種族

チェンジリング

チェンジリングは薄い灰色の肌を持ち、髪の毛は細い金髪で、手足は長く、他の人型生物と比べると少し釣り合いが取れていないようにも見える。
目は真っ白で、鼻や唇の形跡はかろうじて見て取ることができる、残りの顔の特徴も、とても人間のそれとは似つかないものになっている。

街妖精

朝露や陽光から生まれる通常の妖精とは違い、人の生活の息吹から生まれる妖精。

天使

神の意思と威光を人間に伝える存在として作られた生命体。

猫妖精(ケット・シー)

夜の神と月の女神の祝福を受けるとされる種族。
妖精の名がついてはいるが物質化の進んだ種族であり二足歩行の大きな猫の姿をしている。
毛色や毛並み、性質などは概ね現実の猫に即するが、偶に奇抜な毛色の猫もいる。
独特の猫訛と呼ばれる言語の癖を持つ。猫そのもののふわふわした手をしているが、生来有する魔法の一種により、時にひとよりも器用に振舞える。

他種族の言語を話す際、猫訛りが抜けない場合、語尾ににゃがついたり、時に「な」が「にゃ」になってしまう現象がよくみられる。
都会慣れしたケット・シーの場合は猫訛のない流暢な言語を話すことも可能。

華咲人

かしょうびと と読む。
生まれ付き植物に対して強い親和性を持つ種族。見目麗しいものが多く本性を現すと髪や体にルーツである花を咲かせる。
植物の本質を引き出したり成長を促進させたり、その他ルーツとなった花によっては独自の特殊能力も発露する。
ルーツが珍しければ珍しいほどに力が強く、そしてまた古い知識を持ち合わせる。

多くの華咲人は成人を迎えると異土へと旅立ち、導かれるようにして同じ種に出会い仔を成す。
そしてその仔はその土地で育った後にまた異土へと旅立つという、草花の繁殖めいた習性を持つ。
然し見目の麗しさから多くの者が狩られた結果、種族間で仔を為す事が難しくなった。
また、単に子孫を残すだけなら異種族との間にも残せるが、その仔は決して華咲人にはならず、能力も受け継がれないため、その数は徐々に減少しつつある。

多くの華咲人はそれを運命として受け入れているが、一部の種はそれを受け入れられず、血族結婚を繰り返すことで種を残そうとしているようだ。

半獣人

獣人とその他の種族の血が混ざった人達の総称。
身体的な特徴は獣人の一部のとその種族を合わせた姿をしている。
田舎などでは畏怖の対象か神が人の形をとったものという見方が強い。
ほとんどの半獣人が獣人の能力の一部を受け継いでおり、人並外れた力を持っている。だが、コントロールすることは難しいようだ。

魔女

最も人の容に近いとされる魔物の一種族。
生態、思考、価値観の殆どが、人間のそれと合致する。
女しか存在しない為、人族、或いは魔族との間に子を為して繁殖する。

独自の社会や宗教感を持つとも云われており、七つの色と、各色の中で第一位から第十位までに分けられた位階。
そして、各々の魔女としての本質を示す称号で持って、その地位を示す。
色が、その魔女の属する縄張り、位階が、縄張りの中での地位、称号が、個人の本質を顕すと考えれば判り易い。
第一位の魔女が、最も力が強く、それぞれの色の長として君臨する。
七人の第一位の魔女の上に、天位と地位と海位の、三人の始祖の魔女が存在すると云われるが、真偽の程は不明。

魔女術と呼ばれる、種族固有の魔術系統を操る。
これは特別な薬草やハーブ、調合したオイルや薬品を媒介に魔術を行使する魔術系統である。

しかし、中でも魔女が畏れられるのは、自らが冠する称号、魔女としての本質に基づいた『魔女の秘蹟』(ウィッチ・クラフト)と呼ばれる、各々に固有の特異魔術故だろう。
自らの本質に縛られた秘術は、それ故に通常の魔術が有する汎用性に欠けるが、単一の魔術行使としては破格の性能を有する。

男魔女(ウォーロック)

『ヴァルプルギスの夜』に、魔女の妊婦から堕胎され、男の性をもって産まれた魔女。
超越の魔力と、人智を超えた魔の域にある傾国の美貌とを併せ持つ。
世に無用の争いが起こらぬ様に、男の性を、女の名と、装いの中に封じ込める事を強要される。
『男魔女』が女の姿と名を捨てる事は、同じ魔女の一族の中にあってさえ大罪であるとされる。
男としての『男魔女』の美貌は、老若男女、人間人外を問わず魅了する、一つの容を為した呪いに近い。

【ヴァルプルギスの夜】
虹陰暦では、4の月の第4巡り、紫の日の日没から5の月の第1巡り、赤の日の未明にかけてまでの夜のこと。
魔術に関わる者にとっての特別な夜。
特に、魔女の一族では神聖な夜であるとされる。
この夜の間に、魔女の妊婦から堕胎された子は、総て魔女であって男の性を持つ『男魔女』(ウォーロック)となる。

吸血鬼(真祖(ロードヴァンパイア)、使徒(レッサーヴァンパイア))
人間
ドラゴン
エルフ
竜人
殺人兎
珪素生物
自動人形(オートマタ)
ハーフリング
ハーフエルフ
浮遊族
ドワーフ
人魚
翼人(フェザーフォルク)
獣人(狼、獅子など)
小人

乗用竜

牛馬をはじめとする一般的な乗用・牽引獣の中でも、大型の爬虫類を総称してこう呼ばれる。
四足走行型のトカゲや前足の退化した二足歩行型のヤモリ等があり、主に荷車や陸戦車の牽引、単騎に使われる。
一般人が単に「竜」と呼称する場合、ドラゴンやリザードマンといった魔物の類よりはこちらを指す事が多い。

雑食で副産物も少ないので家畜としての飼育効率はあまり良くないが、馬には困難な湿地や悪路も走り抜け、陸上鳥類に劣らぬ速度を持ち、何より鱗の頑丈さと変温動物特有の適応力、精神の頑健さ(鈍重さでもあるが)を持つ為に、戦場での騎乗や隊商(キャラバン)の交易等に重用される。

アルコ・イリスにおいても比率は低いが日常的に使用され、特にタイルによって通常の馬車が走行できない天空(スカイブルー)通りではその足裏の安定性が重宝されている。地方文化によっては見られない家畜であり、通りを訪れる一部の旅人達の驚きと刺激に繋がっているらしい。

下級飛竜種・ヴェルデドライグ

魔物の中でもレッサードラゴンと呼ばれる下級飛竜のうち一種族。
アルコ・イリスから丘二つ程度離れた「緑柱の森」に生息する。

飛行能力に長けた大きな翼と身軽で細身な体躯を持ち、低空では地表を飛び魚のように滑り、高空では鳶か隼のように飛翔する。そのため別名を「風切蜥蜴」とも呼ぶが、退化した下級とはいえれっきとした竜の眷属である。
また、体内から生成される可燃性の粘液と潜在魔力によって火弾を吐く事も可能。オスメス共に白い二本角を持ち、オスの方がやや角が大きい。
鱗は全体的に青緑~黄、個体差はあるが美しい体色と模様を持つ。

人間並の知能を持つほか、他種に比べどちらかといえば大人しく、本能を理性で思考するだけの賢さがある。ただしあくまで魔獣としての比較であり、獣の苛烈さを持つ事に変わりはない。
最大の特徴は、群れの中に実力主義による上下関係を持つだけでなく、他種族に敗北した場合でも森を離れその相手に従うという「掟」を持つ事である。その方法は彼らの流儀に従った戦い方でなければならず、知っていても他種族がそれを成し遂げる事は全く容易ではないが、実現すれば唯一無二の相棒として主人に従う存在となる。ただし、例え人に飼い慣らされても森以外での繁殖は不可能であり、「家畜」にはなり得ない。
その方法と伝承はアルコ・イリスの中央などごく一部にしか伝わっておらず、彼らを従えた者達で形成された「竜騎兵団」は遥か昔から国家を守る重要戦力として位置づけられている。

一部では、彼らは古代アルコ・イリスの遺跡に流れ着いた魔族の一部でありながら、空と切り離される事を拒み、地上と天空で生きる事を選んだ一族であると言われているが、真偽の程は定かではない。

猟虎(ラッコ)

海獺、とも書く。
食肉目(ネコ目)、イヌ亜目、クマ下目、イタチ科、カワウソ亜科、ラッコ属に分類される、中型の海棲哺乳類。
本種のみでラッコ属を形成する。
イタチ科最重量種である。

毛むくじゃらで可愛い。

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最終更新:2011年07月06日 11:38
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