フィロスタイン

PL:ナユタ
愛称:フィロ
性別:男性
種族:人間
年齢:16歳
職業:ダンジョンキーパー

外見:髪/黒髪短髪。長い前髪で、ダンジョンでは人の目を、地上では竜眼を隠す。 瞳/青(普通)と多彩(竜眼)のオッドアイ。 
服装/黒基調の礼装にマント。鞘に収めた刀剣を複数携行。水晶めいた竜牙をトップにした銀鎖(発音補助)を首から下げる。
その他/小柄痩躯。基本地下暮らしの為肌は白め。中性的な童顔。

口調:
「この『特区』に無許可で足を踏み入れた以上、貴様に残された道は二つ──全てを忘れ大人しく去るか、あるいは死か、だ!」
「……。……美味い。父上と皆への土産にしよう。『下』でもこのような菓子を造れれば良いのに」
私、貴方(目上)・貴様(敵)・お前(目上と敵以外)、偉そうで古風。難しい言葉を使いたがる。

略歴:街の地下に広がる大迷宮の一角、アルコ・イリスの『議会』と密約(有事の際の協力や、ダンジョン特産品や遺物交易を条件)を交わし、ダンジョン内に居住権を得た穏健派の魔物を統括する、古竜エラバガルスを養父とする人間。元々は遺跡に捨てられていた孤児。穏健派の魔物が住まう区域は、対外的には危険地帯として封鎖され『特区』と呼ばれている。容易に出歩けぬ保護者の代理人として、『特区』と周辺の治安維持に奔走する。
基本スペックは人間と変わらないが、片目は父である竜のそれを譲り受けており、限定的に竜に近い力と権能を振るえるが負担も大きい。そのため、普段は用途に応じた魔剣を使い分けて仕事に当たる(父のコレクションだったり、遺跡から拾ってきたりしたもの)。
アーティファクト──中でも武器に好かれやすい(波長が合いやすい)、『魔剣たらし』とでも言うべき存在。二刀流。『議会』の依頼を受けて、アルコ・イリスに起こる事件に借り出されることがある他、外との交易にも携わっており、無害な姿に化けられる同胞と共に市街に出かけることも。

性格:誇り高く正々堂々を好む、真面目な朴念仁。歳の割りに老成しているが、照れ屋で寂しがりな、こどもじみた部分も残る。人間より人外寄りの思考回路で、約束を重視し、情には情を、裏切りには復讐をもって返す。偶に世間知らず。重度のファザコンで父親を尊敬している。『特区』と其処に住む者を守るべきものとして大切にしている。ひとであることに劣等感があり、人ならぬ者に憧れと親愛を抱く。アルコ・イリスの者らは良き隣人という認識。

能力:人外との会話(人間に難しい発音はアーティファクトで補う)、魔剣の使用、暗視・魔力/生命探知(多彩の目のみ)、剣術・体術、竜の力(数分しか保たない)

その他:好きなものは地下では貴重な甘いもの全般。外に出た際、買い食いするのが密かな楽しみ。『アルコ・イリス クロニクル』の定期購読者。服装は全般的に乳母の趣味。

従者

【宝石姫(スフェル・ファム)】
フィロが有する魔剣の一本。別名は珪晶剣。世界に存在する様々な"要素"から数多の宝石、結晶を練成する。
結晶を打ち出すことによる遠距離攻撃のほか、防壁構築、逆に敵を結晶の棺に閉じ込めて圧搾するなど汎用性の高い魔剣。
切った部位から石化、打ち込んだ結晶を媒介に血肉を宝石に変換と言った真似も可能。
元々はエラバガルスのコレクションのひとつ。
無邪気な少女のようなソプラノで喋るが、力を振るうことを楽しむ残酷さを持つ。
似たような意味や同じ言葉を繰り返す、歌うような喋りが特徴。

【黒帳(ドゥンケルハイト)】
フィロに最も忠実な魔剣の片割れ。お気に入りの一本で、大体何時も持ち歩いており、ドゥンケルハイト+他の魔剣という組み合わせでいることが殆ど。
重力と質量、物・力の向き(ベクトル)を操る魔剣。また、刀身そのものが超硬度と粘りと密度を兼ね備える奇跡の金属で出来ており、本来、巨人でも持ち上げられぬほどに重いが、平時から質量操作能力で軽量化されている。
振るう瞬間は羽より軽く、激突の瞬間元の(あるいはそれ以上の)超重量で敵を押し潰す、弾き飛ばすような使い方も可能。基本的には叩き切る、ぶっ叩くのが主な使用法。
展開する結界はあらゆる攻撃をねじ曲げるが、他の動作と同時には展開できない欠点がある。
フィロが捨てられた時から共に有った守護剣であり、付き合いが一番長い。
声は重みのあるバリトンで、内面は騎士然とした性格。

+ 33の質問の回答 
33の質問の回答

1 まずあなたのお名前をどうぞ。フルネームでお願いします。また、普段はどのように呼ばれていますか? 由来などもあればどうぞ。

名乗る前に確認しておくが、『特区』に関わることはくれぐれも吹聴しないで貰いたい。
聞いたものの胸の中に収めてもらえれば幸いだ。それでもよければ幾らでも答えよう。

名はフィロスタインという。名字はない。
愛称として「フィロ」と呼ばれる事が多いな。私としてもそう呼ばれるのは気に入っている。

由来は、古い言葉で「最も硬き刃」ないし「不壊の刃」、「侵されざる剣」という意味がある語句からつけたと聞いている。
名付けは父上がしてくださった。

2 性別と年齢、生年月日をお願いします。

男……以外に見えるのだろうか?
生年月日は、実は自分でも解からない。
父上が拾って下さったとき乳飲み子だったので、そこからの数えで歳は16。
仮の誕生日は4の月第3巡り橙の日ということになっている。

(現実でいうところの4月10日相当)


3 お仕事はなんですか? ご自身の職業について思う所があればどうぞ。

『特区』の長たる父上の代行を勤めている。私の方がなにかと小回りが利くゆえ。
自然とそう成りたいと願って成った。皆を守るのが私の勤め。そして、恩返しでもある。


4 ご趣味は何ですか? 暇なときにすることや、ストレス発散法、癒される瞬間など教えて下さい。

竜に関わる物、竜の形をした物を集めるのが好きだ。書籍から、装飾、おもちゃの類まで。
後は対戦遊戯の類は一通り嗜んでいる。なかでもシャトラングルが一番好きだな。

暇なときにはつるぎたちの砥ぎや相手を。
ストレス発散は身体を動かして無心になればいやなことも大体忘れる。
家族や友人と過ごしている時が何より癒される時間だな。


5 あなたの長所、短所は?

長所は、何事も努力を欠かさないのは美点だと褒められたことがある。
そう言って貰えた時はうれしかったな。

短所は、周りからはよく、物事を抱え込みすぎる、難しく考えすぎる、と言われる。
自分では人並みだと思っているのだが、よく指摘されるということは事実なのだろうな。
……気をつけたいところではある。


6 座右の銘をひとつ挙げて下さい。

『恩には礼を、仇には剣を』。父上から習った私の信条だ。


7 料理や家事は得意ですか?

……。……実に、情けない話だが、家事全般は正直からっきし、だ。
身の回りのことはして貰うことが多かったというのもあるが、その、不器用で……。
近頃はすこし努力しているのだけれど、儘成らぬ。


8 好きな食べ物、嫌いな食べ物は?

甘いものは好ましい。地下ではなかなかお目にかかれないのだけれど。
クリームとフルーツを沢山使ったケーキと、コンフェイトという菓子が特に好きだ。

格別嫌いなものはない。何でも食べるぞ。
……流石に物理的に消化できないものは無理だが。


9 食べ物以外で好きなものは? 嫌いなものを教えて下さい。

父上、ロゼ。ミステルやキュルクィリイ、『特区』の住民たち。
"黒帳"たち魔剣の皆、つるぎ部屋の武器たちも。
ミケルをはじめとする地上の友人も好きだし、ええと、ええと……好きなものはたくさん、ある。

嫌いなものは不義と私の好きなひとたちを傷つける全て。自分自身の情けないところ。


10 好きな色は何色ですか?
黒色は落ち着く。あとは……虹色が好きだ。父さまのいろだから。


11 好きな本はありますか? タイトルと内容をどうぞ。(アルコ・イリス世界にある本という体裁で捏造してください)

全部上げると限がないので、縁起良く七つ挙げることにする。……それでも多いか?

『古き七竜』(難解な古語で記された世界に七体存在するというエンシェントドラゴンとの邂逅、対話の記録。著者の詩人ハーフォーフェンは虚言癖で知られており、伝説を下敷きにした創作だといわれている)

『図説・世界のドラゴン~竜種のすべて~』(編算は塔の導師"神の筆"のシェオル。世界各地の有名所からマイナーなドラゴンまで生態や特徴、伝説も含めてフルカラーの図画付で解説。これ一冊であなたも竜マニア)

『万国武器大全』(クロニクル社発行。古今東西の様々な武器と使用法を載せた武器辞典。特に剣に関する解説が豊富)

『真実のひかり』(アロイス・ヘルマン著。森深い隠れ里に暮らす少年が、数奇な運命と紆余曲折を経て戴冠するまでを描く創作歴史小説。全24巻に及ぶ大長編)

『抜粋・七虹都市の今昔』(アルコ・イリスクロニクルにおいて評判の良かった記事、話題を呼んだ記事などを寄り抜き纏めた選集。各記事が書かれた当時の世相や流行解説付)

『星になった犬』(作者不詳の絵本。主人の為に星になった犬のおはなし)

『焔と薔薇』(虚言癖で知られる詩人ハーフォーフェンの詩集。前半生の集大成とも言うべき叙情的な作品が多く、晩年の狂気は未だ見られない)

『虹のふもとに』(現役冒険者にして綺譚作家イシュト・リューの傑作冒険小説シリーズ。事実を基にしたフィクションであるという触れ込み。既刊7巻。好評続刊中)


12 どんな服装が好きですか? 装飾類は好みますか?

動きやすいものが好きだ。今の服装? ……ロゼの、育ての母の趣味だ。
近頃はミステルまでそれを真似して俺を着飾ろうとするから、困る。

装飾品は概ね実用を兼ねたものしか身につけぬな。
これ(鷹目石の襟飾り)も、これ(竜牙の首飾り)もアーティファクトだ。


13 宝物はありますか?

敢えて言うなら、この竜眼か。父上から預かった大切なものだ。


14 好きな異性のタイプは? また好きな人や恋人が居ればこっそり教えて下さい。

そ、そんなことを聞いてどうするんだ!?
し、知らない! ……いない!


15 あなたにかかわりの深いひとを一人上げてください。その人について語って下さい。

父さまについては語るとたぶんものすごく長くなるから……そうだな。

ミケル。魔術学院の生徒で、俺の大事なともだちだ。
おひとよしで肝が据わっていて、話しているととても楽しい。
存外顔が広くていろんなところに知り合いが居るんだ。
ミケルのおかげで俺の世界は少し広がったように思う。


16 あなたは戦えますか? またどのような能力を持っていますか?

人並み以上には戦える。

スピードと技巧重視の剣技主体で、あとは魔剣たちや、父上の眼の力を借りることが多い。
それと剣に関わるものであれば大抵の魔法は使えるぞ。


17 お酒は飲めるほうですか? 飲むとどうなりますか?

酒は強いほうだぞ。地下の民は酒豪が多いのでな。付き合ううちに自然と。
とはいえ、ザルではないので飲みすぎると流石に酔いは回る。

酔うと記憶が飛ぶので、酔った自分がどうなっているのかはよくわからない。

……父さまが絶対に外では飲み過ぎないようにと口を酸っぱくして言うので、前後不覚になる前には止めるよう、務めているぞ。

(脱ぎ癖+くっつき魔という性質の悪さ)


18 普段どこで何をしていますか? どこにいけばあなたに会えますか?

『特区』内の見回りや内務に追われている。偶に用事や要請で地上に上がることもある。
市街内にも『特区』の協力者はそこそこいるので、其方に声をかけてくれればこちらから尋ねるぞ。


19 自慢できることはありますか?

多言語に精通しているというのはひそかな自慢だ。
おおよそ『特区』に住むひとならぬ種族が使う言葉はマスターしている。
地上の言語もメジャーなものは会話も読文も支障ないレベルで修めているぞ。


20 神という存在をどう思いますか?

いる、のは確かだろう。神に近い存在と言う奴を幾らか知っている。
しかし、私自身は特定の宗教は信仰していない。

……俺のかみさまは、この心が最後に頼る相手は、遥かな空の上には居ない。


21 運命や宿命、縁というものはあると思いますか?

あると思うが、同時に行い次第で良くも悪くも変わっていくものだと信じている。


22 これだけは許せないということ(もの)は?

俺の身内を故なく傷つける、踏み躙ることは許さない。


23 あなたの弱点、弱みをこっそりどうぞ。

家事とか生活に関わること。
治癒術が真逆の効果になること。
竜の力を使いすぎると身体が痛むこと。

褒められるとすこし弱い。
あとは……父さまやロゼには頭が上がらない。


24 アルコ・イリスのなかでお気に入りの場所は? また好きな通りもあれば教えて下さい。

慣れ親しんでいるのは地下遺跡の中だな。
通りで言うなら、翡翠通りを歩いていると落ち着くし、天空通りの賑やかさは好ましい。
近頃は、柘榴石通りや蜜月通りに出ることも増えたな。


25 行ってみたい国、地方、場所があれば教えて下さい。

実を言うと、私はアルコ・イリスの外に殆ど出たことがない。本で読んでいろいろ想像はしているのだけれど。
強いて言うなら、北の古都フィランヤだろうか。父さまの古い知己が居るらしくて偶に話題を聞く。
"賢き竜の王"シャフヴァールの膝元、雪けぶる白く美しい街らしい。知識の街とも言われているとか。
……あとは、いつか海が見てみたいな。


26 権力や財力が欲しいと思いますか?

皆を守る為の力として、欲しいと思うこともある。
もっとも、分不相応を望めば破滅あるのみ。……難しいところだな。


27 好きな季節はありますか?またその理由を教えて下さい。

初春かな。冬から春に変わるときの、あの、世界が目覚めていくような感じが好きだ。


28 自分は幸せだと思いますか?

俺はとてもしあわせだ。……しあわせだから、不安になることもある。


29 将来の展望はありますか? 今、悩んでいることや困っていることは?

父さまやみんなとずっと一緒にいたい。

『特区』に関わる陰謀が進行しているかもしれないことに悩まされている。
あとは、背が伸びないことか……。


30 明日世界が滅亡するとしたら何をしますか?

滅亡を回避できるように足掻く。どうしても、それが叶わないなら……大事な人たちの傍で過ごす。世界が終わるまで。


31 理想の最期は?

大事な人を悲しませるような死に方だけは避けたいな。
できるだけ悔やまぬように、生き抜けたら良い。


32 何か面白いことを言ってください。

!? ……え、ええと。隣の家に囲いが出来たらしいぞ。どんな囲いかだと? 
そりゃあもう格好良い。……かっこいー……。

……。…………すまん。ありきたりだったな。


33 お疲れさまでした。最後にご挨拶などお願いします。

そちらこそお疲れさま。少しは何かの役にたつだろうか?
後々検閲してしまう形になって申し訳ないな。

本当はもっと自由に、上と下が行き来したり、交流できるようになればいいのだけれど。

『特区』に来ることは一応犯罪なのだが、内部を害さず、暴れず、沈黙を守れるというならば迎えるのはやぶさかではない。
……時間があれば、俺が『特区』を案内しよう。良い所、素敵な所が沢山あるのだぞ?

それではまた何時か、何処か、会えることを願って。

以下、キャラに絡む独自設定など

『特区』
人との争いを好まぬ者、弱い者、不干渉を望むものなど、穏健な魔物が集まり、アルコ・イリス地下の一角に存在する小さな領土。アルコ・イリスの『議会』と古竜エラガバルスが交わした密約により、外からは立ち入り禁止の危険地帯という形で保護されている。地下にしか育たぬ薬草や、ここにしかない鉱物などがある為、それを求めて命知らずの冒険者などが入ってくることがあり、その際には『特区』内の戦える力を持った魔物らが彼らの対処に当たる。存外人情話に弱かったり、お人よしが多かったりもするが、『特区』を守るため、警告に従わぬものには容赦ない処断を持って当たる。

古竜エラバガルス(NPC)
『特区』の長。齢数千年を越す古き竜であり、穏健な魔物を庇護し従えながら大陸中を放浪していたが、星が落ちて生まれた亀裂の遺跡は隠れ住むには幸いと、ひとより早くにアルコ・イリスに定住。しかし、調査、探索に来た人間たちと接触することとなり、民を守るべくアルコ・イリスの首脳と会談の場を持ち、『特区』を設けるに至った。幾万色とりどりの宝珠の鱗に覆われた、絢爛に輝けるドラゴンであり、鱗が羽毛のように連なる翼を持つ。虹色の双眸を持っていたが、片目は養い子に与えてしまった為、隻眼。温厚な性質で和を愛するが、古竜であるだけにその能力は絶大である。下手に動けばそれだけで騒ぎとなってしまうため、基本的には隠居の身。宝石とアーティファクトの収集が趣味で、『特区』の最奥の巣にはあまたの宝が眠るという。

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最終更新:2011年07月06日 14:14
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