雑記:文或と文化史あれこれ、220


3月7日めも。


5月23日です、マーガリンを使ってチョコチップクッキーを作ってたんですよ、今までサラダ油のレシピばっかりだったんですが、やっぱり美味しいわ…。
で、本日の小麦粉の使用量が100gだったので、まあ「食べきっても大丈夫かな」て判定にしたんですよ、スコーンとかそんな感じだし。
現在血糖値なのか血圧なのか、なんかヤバい感じになっております。
市販のお菓子だとここまではないんだが、ととりあえず床にぺたんとしてくる所存です、店売りの物よりはカロリーとかマシなはずなんだけどなぁ、なんでかな。
まあ、店売りにも負けない味って時は無事なんですよ。
「うめぇ、うめえうめぇぇぇええ」みたいな時がね、焼き立て半端ない。
お茶を飲んでから食べるを徹底したいと思います、前に別のクッキーでやった時に友人のらいかにゃんに助言を貰ったというのに…(なんかもう、打ち込みとかしてる場合じゃないかもって状態になってきた)。

五体投地をしたり、縮こまったところから勢いよく立ち上がったりして、なんとなく窮地は脱しました、てか、身体がだるい状態なのでそんなに勢いよく出来ないイメージだったのに、やはりなにか、血圧とかそういうものが高くて楽に動くのかな…。
自分の身体に起こってることは正確にはわからないんだけどね。
で、メジャー・クライムスの動画を見始めました、あんまり建設的なことを打ち込むのは多分無理だと思うので、と、とりあえず、筋トレとかすればいいものかしら…。
うーん、腕、大丈夫かな、今日は20回に復帰したいんだけど、また痛くなるのは嫌だしなぁ、もう少し待ってみたほうがいいかなぁ。


3月8日めも。


5月23日引き続き、そういやあれです「五体投地」ってイスラム教のお祈りのことです、一日五回、メッカのほうに向いて…何回だっけかな? 五体投地をしろっての、あれ好きなんですよね、特におばあちゃまがめっちゃ楽々ぽーんと身体を投げ出しているのを見ると、いかなる環境においても有効そうなストレッチ。
しかも、相対的に方角を認識するようにしようね! という親切設定。
移動する民としての基本を感じますが、あれはデスクワーク時代においてもかなり健康になるのではないでしょうか。
一日五回の刻みを身体で覚えるのもいいような気がする。
崇拝心とかの表れというより、「信者のことを考えてます」みたいなあれが好きですね、てかイスラムの教えも基本的にそんな感じなんだよな。
ルールを基本的に破ってもいいものなのよね、それを上回る理由か、その後の償いがあればいいみたい。
なんか昔、ニューヨークのビジネスマンがこのことを隠していて、仕事中に隠れてやっていたものの最終的に隠し切れないって雇い主に伝えたそうなんですよ。
したら異様に親切に労わられたらしい雰囲気が伝わって来てたんですが。

隠していたせいでかなり不穏な妄想に突入しており、のちに判明した時に、祈り! てことが判明して罪悪感のあまり優しくしたのではないかな、と思いながら見てました。
だってあのコンセプト、嫌な感じしないもん。
多分子どもはあんまり好きでもないだろう、ある程度歳を取った時、ふと、これは、ありがたいものなのだなと思いそうな気がするんだよね、ラジオ体操みたいに。


3月9日めも。


「ファウスト」のWiki辞書のページ眺めてたんですよね、が、なんかあのページ異様に読みにくいんだよな…、多分どっかの本の文章まんまではないかと思うんですが、主語が消滅してるので核心部分だけっぽいかなぁ。
いわゆるファウストって呼ばれた人がいるっぽいということを要点まとめたかったんだけど、前読んでた時にあったやつ、消えたかな…。
今残ってるところでもそこそこその前提が読み取れはするんだけど、ここから一から読み取るのは無理なような気もする。

と、今ふと思い返して、別のページだったんじゃないかな! と調べてみたらあったー、あったよ「ヨハン・ファウスト」、いるようないないような微妙なあれ、消えたんじゃなかったよごめんよ。
ここに盛られた分だけを扱ったページ読んでたよ、濡れ衣だったよ。
えーととりあえず、この項目を見つけ出した時点で進展扱いでいいや、有三さんのほうを考えるのに戻ろう。
てか、有三さんの記述が混乱するのってあれですよね、もともとの戦中の混乱をもろに受けてる人なんだからだろうなー。
ところどころ悪い内容じゃないものが垣間見えるので、なんか無残なんだな…。
あとあれか、久米さんの怪文書事件の関係で菊池さんらと付き合いがないってのが半端に混ざってるんだよね、犯人じゃない説なのにそっちの断片がかなりがっつり残ってるというだいぶ酷いことになってる。
これ、説が統一されていたら直しようがあったんだな、これは直しにくい。


3月10日めも。


有三さんに関して、書き始めましたが一文を没に。
【Wiki辞書のページがなんかそこまで悪質でもないわりに(どうして参照されてるのが他の作家の評伝なの? その本人の本じゃダメなのかってのは気になる、要するにただの推測が推測した人間を明記せずに書かれてる、そしてその推測がだいぶ情報が足りてない風情なので、気になる…)。】
うん、もうちょっと言葉が絞れないかな私?!
てかこの人、ぶっちゃけこの頃の有三さんが「なんか一年ほど引きこもっていた」って事情とか一切知らないんだろうなって気もするんだよね。
ちょっと書き出してみようかな。

えーと、松岡さんの本だと「有三さんが怪文書の犯人ではないか」という推理をして菊池さんがその話を持ち帰り、その後の連絡はありませんでした。
で、その後、有三さんは約一年ほど引き籠もりました。
そしてその引き籠もりが終わった後、菊池さんや久米さんなんかと「劇作家協会」という相互扶助協会である「文芸家協会」の兄弟組織を立ち上げてるんですよね。
推理するのにこの辺が全く書いてないのは、有三さんのページとしてはだいぶ…なんというか、不気味。
久米さんとはそもそも親しくなかったんだから犯人とは思えないんだって。
うん、有三さんと久米さんは一時がっつりつるんでいたのはちょくちょく見掛ける上、『新思潮』の4次には呼んでないんだよね…(これは2度見た)。
推理以前に周辺読んでねぇじゃん、としか言い様がないんだよなマジ。


3月11日めも。


もう一回山本有三さん、没、以下から文章。
【明治20年7月27日生まれ、長生き…というか昭和47年まで生きてるのか、年配の文アルユーザーだとあとちょっとで生まれてる感じだなこれ。
Wiki辞書のページ「うーん…」と眺めていたんですが、いわゆる「怪文書事件の推理パート」に関して、久米正雄氏と有三さんは前はがっつりつるんでいたのになんとなく距離が出来ている(もともと戯曲よりだった久米さんが、多分漱石さんの関係で小説に転向している関係で)、久米さんの婚約未満に関してはその少し前に小説に書いてしまい、だいぶごたごたしていたということを結構ちょくちょく見掛けるので…その。
この辺を念頭に置いていなさそうなのはさすがに、どうかな…、推理は推理としてむしろ名前まで出して紹介したほうがいいような気がしないでも…。

で、あと、菊池寛の本読んでると時々出てくるんですよ、若者投げたり投げ返して来たりするので資料の一環みたいな形で、その付き合いが特に念頭に置かれてないのは「怪文書事件の余波があった」系の本に特徴的なんですよね…。
大変一貫性のないページになっている感じです、悪気はなさそうなんだけどね。】
いい感じに指摘は出来ているのではないかと思います、角が立ち過ぎないというか、いや必要な分だけは立てるぺきだと思うんだけどさ角。
が、長い。
すごく単純に長いんですよね、Wiki辞書のページの不備をお伝えするのにさすがに長いんだよ、この参照元がが有三さんの評伝っていうのならばまだしもだけど、松岡さんの評伝の指摘とか、そこから引くなよ?! しか関係がない気もする…。


3月12日めも。


5月24日です、膠着状態かな、あとあれ、明日洗濯をしなくてはならないんですが、明日が駄目なようなら今日やっておきたいような、いや、別に天気が悪いなら悪いで部屋に干せばいいだけだし、と迷っています。
余計な手間が増えるからね、という程度の意味で迷う。
うーん…、ローテーション以外の洗うものが多かったらってことで決めようか、だが、明日洗濯したところで下着がわずかに増えるだけで別に、というか。
なんとなく気が向いたので洗濯しました!
そしたら洗濯機が軋むので大変に肝が冷えました…、しばらく待ってたら止まったのでそこまで心配しなくてもいいのだろうか、ベルトの劣化だと「キュルキュル音」、軋む場合は軋み軸の故障などのケースが出てきて改めて聞いてみるとううん、わからん。
キュルキュルは決定ぽいんだけど、軋みはあくまで継続してる場合に関してのことですね、しばらく経って音が消えた場合とかどうなのかな。
いまいち近いケースの記載がない。
とりあえず全方向に傾けてみても軋み音は変わらなかったので、傾いている可能性は最初に排除しています、異常ポイントを見つけ出すのって分岐が多い…。

ええと今日は、有三さんとファウスト伝説かのどっちかですね、んー、有三さんの記述の問題がありそうな点はだいたい掴めて来たものの、さて、どこを軸にすべきかってのがいまいちまとまってない。
てか、有三さんのWiki辞書のページ、悪意とか悪気は全くないんだな。
系譜の違うはずのものが混入してるから「私には」強烈な違和感があるのね…。


3月13日めも。


5月24日引き続き、山本有三さん、後半部分を没。
前半はなんか当人との関係が薄ーくなっちゃったけど、悪い内容じゃないんだよね、が、後半も一般論なのは問題じゃないかなって…。
【で、大雑把に「近代演劇」の最初期の代表的人物じゃないのかな…。
現在の研究では新派(歌舞伎を旧派として発生した素人由来の演劇)と新劇(これは系譜がわりとはっきりしてる、小山内薫と島村抱月の二系統が主)とが主に語られているものの、それ以外がないわけでもないからなぁ。】
これで前半みっちり個人の話とかならそのままにしてたかも。
が、この文章をなしでどうやってこれを説明するかっていうと、うーん。

書き終わりました、前半を「オタク面子の生年に数年みたいな時期まで生きていたのでなんとなく聞いたことがある人が多い」、後半を「演劇における著作権の成立に尽力」ことと「共産党との関わりを疑われた/戦時組織の理事になった」は多分一つの事情でしょうね、みたいな感じで作家としての側面が全部削られることとなりました。
前半を内容変えてもいいんだけど、長生きしてる組がここの世代からどかっと減るからなぁ…、菊池さんに近い人(社会的な影響力が高い)で語っておきたかったし。
若い頃から隠者みたいな扱いで、ひっそり長生きしたという場合、特に直接聞いたこととかないんだよね、ぶっちゃけ文アル初めて、かなり長生きでも直接は知らん人多いからなぁ、めっちゃ長生きだと多少隠者でも聞いてるけどねー。
さすがに生まれてからも存命だと聞くこともあるよさすがにね。
まあいいや、『路傍の石』も把握してないし、文部省の肝いり作品よねぇ…。


3月14日めも。


前日分からの引き続き、そもそも昭和の頃ってあれです、「共産党との直接関係」が完全アウトです、これは犯罪扱い、で、社会主義政党であることはグレーゾーン、ぶっちゃけそれ系の(文学関係以外の)本を読んでいると社会主義政党の党員が忽然と失踪してたりするからなぁ。
共産党ってのはあれです、ロシアの共産党。
こないだ王朝転覆したとこで、基本的に既存勢力をぶち倒すみたいな方針なので、まあまあ普通に危険な人もいたりします、現代でも多分危ない分類になる人なんかもそこそこいると思うよ。
処刑されてるのが雑誌書いてる人とか、拷問死させられたのが労働争議関係、要するに「労働者の待遇改善」の活動してると…わかりにくいよね。
その辺の理屈はよくわかんないんだけど、どうも関係者の中で人望があり、影響力の大きい、結果的に比較的まともな人から処刑するせいみたい。

で、ついでに社会主義関係の政党との間接関係者なんかも検閲受けてたり、締め出しをされていたりしたのが昭和初期くらいですね、芥川が死んだ頃。
そして社会主義政党からなんか妙に短期間ぎりぎりに出馬する菊池さん。
部数10万越え(多分、総合雑誌はこのくらいは行く)の雑誌社の社長、業界の大御所呼びも定着した、当時圧倒的一番人気作家の彼の、関係者を、全部「取り締まったり」「それとなく締め付けなければならない」ということになったぽいです。
いや、菊池さん以前が本当にそんな調子だったし(演劇関係でよく見る)。
私なら嫌ですね、どんなにポンコツな頭でも嫌だと思う。


3月15日めも。


で、あれです、菊池さんてのは昭和の終わりくらいから「そろそろ総理大臣にカウントダウンしてるよー」な近衛文麿氏から連絡があったみたいです、で、新思潮の関係者とか連れて会ってたみたいです。
大雑把に年一くらいで会い続けてたみたいだよ、明らか単に遊んでたこともあったみたいだしねー、近衛さん系の人物(文藝懇話会立ち上げた人とか)もわりとそれと把握してるぽいし。
初回の時点では芥川も参加してたみたいですね、久米さんと有三さんもいたし。
なにが言いたいかというと、どうも有三さんのあれこれは、こういう文脈で見ないとならんみたいです、ただ、この文脈が理解出来るかというと出来ないですね。
とりあえず近衛さんが『新思潮』3次に参加した時点では社会主義に関しての論文を書いており、それで発禁になったのではと思われていたようです。
まあ、間接的には事実だったみたいなんだけどねー。
近衛さんが参加したことで宮内省に存在が知られ、また別の論文がきっかけで発禁になったようです、まああれね、共産党は犯罪だしね(社会主義は違うからね、あとになると完全に一緒くたになってるけど、これは取り締まる側が見分けられなくなったからじゃないかな)。

多分だけど、有三さんの「共産党との関係を疑われた/戦時組織の理事になったよ」はこういう文脈の上で判断しないとならないと思うんだよね。
そこまではわかるんだけど、あとは専門家にお任せ。
上のは普通に本あるからね、別に隠してもないしねぇ…普通に書いてある。


3月16日めも。


5月24日引き続き、本日はカレー蕎麦の予定で卵を入れたかったのにそばを用意したところで「あ、卵がない」と気付いたので買いに行く所存です。
ここから6月2日になりました、記憶があんまりないですね。
昨日パソコンを立ち上げるまでに至り、翌日ゲーム(とうらぶと文アル)を切り上げてこれを打ち込んでいますが、多分まだ真面目な記事には手を出さないほうがいいような、いやむしろ、こういう空っぽの時に「一回は」やっておくのがいいよ、みたいな両方の可能性がありますね。
んーと、次はとんちゃんか、あの人結構売れてるので情報が少なくはないんだよな。
あれですね、女性の持ってる冊数調査で菊池久米が11だったか12とかそんな冊数で芥川がそれに続き、だいたいトップの半分の6だったのがとんちゃん、その更に半分の3冊だったのが谷崎と武者さん。
まあ多分、通俗小説の冊数がほとんどだと思うので、ここから男性向けでピックアップするとなると芥川、谷崎みたいなことになるわけね。
(作品の出来とかは棚上げにしておく方針で、ジャンル違いはジャンル違い。)
新聞連載は必ずしも女性向けってわけでもないんだけど、実際のところ、婦人雑誌とだいたいレベル同じくらいだったんじゃないかなー、庶民の賢い男が婦人雑誌読んでたよ、みたいなことを合わせてもね。

で、そういうジャンルが完全に総合雑誌と重なるかというとちょっと微妙。
菊池さんが『真珠夫人』で社会現象になっていても、中央公論全然反応してなかったしね、講演会なんかは俄かに立ち上げられることになってたけども。

(雑記:文或と文化史あれこれ、220)
最終更新:2021年06月02日 15:01