蜜月(ハニームーン)通り
七色の大通りの[黄]
概要
アルコ・イリスに7つある大通りのひとつである。
冒険者向けの旅籠が軒を連ねる
天空通りとは異なり、観光客や金持ちをターゲットとしたホテルが凌ぎを削る。
ホテルには議会認可のカジノが併設されていることが多く、客寄せのためにショービジネスにも力を入れている。
通りにはアルコ・イリスの職人たちが卸した細工や服飾、陶器等、土産物として喜ばれる品を扱う店舗も並ぶ。
夜になれば蜂蜜色の魔法燈が照らし出す通りはうつくしいが、それは表通り近辺に限ってのこと。
一度裏通りに入れば薄暗く入り組んだ路地が続き、連れ込み宿、見世物小屋、遊郭、闇市などいかかわしい施設が存在しており、治安が悪い。
また観光客がトラブルを起こすことも少なくなく、警備隊の対応が後手に回りがちであったため、ホテル経営者らが共同出資で自警団を作り、警邏するようになった。名目上は警備隊の下部組織だが、蜜月通りの住民は身内といえる自警団の方を頼りにする傾向があり、軋轢が生まれている。
竜胆通りと並ぶ裏表の差が激しい通りである。
顔役
ヴェイバロート・ベイル(男性/外見20前後/複数の異種混血)
施設
Bar「髪長姫(ラプンツェル)」(酒場・表から一本入った通り)
"蜜月通り"のメインストリートから一本抜けて、裏道に入った所にある酒場、飲食店。
金色の長い髪をした乙女の横顔があしらわれた看板が特徴。街の住人向けに居を構えている。
誰でも入れるオープン席とは別に、予約した客しか通さない密談用の個室を奥に持っている。
其方に行くには予め教えられたメニュー名を伝え、既に相手が来ていれば先方が待つ席に案内し、そうでなければオープン席内で待ち合わせ相手を待つ形となる。
奥を使う客が全員揃って初めて奥に通される仕組み。
符丁に使われるメニュー名は、日付と使用する個室にあわせて変わる形になっており、その為、"髪長姫"のメニュー数の多さはこの辺りでも飛びぬけている。
店員には何故か猫妖精が多い。蜜月の顔役とも懇意にしている、シェスなる名前の人物が経営している。
最終更新:2011年06月29日 01:53