていた。
「う~ん、どうしてこう…人が休もうって時に向こうから厄介事が来るのかしら」
霊夢は首を横に振りながら肩を竦めると、よっこらしょとかけ声を入れて重いようで実は結構軽い腰を上げる。
そして袖の下に隠してある退魔針と攻撃用のお札、そして数枚のスペルカードを確認すると一回だけ深呼吸をした。

その深呼吸は長くゆっくりとしたものであったが、それは霊夢を変えた。
先程まで眠そうだった顔は変わっていないが、その目には強い意志が宿っている。
身体全体に漂っていた怠情の雰囲気は、風と共に何処かへ消え失せていた。

男子寮塔の屋上。
そこにはもう、人の来ない場所で昼寝を嗜む少女はいない。
人と妖の住まう世界の中核であり、異変を解決する結界の巫女がそこにいた。

「全く、何処に行っても私は私ね…休む暇すらありゃしない」
最後に一言だけ呟き、霊夢は自身の履いている靴で勢いよく屋上の床を蹴った。
トン…ッ!という音をたてて霊夢の身体が宙に浮き、そのまま森林地帯の方へと飛んでいく。

そしてこの時、飛んでいく自分の後ろ姿を見つめる少女に気づくことなく、霊夢は森へと向かっていった。


◆

数十分前――女子寮塔にあるルイズの部屋。

「全く、今日は散々だったわ」
ルイズは今日で何度目になるかわからない癇癪を起こしながら、自室へと続くドアの前にまで来ていた。
不躾な同居人の霊夢と魔理沙に取って置いた菓子を食べられ、挙げ句の果てに反省どころか謝罪もせずに逃げる始末。
唯一良かった事は、部屋に忘れて取ってきた課題のレポートが、先生の高評価を得たことだけである。
だがそのレポートの結果も、『座学だけは優秀なメイジ』であるルイズにとっていつもの事である。
勿論それは喜ばしいことであるのだが…その前に起こった出来事を帳消しにする程の力は無かった。
現に今のルイズは怒り心頭であり、頭の中ではどんな罰をあの二人に下してやろうかと考えていた。

(夕食と翌日の朝食、昼食抜きは勿論だけど…その他には身体を縛って廊下に放置も良いわね)
先祖伝来のサディスティック思考を丸出しにしながら、ルイズは゛恐ろしい罰゛を考えていた。
その顔には恐ろしい笑みが浮かんでおり、彼女の傍を通る女子生徒たちは出来る限り避けようとした。
誰もグッスリと眠る風竜を叩き起こしたくないのと同じで、ハルケギニアのことわざで言えば『さわらぬ悪魔に祟り無し』というものである。
だがそんなルイズにただ一人、勇猛果敢にさわろうとする赤い髪のメイジがいた。

「どうしたのよルイズ、そんなに怖い顔をして?悪魔にでも取り憑かれたのかしら?」
ふとドアの前で考え事をしていたルイズの耳に、あまり聞きたくないライバル声が入ってくる。
ルイズはハッとした表情を浮かべてそちらの方へ顔を向けると、案の定そこにはキュルケが佇んでいた。
「何の用かしらツェルプストー、冷やかしならさっさと私の前から消え失せなさい」
「おぉ怖い怖い…悪魔が誘発する怒りに呑まれてはいけないわよ」
まるで悪魔払い師になったかのように戒めるキュルケに、ルイズはムッとした表情を浮かべる。

「いい加減にしないと、吹き飛ばすわよ」
その一言は、面白がってからかっていたキュルケを退ける程の威力を持っていた。
キュルケはヒュウ~と口笛を吹かすと数歩下がり、その肩をすくめた。
「…貴女ってホント、冗談が通じない人よね?」
「余計なお世話よ」
助言とも取れるキュルケの忠告を無視して、ルイズは自室ドアを開けて部屋の中に入っていった。
その様子を横から見ていたキュルケはもう一度肩をすくめた後、ふと思い出したかのように呟く。

「それにしても、タバサはどこにいったのかしらねぇ?」
いろいろと用事かあるのに…そんな事を口走りながら、キュルケは歩き始めた。

「体の調子が悪くなったから部屋に戻るって言ってたけどいないし…トイレかしらね」

※

自室へと戻ってきたルイズは着けていたマントを脱ぐとベッドの上に放り投げ、自らは椅子に腰掛ける。
だがすぐに腰を上げると部屋に置いてある箪笥の前にまで来て真ん中の段に付いてある取っ手をつかみ、引いた。
スーッと静かな音を立てて出てきたのは、今回の事の発端ともいえるあのお菓子の箱が入っていた。
それを両手で持つとテーブルの上に置き、それから引いたままだった段を押し戻した。
この一連の動作を終えたルイズは再び椅子に座り、自分の手元にあるお菓子の箱を凝視する。
既に開けられた形跡が残る箱を見て、ルイズは溜め息をついた。

『誰かと思えばお前さんか。娘っ子』

ふと、背後からノイズが混じりのダミ声が聞こえてきた。
その声に聞き覚えがあるルイズが後ろを振り向くと、インテリジェンスソードのデルフリンガーが壁に立てかけられていた。
霊夢の手でロープで縛られて喋れないようにしたうえでクローゼットしまわれた筈のその剣は何故かロープを外され、クローゼットから出ていた。
気絶させた魔理沙をクローゼットに入れる際にその姿を見た(助けようとはしなかった)ルイズは、怪訝な表情を浮かべる。
「…あんたグルグル巻きにされてクローゼットにいれられてなかったっけ?」
『いやさぁ、実はシエスタってメイドがオレを出してくれたんだよ。感謝感激さね』
ルイズの疑問に対しそう答えた後、そういや…と少し苛立ったような声で続けた。

『何であの時出してくれなかったんだよ娘っ子、いくら貴族のお前さんでもロープ切ることくらい出来るだろーが』
「だってアンタうるさいんだもん、声もひどいくらいにダミ声だし」
『ひでぇ。それでも人間かよ』
「ふつうの人間なら喧しいインテリジェンスソードをわざと騒がせたりしないわよ?」
『そんなことはねぇ、きっとこの世界の何処かにオレっちのようなお喋りな剣が好きな奴がいるはずだ』
「ならその人間の所に行けばいいじゃない」
『足があればな』
キッパリと言いきったデルフに、ルイズは呆れ表情を浮かべた。
「そりゃアンタ、剣だからねぇ…はぁ」
背後のデルフとそんな会話をした後、ルイズは小さな溜め息をつく。
その溜め息に心当たりがあったデルフは、数秒ほど時間を置いてルイズに話し掛ける。

『何だ?まだ仲直りしてねぇのかよ』
デルフの突然の言葉にルイズは一瞬だけ目を丸くしたが、すぐにキッと細めた。
「あんた最初から最後まで全部聞いてたわね」
『そりゃクローゼットのドアは木で出来てるからな、言葉通り最初から最後まで聞こえてたよ』
ルイズの言葉にデルフはそう答え、カチャカチャと音を立てて刀身を揺らす。
恐らくソレは人間で言う片手を振っているのだろうかとルイズは推測しながら、口を開く。
「なら知ってるでしょ、私が被害者であの二人が加害者だって事は」
『だろうね。普通の人間なら他人の部屋に置いてある菓子に手ェ出したりしないだろうし』
既に決定されているかのようなルイズの結論にデルフは肯定しつつ、でもよ…と言葉を続けた。
『それは逆に言えば、常識に囚われない楽しい奴等だってことだろう?』
デルフの思わぬ言葉にルイズが反応するのに、数秒かかった

「……はい?」
まるで理解できないと言いたげな声を聞き流し、デルフは尚も言葉を続ける。
『それによぉ、お前さんだってあいつらが謝ってくれりゃあその怒りが収まるんだろう』
ルイズはハッとした表情を浮かべ、思わずデルフの姿を視線から逸らす。
そんな彼女の背中を見つめつているデルフは一言、こう言った。
『だったらあいつらが戻ってきたとき、ちっとは大目に見てやろうぜ。そうでなきゃいつまでも溝は埋まらねぇぞ』
まるで自分の心を読み取ったかのようなデルフの言葉に、ルイズはウゥ~…と小さな唸り声をあげる。
「でもでもでも!それだと私のプライドがぁ…――――アァ!」
自らの不満を呟きながらふと窓の外へと視線を向けたルイズの口が、ふと止まる。
彼女の視線の先には、今正に森の方へと飛んでいこうとする紅白の物体がいた。
見紛う…というよりアイツしかいないと思わせるそのカラーリングの持ち主は、あの霊夢であった。

「レイム!」
ルイズは視線の先にいる少女の叫びながら勢いよく席を立った。
デルフはルイズの突然の行動に驚き、カタカタと刀身を震わせる。
『うぉう!?ど、どうした娘っ子?いきなりアイツの名前なんか呼んで…』
「レイムよ!レイムの奴が森の方に飛んでいったのよ!!」
『へぇ~…じゃあ今から追いかけていって話し合うつもりかい?』
「そんなわけないじゃない!」
ルイズは声を荒げてそう言いながら、ベッドの上に放置していたマントを手に取った。
そして慣れた手つきでそれを着けると鏡台の上に置いていた乗馬用のムチを腰に差す。
ついで杖を腰に差しているかどうか確認すると、もう一度窓の方へと目を見やる。
霊夢はなおも森の方へと飛んで行っている。
「アイツ、きっとほとぼりが冷めるまで何処かに隠れてる気よ…それならこっちから詰め寄って鉄拳をお見舞いしてやるわ!」
『鉄拳!?へへっ、なんとまぁ物騒な…』
半ば自分の想像が入っているかのようなルイズの言葉に、デルフはプルプルと刀身を震わせた。
『確かに娘っ子の場合だと…魔法よりも直接殴ったりムチ使った方がつよ…イデェ!?』
刀身を震わせながら余計なことまで口にしたデルフを、ルイズは勢いよく蹴飛ばした。
ガシャンガシャンと大きな音を立てながら、デルフはフローリングの床を転げ回る。
「うっさいわね!アンタはいい加減黙ってなさいこのバカ剣!」

床のデルフを指さしながらそう叫ぶと、ルイズはクルリと踵を返す。
そしてツカツカと歩き、いざドアを捻って部屋を出ようかというときにデルフが声を掛けてきた。
『おぉい!ちょっと待てよ娘っ子!!』
自分の足を止めるその声に従ったルイズはドアノブへと伸びていた手を引っ込め、振り向いた。
その顔はあからさまといえる程不機嫌を表しており、とても他人が声をかけれるものではない。
「あぁ…?何よ、人が忙しい時に…」
『今から厩に向かったら完全に見失っちまうぞ。それより良い方法があるからそっちを試せ!』


◆

一方そんな二人と一本を他所に、魔理沙は箒に乗って空を飛んでいた。
かなりの低空飛行のうえ、キョロキョロと頭を動かして地上の様子を見ているせいかその速度は遅い。
その時、ふと右の方へ視線を動かしていた魔理沙は何かを見つけたのか、箒が空中で停止する。
動きを止めた彼女の視線の先には、視界を遮るように生えた林の先に一軒の山小屋があるのに気が付いた。
それが何なのかよくわからないが、魔理沙の目には興味津々と言いたげな雰囲気が含まれている。
「お、あの小屋はいかにも怪しそうだ。うん、怪しいな」
自問自答の独り言を呟きつつ、その小屋が気になった魔理沙は箒を動かして小屋の方へ向かった。

林を抜けて数分もしない内にたどり着き、魔理沙は小屋の出入り口付近にまで着いた。
そこで箒にブレーキを掛けた魔理沙は、手慣れた動きでスッと地面に降り立つ。
今まで移動手段として用いた箒を左手に握り、魔理沙は目の前の小屋を見上げる。
「う~ん、山小屋としては中々のもんだぜ」
魔理沙はそんな事を呟きながら小屋を見回していた。
最初は小さな民宿かと思っていたのだが、みた感じただの山小屋だったようだ。
外装は古びているもののちゃんと手入れはされていて、廃屋特有の荒廃感は見受けられない。
「人の気配はしないし、ここじゃなさそう……ん?」
一通り見終えた魔理沙がふと視線を下に向けたとき、生理的に嫌な匂いが鼻腔をくすぐる。


それは彼女が嗅ぎ慣れた薬品や有毒性のキノコの臭いではなく、どちらかといえばあまり好きになれない臭いであった。
まるで鉄のようにツンと鼻に障り違和感を残すそれは正に―――――

キ ッ キ ィ !
「うっ…!?」

その時であった、後ろから聞き覚えのある奇声を耳にしたのは。
霊夢ほどではないが、それなりに戦いの経験があった魔理沙は振り返るより横へ飛ぶことを選んだ。
思いっきり地面を蹴って右の方へと移動した魔理沙の身体を、鋭い爪が掠っていく。
ヒュフゥ!という風を切る音と共に爪は振り下ろされたが、彼女の身体を傷つける事はなかった。
それに続いて魔理沙の身体が地面に倒れたがすぐさま立ち上がり、眼前にいる敵へと向き直る。
目の前の゛ソレ゛を目にした魔理沙は一瞬驚いたものの、すぐさまいつもの得意気な表情へと戻る。
「へっ…鳴き声からして鳥か猿かと思ったが。…さしずめ爬虫類と人間の混ぜモノってところか?」
余裕満々を思わせるセリフを呟く魔理沙を前にして、目の前の゛ソレ゛は微動だにしない。

゛ソレ゛は魔理沙の言葉通り、爬虫類と人間が混ざったような外見をしている。
二十代そこそこの人間をベースに蛇やトカゲといった爬虫類の特徴を体のいたる所に身に付けていた。
体中を覆う蛇の鱗は陽光に当たってキラキラと輝き、森の中で姿を隠すためか迷彩柄になっている。
目はロマリアの南部に住まうと言われるカメレオンのそれであり、キョロキョロとせわしなく動かしている。
そして指の先から生えている鋭い爪には人間のものかどうかわからないが、真っ赤な血がこれでもかと付着していた。
尻尾は生えていないものの、背中が小さなタンコブのようなイボイボに覆われていた。

(気持ち悪い奴だな…幻想郷にもこんな奴は滅多にいないぜ)
自分に襲いかかってきた怪物の姿を一通り見回した魔理沙は、心の中で呟く。
そしてその爪についていた血と小屋の中から漂ってくる鉄の様な臭いから、こいつが何かをしたのだという確証を得た。
(ま、例えアテが外れてても逃がしてはくれそうにないしな)
再び心の中で呟きつつ、ファイティングポーズを取ってジリジリとすり寄ってくる怪物を見定める。
この距離だと今から箒に乗って逃げたとしても背中から斬りつけられてしまうだろう。
(それならいっその事、コイツを退治した方が手っ取り早いかもな)
霊夢ほどでは無いが、幻想郷での異変解決に向かうこともある故、戦いにも慣れている。
何より、人間として同じ者達に危害を加えるであろう存在を見過ごす事もできないでいた。
(何処にいても、楽して助かる命ってのは無いんだな)
心の中でそう呟き、その顔に苦笑いの表情を浮かべた。
決心したかのように浅い深呼吸を行った魔理沙は帽子へと手を伸ばしたとき、その手がピタリと止まった。
彼女の顔に浮かぶ表情は、アッと驚いたかのようなそれへと変化していた。


魔理沙は今まで忘れていたのだ。
いつも肌身離さず持ち歩いていたマジックアイテムが、今は自分の手元から離れていた事に。

「やっべ…八卦炉はルイズが持ったままだったの忘れてたぜ!」
思わず声に出して叫んだ瞬間、待っていたと言わんばかりに怪物が飛びかかってきた。




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