韓国で2008年に刊行されたオリジナルミステリー27タイトル全紹介(3)

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  • 韓国で2008年に刊行されたオリジナルミステリー27タイトル全紹介(3)
    ■■韓国で2008年に刊行された韓国オリジナルミステリ27タイトル全紹介(3)■■ 歴史ミステリ編 2010年4月8日 ■過去を舞台にして、架空の事件を扱うもの 『朝鮮科学捜査隊 別巡検』イ・スグァン(李秀光)、2008年8月   http //www.aladdin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8996047813 舞台は19世紀末。テレビドラマのシナリオを元にした本。韓国版CSIとして人気を博したドラマだとか。 『王の密使 日本幕府潜入事件』ホ・スジョン、2008年7月   http //www.aladdin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=899164340X 江戸時代。朝鮮通信使が京都に到着した晩、将軍直属の武士が首を切られて死んだ状態で発見される。朝鮮通信使は、幕府の権力争いに巻き込...
  • 韓国で2008年に刊行されたオリジナルミステリー27タイトル全紹介(4)
    ■■韓国で2008年に刊行された韓国オリジナルミステリ27タイトル全紹介(4)■■ 国際サスペンス編 2010年4月8日(作成中) 『Compound eye』キム・ドギョン、2008年2月   http //www.aladdin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8975275981 韓国国防科学研究所が開発した最先端偵察衛星コンパウンドアイをめぐる情報戦、銃撃戦! 『New York’s dust』オ・スンファン、2008年2月   http //www.aladdin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8925704382 半島の南北関係や日本・中国・アメリカをめぐっての緊張・事件などなど。 『ベビーシッター ブッシュ一家のグローバル企業狩り』マルク・ハムシンク、2008年6月   http ...
  • 韓国で2008年に刊行されたオリジナルミステリー27タイトル全紹介(1)
    ■■韓国で2008年に刊行された韓国オリジナルミステリ27タイトル全紹介(1)■■ アンソロジー編 2010年4月3日 2009年11月、講談社の「アジア本格リーグ」から韓国の美術ミステリ『美術館の鼠』が刊行されました。 それに関連して、韓国ではどのような推理小説が刊行されているのかを調べてみる企画です。 全27タイトルというのは、韓国の推理小説専門誌『季刊ミステリ』2008年冬号によるデータです。 実際に作品を読んではいません。内容についてはネット書店などで情報を得ています(ハングルはまあまあ読めますが、小説を読めるほどではないので…)。 2008年に韓国で刊行された韓国オリジナルミステリ27タイトルのうち、アンソロジーは以下の4つです。 (1)韓国推理作家協会『首陽大君殺人事件 2008今年の推理小説』 한국추리작가협회『수양대군 살인사건 2008 올해의 추...
  • 韓国で2008年に刊行されたオリジナルミステリー27タイトル全紹介(2)
    ■■韓国で2008年に刊行された韓国オリジナルミステリ27タイトル全紹介(2)■■ 現代を舞台にした長編ミステリ編 2010年4月7日 映画化と相性の良いサスペンス・ハードボイルド作品が多く、密室やら孤島やらが出てくる謎解きメインの作品はなさそうです(日本で刊行されている韓国ミステリ『美術館の鼠』『最後の証人』も映画化済みまたは映画化進行中)。邦訳がある作家から見ていきます。 ■キム・ソンジョン(金聖鍾) 日本では『ソウル 逃亡の果てに』『最後の証人』が刊行されている。 『霧の男』キム・ソンジョン、2008年1月   http //www.aladdin.co.kr/shop/wproduct.aspx?ISBN=8901077248 殺人請負人と彼を追う刑事たちを乾燥した筆致で描いたハードボイルドミステリー。 『白色人間』1、2巻 キム・ソンジョ...
  • 韓国ミステリ紹介 目次
     ここでいう「韓国ミステリ」とは、「韓国の作家が書いたオリジナルミステリ」のことであって、「韓国を舞台にしたミステリ」のことではありません。 1.韓国ミステリ概観 韓国ミステリ界の基本情報 韓国での推理小説の刊行状況(2008年)(2009年11月9日、11月10日)  当サイト開設当初の記事。当時所持していたごく少数の資料をもとに、韓国ミステリ界の基本情報や年間のミステリ刊行数、その内訳(韓国国内作品・翻訳作品)などについて書いている。 韓国ミステリ史 『韓国ミステリ史 第一章』(20世紀初頭~1930年代) 『韓国ミステリ史 特別編 - 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)【1】』 『韓国ミステリ史 特別編 - 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)【2】』 『韓国ミステリ史 第二章』(1940年代~1960年代) 『韓国ミステリ史 第三章』(1970年...
  • 韓国での推理小説の刊行状況(2008年)
    韓国での推理小説刊行状況 1 2009年11月9日 ☆「アジア本格リーグ」の刊行  今年(2009年)9月、講談社から「島田荘司選 アジア本格リーグ」の刊行が開始された。これは、今まで欧米作品の陰に隠れてあまり顧みられていなかった、アジア各地域の推理小説を刊行するという画期的なもので、第1回配本では「台湾」「タイ」の作品が刊行された。巻末予告を見ると、さらに「韓国」「中国」「インド」「インドネシア」の作品の刊行が予定されているという。  さて、ではこれらの地域では、刊行予定のもの以外に、いったいどのような推理小説が刊行されているのだろうか。  台湾の推理小説については、taipeimonochromeさんが「taipeimonochrome ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂」で以前から積極的に紹介なさっており、多くの未訳作品の批評を読むことができる。 ...
  • 中国ミステリ紹介 目次
     ここでいう「中国ミステリ」とは、「中国の作家が書いたオリジナルミステリ」のことであって、「中国を舞台にしたミステリ」のことではありません。 1.中国ミステリ概観 中国ミステリ史 『中国ミステリ史 第一章』(19世紀末~1910年代) 『中国ミステリ史 第二章』(1910年代~1940年代) 『中国ミステリ史 第三章』(1940年代末~1970年代) 『中国ミステリ史 第四章』(1970年代末~1990年代) 『中国ミステリ史 第五章』(1990年代末~21世紀初頭) 『中国ミステリ史 第六章』(現代) 中国ミステリを知るための日本語文献 中国ミステリについて知るための資料リスト - 文献リスト+解説。最近は更新していません。 中国ミステリ史 参考文献 - 中国推理小説120年の歴史 2.実際に中国ミステリを読んでみたい方へ 邦訳 中国ミステリ 読書案内 東方のホームズが活躍する...
  • 中国ミステリ史 第五章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月10日  『中国ミステリ史 第五章』では、1990年代末から21世紀初頭までの中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を紹介している。 目次 第五章 20世紀末~21世紀初頭: 新たなミステリの潮流第一節 インターネットという新天地/新たな創作の場 第二節 ネット上で活躍していたミステリ執筆者が紙媒体へ/雑誌『歳月・推理』創刊 第三節 邦訳された21世紀の中国探偵小説 参考文献 第五章 20世紀末~21世紀初頭: 新たなミステリの潮流 第一節 インターネットという新天地/新たな創作の場 【主要参考文献:杜撰(ずさん)(2009)「百年華文推理簡史 九、網絡推理小説的創作熱潮」】  20世紀末より、今までとはまったく違う文脈でミステリ作家が登場するようになる。大きな役割を果たしたのは、インターネット環境の整備である。1998年...
  • 2009年に韓国で刊行された日本の推理小説
    2010年5月24日 2009年(正確には、2008年12月~2009年11月)に韓国で刊行された日本の推理小説全98作品について、韓国ネット書店にリンクを貼りました。自分のひいきの作家さんが翻訳されているか、また、どんな表紙絵で刊行されているのか、興味がありましたらどうぞ見ていってください。 韓国推理作家協会編のミステリ専門誌『季刊ミステリ』(年4回刊行)は、毎年冬号で、1年間の推理小説の刊行状況を振り返る特集を組み、その1年間に刊行された推理小説の全リストを掲載しています(正確にいうと、対象期間は前年の12月から当年の11月まで、以下同じ)。 『季刊ミステリ』26号(2009年冬号)(奥付けは2009年12月、実際は遅れて2010年4月刊行)によると、韓国でのミステリの刊行状況は以下の通りです。 ■最近4年間の韓国でのミステリ刊行状況 2006年 1...
  • 韓国語に翻訳された日本の探偵作家の作品一覧
    2011年9月5日 2011年12月11日更新(新訳版『黒死館殺人事件』の追加など)  創元推理文庫《日本探偵小説全集》(全12巻)に作品が収録されている30人の作家のうち、谷崎潤一郎、佐藤春夫、芥川龍之介、菊池寛を除く26人の探偵作家について韓国語訳の有無を調べ、翻訳された作品の一覧を作成した。  ※注:出版日等のデータは韓国のネット書店「アラジン」のものを使用しています。「アラジン」に登録されていない古い書籍はここではリスト化していません(つまり、このページでリスト化しているものは、この10年ぐらいに刊行された比較的新しいものだけです)。 目次 江戸川乱歩 横溝正史 夢野久作 小栗虫太郎 岡本綺堂 小酒井不木 坂口安吾 黒岩涙香の翻案小説を再翻案した韓国の翻案小説 アンソロジーなどに作品が収録されている作家海野十三 大阪圭吉 甲賀三郎 角田喜久雄 ...
  • 韓国のWebサイト「ハウミステリ」で実施された2011年ミステリランキング
    2012年2月2日  韓国のミステリ情報サイト「ハウミステリ」(How Mystery)で実施されたミステリランキングの結果を紹介する。  2011年に韓国で出版されたミステリを対象とするランキングで、韓国国内作品・翻訳作品の両方を含む。 関連記事:韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」で実施された2011年日本ミステリランキング (2012年2月17日) 2011年 하우미스터리 선정, 2011년 올해의 추리소설!!! (2012-02-02)対象:2011年に韓国で刊行されたミステリ小説。韓国オリジナル作品と翻訳作品の両方を含む。 投票参加者:63名。それぞれが順位を付けずに3作品を選ぶ。 結果発表:2012年2月2日 順位 得票数 タイトル 作者 国 年 韓国語タイトル 備考 1位 25票 奇想、天を動かす 島田荘司 日本 1989年 기발한 발상, 하...
  • 韓国推理作家協会のソン・ソニョン氏が語る「季刊ミステリ新人賞」
    韓国推理作家協会のソン・ソニョン氏が語る「季刊ミステリ新人賞」 (&韓国ミステリの現状) 2010年3月31日  2010年の本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ主催)の候補にもなっている「アジア本格リーグ」から昨年刊行された、韓国の美術ミステリ『美術館の鼠』(李垠(イ ウン)、2009年11月 講談社)。先日読んだこれが、あまり…少なくとも「本格」としては面白くなかったので、「アジア本格」「アジアミステリ」についてちょっとした失望のようなものを感じていたんですが…。  そんな中、さっき読んだ韓国の推理作家ソン・ソニョン氏のブログ記事(2009年11月21日付、http //blog.daum.net/ilovemystery/27)がかなり熱く韓国の推理小説の未来について語っていて感動したので、急きょ、半年ぶりぐらいに記事を書くことにしました。  韓国の推...
  • 韓国における日本ミステリの翻訳出版の現状
    2012年9月20日 Index 2002年、ミステリの売り上げに占める日本作品の割合は1.1% 日本ミステリの翻訳の急増 人気・評価の高い作品は? 最も多く作品が翻訳されている作家は? 主なミステリ作家の翻訳状況翻訳書が10点以上出ている作家 その他の作家 旧作の翻訳は?横溝正史とその他の探偵作家 松本清張と赤川次郎 その他 2002年、ミステリの売り上げに占める日本作品の割合は1.1%  日本の推理小説の韓国での翻訳出版は1960年代に始まり、1970年代~80年代には松本清張や森村誠一、梶山季之の作品が人気を集めた。そして1990年代には島田荘司の『占星術殺人事件』や綾辻行人の館シリーズ(6作目まで)、赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズ、大沢在昌の『相続人TOMOKO』および新宿鮫シリーズ(4作目まで)、桐野夏生の『顔に降りかかる雨』、『OUT』、高村薫の『マーク...
  • 台湾ミステリ紹介 目次
     ここでいう「台湾ミステリ」とは、「台湾の作家が書いたオリジナルミステリ」のことであって、「台湾を舞台にしたミステリ」のことではありません。 1.台湾ミステリ概観 台湾ミステリを知るための日本語文献 台湾ミステリについて知るための資料リスト - 文献リスト+解説。最近は更新していません。 台湾ミステリ史 参考文献 - 台湾推理小説100年の歴史 島田荘司推理小説賞 島田荘司推理小説賞 2.実際に台湾ミステリを読んでみたい方へ 邦訳 台湾ミステリ 読書案内 原書 台湾の推理小説アンソロジー 第1回(2009年)島田荘司推理小説賞 受賞者 3.日本ミステリ in 台湾 2009年に台湾で刊行された日本の推理小説 (2007年~2009年の台湾のミステリ刊行状況 含む) 江戸川乱歩の台湾での受容 4.その他 寵物先生『虚擬街頭漂流記』 西門町@Googleストリートビューミスター...
  • 江戸川乱歩の韓国での受容
    2011年11月13日作成 (自著13、共著1) 2011年11月18日 「日本文学翻訳60年書誌目録」を参照し、自著1点、収録書3点追加 (自著14、共著1、収録書3) 2014年7月9日 2012年以降に出た書籍3冊を追加 (自著17、共著1、収録書3)  2003年に『江戸川乱歩リファレンスブック3 江戸川乱歩著書目録』(監修:平井隆太郎、編集:中相作、発行:名張市立図書館)という書籍が刊行されている。2001年までに刊行された江戸川乱歩の著書の目録であり、翻訳されて海外で出版された書籍まで扱っているが、韓国語書籍は1点も扱われていない。  このページは、いつの日か行われるであろうその改訂の際の一助となるべく作成した。もっとも、このページの乱歩の著書のデータは基本的に韓国国立中央図書館の蔵書データをオンライン検索して得たものであり、私自身は以下の書籍の実物を所持してい...
  • 米澤穂信 海外で刊行された作品リスト
    2010年9月7日 2013年1月25日:約2年5か月ぶりに更新 Index 台湾(9冊) 中国(4冊) 韓国(7冊) おまけ:各地での筆名の表記・読み 台湾(9冊)  タイトルをクリックすると、台湾のネット書店の該当ページが新規ウィンドウで開きます。 2008年3月 『犬はどこだ』(尋狗事務所)(出版社公式サイト) 2008年8月 『さよなら妖精』(再見,妖精)(出版社公式サイト) 2009年4月 『春期限定いちごタルト事件』(春季限定草莓塔事件)(出版社公式サイト) 2009年7月 『夏期限定トロピカルパフェ事件』 (夏季限定熱帶水果聖代事件)(出版社公式サイト) 2009年9月 『インシテミル』(算計)(※左のリンク先は、映画公開時の新装版?に表紙が変わっている。最初に台湾で出版されたときの表紙は「こちら」) 2011年7月 『追想五断章』(追想五斷章) ...
  • 綾辻行人 海外で刊行された作品リスト
    綾辻 行人(あやつじ ゆきと、1960.12.23 - )  AYATSUJI Yukito / 绫辻行人 Lingshi Xingren  아야츠지 유키토 / อายะซึจิ ยูกิโตะ 左から順に、講談社ノベルス版(1987年9月)、講談社文庫版(1991年9月)、講談社文庫 新装改訂版(2007年10月)、講談社 YA!ENTERTAINMENT版(2008年9月) 左から順に、韓国 Hans Media版(2005年7月)、台湾 皇冠文化出版 新装版(2006年9月)、中国 珠海出版社版(2004年6月)  日本での刊行リストについてはmihoroさん作成の綾辻行人データベースAyalist内、綾辻専門書店が充実しています。  以下、タイトルをクリックすると、それぞれの地域のネット書店のペ...
  • 島田荘司 海外で刊行された作品リスト
    島田 荘司(しまだ そうじ、1948.10.12 - )  SHIMADA Soji / 島田莊司 岛田庄司 DAOTIAN Zhuangsi  시마다 소지 / โซจิ ชิมาดะ 2010年12月現在、『占星術殺人事件』の新品で手に入る3つのバージョン 左から順に、講談社文庫版(1987年7月)、講談社ノベルス 改訂完全版(2008年1月)、南雲堂 改訂完全版(2008年1月) 初刊は1981年、講談社版。ほかに、島田荘司全集版(第一巻)(2006年9月)も新品で入手可能 その他の日本国内のバージョン違いについては、keita2さんのブログ「日曜は勝手にショートショート」の記事「占星術殺人事件のバージョン違い」(2009年7月13日)が詳しい。 アメリカ IBC Books版(2005年9月、英語) なお、海外版の表紙は「WS刊...
  • 韓国のライトノベルレーベル《Jノベル》で刊行された韓国オリジナル作品一覧
    2012年8月7日  韓国のライトノベルレーベル《Jノベル》(ソウル文化社、2007年4月~)は基本的に日本のライトノベルを翻訳刊行するレーベルだが、2007年12月から2009年9月にかけて韓国オリジナルのライトノベル作品も刊行していた。以下に一覧を示す。 《Jノベル》で刊行された韓国オリジナルのライトノベル(8作家10作品20冊) タイトル 著者 タイトル(直訳) 著者 刊行巻 안테노라 사이크 Antenora Cyc 송성준 『アンテノラ・サイク Antenora Cyc』 ソン・ソンジュン 2007年12月 1巻 타토에서 오다 조선희 『他国から来る』 チョ・ソニ 2007年12月 1巻、2008年2月 2巻 북오더 송승근 『ブック・オーダー』 ソン・スングン 2008年3月 1巻、2008年5月 2巻 콘트라파소 Contrapasso 홍지현 『コン...
  • 北欧・バルト三国で刊行された日本の推理小説/ミステリ
    2011年4月30日 大きな地図で見る  最近、日本で北欧ミステリが注目を集めている。その一番の要因としては、スウェーデンの作家であるスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』(1~3、各上下巻、早川書房)が2008年末から2009年にかけて日本のミステリ界を席巻したことが挙げられるだろう。『ミステリマガジン』2010年11月号では北欧ミステリの特集が組まれ、今年に入って以降も、4月にハヤカワ・ポケット・ミステリからスウェーデンの作家ヨハン・テオリンの『黄昏に眠る秋』が出て話題になっているのみならず、5月にはノルウェーの作家カリン・フォッスムの『湖のほとりで』の刊行が予定されており、また年内にはアイスランドの作家アーナルデュル・インドリダソンの長編2作品の東京創元社からの刊行も予定されている(※2012年に延期)。  このページでは、逆に北欧では日本のミステリがどれほど読まれ...
  • ノベルエンジン刊行作品リスト(韓国のライトノベルレーベル)
    主な刊行作。左から順に、 『ノベルバトラー』1巻(イラスト:SALT) 『一途な出来心』1巻(イラスト:Anmi) 第1回ノベルエンジンライトノベル大賞・大賞『エンディング後のセカイ』1巻(イラスト:Juke) 左から順に、 第2回ノベルエンジンライトノベル大賞・大賞『モンス☆パニック』1巻(イラスト:Gilse) 第2回ノベルエンジンライトノベル大賞・優秀賞『夜間自由学習』1巻(イラスト:Mintchoco) 第3回ノベルエンジンライトノベル大賞・優秀賞『我が家の赤ちゃん猫』1巻(イラスト:DS마일군[DSマイルくん]) 左から順に、 第3回ノベルエンジンライトノベル大賞・特別賞『変死体を発見してしまいました』1巻(イラスト:carpin) 第3回ノベルエンジンライトノベル大賞・奨励賞『アンドロイド・トロイカ』1巻(イラスト:Cher...
  • 2010年に韓国で刊行された日本の推理小説
    2010年5月26日 先日作った2009年版のリストに続いて、2010年版(正確には、2009年12月から)の、韓国で刊行された日本の推理小説リストを作りました。まさに今現在、韓国ではどのような日本の推理小説が読まれているのか、興味がありましたらどうぞ見ていってください。 (12月から集計しているのは、韓国のミステリ専門誌『季刊ミステリ』の集計期間と一致させるため) リスト作成にあたって 韓国のネット書店「アラジン」で「文学>本格ジャンル小説>推理小説/ミステリ」を検索し、出てきたもののうち日本の作品を、著者名50音順に並べた。  http //www.aladdin.co.kr/shop/wbrowse.aspx?CID=202 BrowseTarget=List 「文学>本格ジャンル小説>ホラー/恐怖小説」の結果も付け加えた(現在2冊のみ。〈ホラー〉と注...
  • 韓国ミステリ史 第四章 - 韓国推理小説100年の歴史
    2012年6月13日  『韓国ミステリ史 第四章』では、1980年代から20世紀末までを扱っている。 目次 第四章 1980年代~20世紀末: 韓国ミステリ界の隆盛期第一節 韓国ミステリクラブから韓国推理作家協会へ(1)韓国推理作家協会の創設(1983年) (2)韓国推理作家協会主催 韓国推理文学賞 受賞作一覧 (3)韓国推理作家協会と日本推理作家協会の交流 第二節 スポーツ新聞や雑誌での新人作家発掘(1)スポーツ新聞の新春文芸公募 (2)『小説文学』長編推理小説公募 (3)『季刊推理文学』と金来成推理文学賞 第三節 ミステリ専門の出版社も登場(1)国産ミステリ出版の活況 (2)ミステリ読者の団体「韓国ミステリクラブ」の結成 (3)翻訳ミステリの出版 (4)苦戦するミステリ雑誌 第四節 20世紀末: 出版不況の影 第五節 邦訳された1980年代~20世紀末の韓国推理小...
  • イタリア語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ
    2011年5月2日  日本の推理小説のイタリア語訳本のリスト。 関連ページ:イタリア推理小説略史 (2012年7月1日)  ついさっきまで知らなかったのだが、イタリア語版Wikipediaをさまよっていたら、イタリアには1946年に刊行を開始したミステリ叢書「ジャッロ・モンダドーリ」(Il Giallo Mondadori)(英語版Wikipedia)というのがあるのを知った。なんでもその前身は1929年に刊行を開始していて1946年に現在の名前になったそうだが、1946年から現在までですでに3000冊を超えていると聞くと、イタリアはあまり推理小説が盛んなイメージではなかったのでちょっと驚いてしまう。日本でいえば、1953年から早川書房が刊行している「ハヤカワ・ポケット・ミステリ」に相当しそうだが、「ジャッロ・モンダドーリ」も翻訳作品中心であるものの、イタリアの国内作品も...
  • 文庫で刊行されたフランスミステリの一覧
    2014年8月6日  アンケート企画「フランスミステリベスト100」のために作成した参考リストです。  国会図書館の蔵書データを「キーワード:角川文庫/分類:953*(フランスの小説)」などで検索し、検索結果からミステリを抜き出したものです。ただし、フランス語圏のメジャーなミステリ作家3人(ガストン・ルルー、モーリス・ルブラン、ジョルジュ・シムノン)については省略しています。  読売新聞社の《フランス長編ミステリー傑作集》(全6巻)および草思社の《ロマンノワール》(全5巻)は文庫ではありませんが、このページで合わせてリストを示しておきます。  創元推理文庫およびハヤカワ・ミステリ文庫で刊行されたフランスミステリについては下記のページをご覧ください。 創元推理文庫海外ミステリ非英語圏作品一覧 ハヤカワ・ミステリ文庫非英語圏作品一覧 Index 旺文社...
  • 中国ミステリ史 第四章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月8日  『中国ミステリ史 第四章』では、1970年代末から1990年代までの中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を紹介している。 目次 第四章 1970年代末~1990年代: 翻訳ブームと中国ミステリの多様化第一節 日本の社会派推理小説が中国でもブームに 第二節 中国ミステリの多様化 第三節 1990年代末の中国翻訳ミステリ事情 第四節 邦訳された1980年代~1990年代の中国推理小説 参考文献 第四章 1970年代末~1990年代: 翻訳ブームと中国ミステリの多様化 第一節 日本の社会派推理小説が中国でもブームに  この「中国ミステリ史」では触れていないが、井波律子(2003)『中国ミステリー探訪 ― 千年の事件簿から』で詳しく述べられているように、中国には欧米ミステリ受容以前から、1000年を越える長いミステリ(的なもの...
  • 韓国ミステリ史 第一章 - 韓国推理小説100年の歴史
    2011年11月8日  「韓国ミステリ史」は、20世紀初頭から現代(2011年)までの韓国の探偵小説/推理小説/ミステリの歴史を、第一章から第五章(+特別編2ページ)の全7ページに分けて紹介するものである。  『韓国ミステリ史 第一章』では、そのうち20世紀初頭から1930年代までを扱っている。 目次 はじめに 第一章 20世紀初頭~1930年代:韓国ミステリ草創期第一節 韓国初の創作探偵小説は何か 第二節 イ・ヘジョ(李海朝)による韓国初の創作探偵小説『双玉笛(そう ぎょくてき)』 第三節 探偵小説専門作家不在の時代(1)黒岩涙香の翻案小説を再翻案した韓国の翻案小説 (2)その他の翻訳・翻案探偵小説 (3)1920年代~1930年代の創作探偵小説 第四節 邦訳された20世紀初頭~1930年代の韓国探偵小説 参考文献 はじめに  今から約10年前、早川書...
  • 2010年に中国で刊行された日本SF一覧
    2011年8月29日  2010年に中国で刊行された日本SF・ファンタジーの単行本の一覧/2010年に中国の雑誌(オンラインマガジン含む)に掲載された日本の短編SF・ファンタジーの一覧  中国に「星空賞」というSF・ファンタジーの賞がある。前年1年間のSF・ファンタジー作品を対象とし、ファンの投票(一次投票および決選投票)により受賞作を決定する賞である。(より正確に言えば、中国国内作品に関しては、ファンの投票だけでなく、SF・ファンタジー小説家、雑誌編集者らで構成される評議委員の投票の結果も加味して受賞作が決定される)  星空賞の公式サイトに、翻訳小説賞の対象となる前年1年間に刊行されたor雑誌掲載された翻訳SF・ファンタジーの一覧があったので、そこから日本の作品を抜き出しリストにまとめた。 リスト作成の参考にしたページ(中国語)第2回(2010年度)星空賞 翻訳長...
  • 韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史
    2012年8月4日  最初に数字を書いてしまうと、現在韓国で1年間に出版されるライトノベルは約600冊に上る。そのうち韓国の国産の作品は約1割強で、残りの9割弱は日本のライトノベルの翻訳である(以上、当サイト調べ/詳細は後述)。年間600冊というのは、日本の2005年~2006年ごろのライトノベルの出版点数に匹敵する。なお現在の日本では、1年間に約1000冊のライトノベルが出版されているそうだ。(日本でのライトノベルの出版点数についてはブログ「積読バベルのふもとから」の2012年1月22日付記事「ライトノベル発行点数を調べてみたら、電撃がやはりヤバイ件について」を参照した)  ちなみに、この「国産の作品が1割強」というのは韓国におけるミステリ小説の出版にもあてはまる。韓国推理作家協会が出したデータによれば、韓国では現在、1年間にミステリ小説が約300冊出版されており、そのう...
  • 2009年に台湾で刊行された日本の推理小説
    2010年5月24日  韓国版リストに続いて、2009年に台湾で刊行された日本の推理小説のリストを作りました。自分の好きな作家さんが翻訳されているか、また、どんな表紙絵で刊行されているのか、興味がありましたらどうぞ見ていってください。  以下のリストは、台湾のネット書店「博客来網路書店」で「懸疑/推理小說」を表示し( http //www.books.com.tw/books/bl/bl0506_1.php 日本・欧米・オリジナル含め、推理小説が新しいものから順に表示される)、その中から日本のものを探していくという単純作業によって作られています。  このネット書店で「推理小説」に分類されているものを機械的に拾っているので、中には「何でこれが?」というのも入っているかもしれませんが、そういうものも含めて下で示しました。  ただし、「推理小説」とされているもののうち...
  • 韓国SFに関するネット上の2つの基本文献について
    2011年1月28日  東アジアのSF小説の日本での紹介の歴史を少し調べてみると、中国語SFの紹介が今から30年前、1980年頃から『S-Fマガジン』誌上などで行われていたのに対して、韓国SFの日本での紹介というのはほとんど行われてこなかったようである。北原尚彦「日本語で読める韓国SF」(『ミステリマガジン』2000年10月号)では、韓国の小説が3作品紹介されているが、改変歴史SFが1作と、近未来軍事シュミレーションSFが2作であり、必ずしもSF的なSFではない(ほかに、SFからはやや外れるとの注釈つきで、『朝鮮幻想小説傑作集』(白水社Uブックス)が紹介されている)。  ネット上でも韓国SFについて述べている日本語のページは少ないが、「韓国SF」などの検索ワードで検索すると、まず以下の2つのページに行き当たる。この2つが、ネット上で日本語で調べられる範囲においては、韓国SFについ...
  • 西アジア・中東で刊行された日本の推理小説/ミステリ
    2011年5月1日 2011年5月6日 ペルシア語圏について追加 大きな地図で見る  日本のミステリは西アジアでも刊行されている。  このページでは、国際交流基金が作成している「日本文学翻訳書誌」を基礎資料として、それに独自に調査した分を加え、西アジアの言語に翻訳された日本のミステリをまとめている。なお、「日本文学翻訳書誌」では現地での刊行タイトルはすべてラテン文字に転写され、アルファベットにつける特殊記号も削除されているが、このページでは現地の表記に戻している。 ※トルコ語に含まれる特殊なアルファベットおよび、アルメニア文字、グルジア文字、アラビア文字、ペルシア文字を使用しています。携帯電話等では表示されません。 Index トルコ鈴木光司 アゼルバイジャン アルメニア松本清張 グルジア松本清張 アラビア語 ヘブライ語 ペルシア語 リンク  「...
  • 韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」で実施された2011年日本ミステリランキング
    2012年2月17日  日本ミステリファンが集う韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」(일본 미스터리 즐기기)で実施されたミステリランキングの結果を紹介する。  2週間ほど前に紹介した「ハウミステリ」のランキングは2011年に韓国で出版されたすべてのミステリ小説(韓国国内作品・翻訳作品)が対象になっていたが、「日本ミステリを楽しむ」のランキングはその名の通り、2011年に韓国で出版された日本ミステリが対象になっている。 関連記事:韓国のWebサイト「ハウミステリ」で実施された2011年ミステリランキング (2012年2月2日) Index 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2011年 [발표] 우리가 뽑은 2011년 일본 미스터리 (2012-02-12) 対象: 2011年に韓国で翻訳出版された日本のミステリ小説。...
  • フランスミステリ関連情報一覧(邦訳リスト、ランキング、賞など)
    2020年8月16日 松川良宏(非英語圏ミステリ研究家) [日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員]  「フランス・ミステリ」を特集した探偵小説研究会の機関誌『CRITICA』第15号[summer 2020](2020年8月13日発行)で、当サイトにご言及いただきました。ありがとうございます。  ただ、当サイト内のフランスミステリ関連情報は、どこにどの情報があるのか、いまいちまとまっておりません。そこでこの機会に、当サイト内のフランスミステリ関連情報の一覧を作成しておくことにいたしました。  当サイトは頻繁に更新していたのは2015年の夏ごろまでで、それ以降はあまり情報を更新できていません。今回、更新・整理のきっかけを作ってくださったことに感謝いたします。 探偵小説研究会 公式サイト『CRITICA』第15号は2020年8月16日現在、古書店・...
  • 中国ミステリ史 第一章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月3日 2011年8月4日増補(詳細はページ最下部の「第一章 更新履歴」参照)  「中国ミステリ史」は、19世紀末から現代(2011年)までの中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を、第一章から第六章の全6ページに分けて紹介するものである。  『中国ミステリ史 第一章』では、そのうち19世紀末から1910年代まで(清末)を扱っている。 目次 『中国ミステリ史 第一章』 19世紀末~1910年代 はじめに 第一章 19世紀末~1910年代: 欧米探偵小説の受容と国産化の試み第一節 東アジア・東南アジアでのホームズの受容 第二節 裁判小説から探偵小説へ(1)中国初の創作探偵小説 (2)中国古来の裁判小説 (3)翻訳探偵小説とその国産化の試み 参考文献 第一章 更新履歴 『中国ミステリ史 第二章』 (1910年代~1940年代)...
  • 韓国ミステリ史 特別編 - 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)【1】
    2011年6月19日  1935年、早稲田大学留学中に日本の探偵雑誌『ぷろふいる』でデビューし、中島河太郎に将来を期待されながらも1年ほどで韓国(朝鮮)に戻ってしまった金来成(キム・ネソン/김내성[金來成])は、その後何を為したのか。彼が日本語で執筆した長編探偵小説『血柘榴』(ちざくろ)とは? Index 第一章 韓国ミステリの始祖・金来成(キム・ネソン)の生涯第一節 少年時代 第二節 日本への留学と探偵作家デビュー(1931年~1936年、21歳~26歳)(1)「楕円形の鏡」、「探偵小説家の殺人」、「綺譚・恋文往来」 (2)日本では発表されなかった長編探偵小説『血柘榴』 (3)探偵小説論等 第三節 韓国での作家活動(1937年~1957年)(1)探偵小説(少年向け含む) (2)翻訳・翻案 (3)大衆文学 参考文献 第二章 近年の韓国でのミステリ作家としての再...
  • フランスのミステリ編集者が選んだ必読ミステリ100
    2014年8月27日  フランスで2008年に刊行された『Le guide des 100 polars incontournables』(必読ミステリ100作ガイド)(仏amazon)で選ばれている100作品の一覧。選者はフランスのミステリ編集者でありミステリの翻訳や創作も手掛けるエレーヌ・アマルリック(Hélène Amalric)。100冊一覧の情報源は「こちら」。  なお同じ出版社からは映画100選、SF小説100選、文学100選、バンド・デシネ100選などさまざまな「100選」本が出ている。  先日アンケートを実施した「フランスミステリベスト100」のようなものがフランスにもないかと探していたところ、このリストが見つかった。多数の読者からアンケートをとったものではなく1人の編集者が選んだものなので、フランスのミステリ読者の好みをどれぐらい反映しているのかは分から...
  • フランス語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ
    2010年6月5日作成 2010年12月19日大幅更新  日本の推理小説の仏訳本のリスト。  Amazon.frで適当に日本の作家名を検索し、そこから「この商品を買った人はこの商品も買っています」をたどっていくことでリストを作っている。そのため、フランスで刊行された日本のミステリを網羅する完全なリストではない。  数バージョン刊行されている場合は、表紙画像があるものに優先的にリンクしている。たとえば、『悪魔の手毬唄』は、唯一表紙画像がある1998年5月に刊行されたものへリンクを貼っているが、これはこの作品の初訳が1998年だったということを意味しない。  また、まず作家で選んで、それぞれの作家について翻訳状況を書いているので、なかにはミステリではない作品も含まれる。 2010年12月19日追記  Twitter上でフランスにおける日本ミステリが話題になっ...
  • 中国ミステリ史 第六章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月10日  『中国ミステリ史 第六章』では、現在(2011年)の中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリ事情を紹介している。 目次 第六章 現代の中国ミステリ界第一節 北京偵探推理文芸協会の活動 第二節 現代の中国ミステリ作家 第三節 賞・ランキング・雑誌・その他 おわりに 参考文献 第六章 現代の中国ミステリ界 第一節 北京偵探推理文芸協会の活動  先ほど、前述の中国のミステリ情報サイト「推理之門」を見ていたら、「今日は何の日?」コーナーで「船戸与一の67歳の誕生日」などといった情報とともに「韓国推理作家協会設立から28年」という情報が出ていて、そんな情報まで押さえているのかと驚いた(※ 2月8日)。日本の推理作家団体としては、1947年設立の日本推理作家協会と、2000年設立の本格ミステリ作家クラブがある。韓国には、1983年設立の韓国...
  • 台湾ミステリ史 中編 - 台湾推理小説100年の歴史
    2011年9月3日 2011年10月15日:増補(詳細はページ最下部の「台湾ミステリ史 中編 更新履歴」参照)  『台湾ミステリ史 中編』(第四章)では、1977年から1990年代半ばまでの台湾ミステリ界の動向を紹介している。  島崎博氏は1977年を「実質的な台湾の推理小説元年」としており、1977年から1984年までを準備期、1984年から2000年までを第一期、2001年以降を第二期としている。 ※「台湾ミステリ史 前編」(19世紀末~1970年代)と「台湾ミステリ史 後編」(20世紀末~21世紀初頭)は未完成です。 目次 台湾の言語と文字に関するごく簡単な注釈 台湾ミステリ前史 (第一章~第三章 要約) 第四章 1970年代末~1990年代半ば: 林仏児(りん ふつじ)と『推理雑誌』の時代第一節 1977年: 松本清張『ゼロの焦点』の翻訳刊行 第二節...
  • 東アジアミステリの源流
    2011年2月21日 ※未完成  このページでは、欧米ミステリが伝来する以前の東アジアミステリの源流について紹介している。これらは現在の意味での「ミステリ」と必ずしも同じものではなく、やはり現在のミステリは欧米ミステリ(及びその伝来)に始まると言って差し支えないが、中国や日本、そして韓国などが欧米からミステリを受け入れる時の基層になったものなので、東アジアのミステリ史を語る際にまったく触れないわけにはいかないだろう。  以下はもともと、「中国ミステリ史」を完成させた後に「韓国ミステリ史 前編」の一部として書いたものだが、予想以上に書くことが多くなってしまったためページを独立させた。「中国ミステリ史」と「韓国ミステリ史」両方の第零章にあたる。 目次 第一節 中国の裁判物語とその日本への影響/中国の裁判エピソード集『棠陰比事』(とういんひじ)と日本の「三比...
  • 韓国ミステリ史 第三章 - 韓国推理小説100年の歴史
    2011年11月15日  『韓国ミステリ史 第三章』では、1970年代を扱っている。 目次 第三章 1970年代: 後継者不在の時代に現れたキム・ソンジョン第一節 キム・ソンジョン(金聖鍾)登場 第二節 1970年代の翻訳ミステリ(1)1972年、韓国ミステリクラブの結成 (2)1970年代末の翻訳ミステリブーム 第三節 邦訳された1970年代の韓国推理小説 参考文献 第三章 1970年代: 後継者不在の時代に現れたキム・ソンジョン  韓国の最初の創作探偵小説は1908年から1909年にかけて新聞連載されたイ・ヘジョ(李海朝)の『双玉笛(そうぎょくてき)』だった。その後、欧米や日本の探偵小説の流入が続き、創作探偵小説もいくつか書かれるが、しばらくは探偵小説専門の作家は現れなかった。1930年代半ばになると、金来成(キム・ネソン)が初の探偵小説専門作家として登...
  • 韓国のミステリレーベル《BOOK HOLIC》刊行作品一覧
    2012年1月3日  韓国の出版社・ハクサン文化社のレーベル《BOOK HOLIC》(ブックホリック、북홀릭)の刊行作品一覧。(※出版社名の漢字表記は「鶴山文化社」、ハングル表記は「학산문화사」)  基本的には日本のミステリの翻訳レーベルと言えそうだが、ミステリ以外の作品もある。以下の表で示した「ジャンル」は出版社の公式サイトで示されているものである。また、韓国のオリジナル・ミステリも1点だけ刊行されている。  ハングル表記のタイトルをクリックすると出版社の該当ページが開く。出版年月日等のデータは出版社のサイトで示されたものに従っている。  韓国語のタイトルは基本的に原題の直訳である。原題と大幅に異なる場合は「備考」で示す。 著者 タイトル 韓国語タイトル 訳者 発行年月日 ジャンル 備考 1 乙一 『GOTH リストカット事件』 GOTH 고스 - 리스트 ...
  • このアジアミステリを邦訳してほしい! (韓国編)
    2010年4月17日 最終更新:2011年11月20日  どこかの出版社で邦訳してくれないかなあと個人的に思っている作品のタイトルをただ並べていくページ。  (書評などを参考にしているものの、台湾・中国ミステリと違って完全に未読なので、絶対に面白い作品だとは断言できないのですが……) 1.韓国の最新の本格ミステリ小説  韓国の最新の本格ミステリ小説を挙げる。ハン・ドンジンとト・ジンギの作品は韓国のミステリファンの交流サイトなどで高い評価を受けている。ソン・ソニョンは今年長編デビューした作家で、やはりネット上の書評などで高い評価を受けている。 (1)《京城(けいじょう)探偵録》シリーズ - ハン・ドンジン(韓東珍) ネット書店アラジン:『京城探偵録』(2009年1月) ネット書店アラジン:『血の絆 京城探偵録2』(2011年10月)  1作目の内容紹介ページを作り...
  • 東アジア・東南アジアで刊行された日本の推理小説/ミステリ
    2010年5月26日、5月27日 大きな地図で見る 韓国、台湾、中国での翻訳状況については個別ページがありますので、そちらをご覧ください。韓国:2009年、2010年(途中まで) 台湾:2009年 中国:2009年 Index インドネシア ベトナム インドネシア 2010年5月26日 (2010年6月6日追記)  講談社の島田荘司選アジア本格リーグからインドネシアのミステリー『殺意の架け橋』(S・マラ・Gd/エス・マラー・ゲーデー)が刊行されたので、逆にインドネシアでは日本のミステリーが刊行されているのか調べてみました。『占星術殺人事件』ぐらいは訳されているかもしれないと予想していましたが、検索した限りでは、訳されていないようです。アジア全域で勢力を誇る東野圭吾作品すら、まだ訳されていないようですね。 インドネシアのネット書店での「Fik...
  • ドイツ語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ
    2010年6月5日作成 2012年2月11日大幅更新  日本の推理小説(を含む広義のエンターテインメント小説)の独訳本のリスト。  Amazon.deで適当に日本の作家名を検索し、そこから「この商品を買った人はこの商品も買っています」をたどっていくことでリストを作っている。そのため、ドイツで刊行された日本のミステリを網羅する完全なリストではない。  また、まず作家で選んで、それぞれの作家について翻訳状況を書いているので、なかにはミステリではない作品も含まれる。 Amazon.co.jp内に作成したリスト(ドイツ語版の表紙をざっと一覧できます) ドイツ語訳された日本のミステリ 2012年2月11日追記  雑誌『ミステリーズ!』のドイツミステリ特集号が刊行されたのを機に、今まで中途半端な形で公開していたリストを整理した。また、ページ最下部にドイツミステリ関連...
  • 中国ミステリ史 第二章 - 中国推理小説120年の歴史
    2011年2月3日 2011年8月7日:増補(詳細はページ最下部の「第二章 更新履歴」参照)  『中国ミステリ史 第二章』では、1910年代から1940年代まで(中華民国時代)の中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を紹介している。 目次 第二章 1910年代~1940年代: ホームズ、ルパンからフオサン、ルーピンへ第一節 中国ミステリ草創期: 上海の「青」と「紅(あか)」(1)程小青(てい しょうせい)/名探偵フオサン (2)孫了紅(そん りょうこう)/怪盗紳士ルーピン (3)同時代の中国探偵作家 第二節 中華民国時代の探偵雑誌(1)中国初の探偵雑誌 (2)終戦後の探偵雑誌創刊ブーム 第三節 同時代の日本から見た当時の中国探偵小説界 第四節 邦訳された19世紀末~1940年代の中国探偵小説 参考文献 第二章 更新履歴 第二章 1910年代~194...
  • 東野圭吾『容疑者Xの献身』の英訳版、エドガー賞候補に
    2012年1月22日  1月19日夜、東野圭吾『容疑者Xの献身』(2005年8月)の英訳版 The Devotion of Suspect X (2011年2月)がエドガー賞の最優秀長編賞の候補に選ばれたとのニュースがもたらされた[参照:エドガー賞公式サイト Edgar Nominees]。 (私は英訳版を刊行した @MinotaurBooks のツイートで知りました)  受賞作が決定するのは2012年4月26日。今から非常に楽しみである。 ※日本時間の2012年4月27日午前11時ごろ、モー・ヘイダー(Mo Hayder)『Gone』(日本語訳『喪失』2012年12月、早川書房)の受賞が決定。東野圭吾『容疑者Xの献身』は受賞を逃した。  このページでは『容疑者Xの献身』のエドガー賞ノミネートに関連して、そもそも東野圭吾の作品はどれぐらい英訳されているのか、『容...
  • 非英語圏ミステリ2013年の邦訳出版一覧
    2013年4月17日 最終更新:2014年1月14日 非英語圏ミステリ2014年の邦訳出版一覧(2014年6月11日作成) Index 刊行順一覧 国別一覧 予定 刊行順一覧 ※タイトルからのリンク先は、それぞれの出版社サイトの書籍紹介ページ 既刊 1月4日 スウェーデン スウェーデン語 カーリン・アルヴテーゲン 『満開の栗の木』 小学館文庫 柳沢由実子訳 1月10日 イタリア イタリア語 ドナート・カッリージ 『六人目の少女』 ハヤカワ・ミステリ 清水由貴子訳 1月11日 フィンランド フィンランド語 レーナ・レヘトライネン 『雪の女』 創元推理文庫 古市真由美訳 2月21日 オーストリア ドイツ語 アンドレアス・グルーバー 『夏を殺す少女』 創元推理文庫 酒寄進一訳 3月21日 スウェーデン スウェーデン語 モンス・カッレントフト 『冬の生贄』...
  • シードノベル刊行作品リスト(韓国のライトノベルレーベル)
    主な刊行作。左から順に、 『原稿用紙上の魔王』1巻(イラスト:Jjone) 『ぼくとトラ様』1巻(イラスト:永仁[エイニン、韓国語読み ヨンイン]) 『隠れオタ部!』3巻(イラスト:Anmi) 左から順に、 『EFSエクスマキナ』1巻(イラスト:CUTEG) 『EFSエクスマキナ』2巻(イラスト:CUTEG) 表紙をクリックすると、公式サイトの詳細な書籍紹介ページ(韓国語)にとびます。 2011年1月8日 2013年3月31日更新  韓国オリジナルのライトノベルを刊行するレーベル《シードノベル》は2007年7月刊行開始。(レーベル名ハングル表記:시드 노벨、英字表記:Seed Novel)  創刊ラインナップの『幽霊王 THE PHANTOM KING』、『ミヤルのブランコ』、『超人同盟にようこそ!』は、「韓国初のライトノベル」とされ...
  • @wiki全体から「韓国で2008年に刊行されたオリジナルミステリー27タイトル全紹介(3)」で調べる

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