09 さよなら奇跡の男
さよなら奇跡の男 | |
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話数 | 第9話 |
放送日 | 2009年6月9日 |
脚本 | 武藤 将吾 |
演出 | 佐藤 源太 |
- 翔が千里にキスをするところを、猛は偶然見てしまう。
- 千里は『ミラクル』へ行き、時田に事情を問いただす。
時田は、社長就任は前社長との約束だと答え、千里との契約もそのまま継続されるから安心するよう言う。 - 『トリックハート城』に戻った千里は、そのことをみんなに報告。
優たちはこれで良かったのかもと言うが、風は良くないと反論。
新造から届いた手紙を見せる。 - 手紙には、時田がミラクルを乗っ取ろうとしていること、そして、遺産を見つけることができれば、大切なものを守ることができるかもしれない、と書かれていた。
- 猛の実の父親・一輝が訪ねて来る。
猛は自分を売ったやつになんか二度と会いたくない、と一輝を追い返し、一輝は仕方なく千里に連絡先を渡して帰る。 - 他の兄弟たちは手紙にあった暗号を解く。
解読すると、“母親十カ条がヒント”となり、残りの十カ条をやることに。 - 千里は、山川豊にデモテープを聞いてもらえる、と言って猛を騙し、響子に会いに行かせる。
猛は響子から、父親が自分を売ったというのは猛を想ってついた嘘だと知らされる。 - 其の四のトリックハート城の大掃除をする。
なぜそんなに『ミラクル』を守ろうとするのか、と尋ねる猛に風は、そうするとこでしか親父の想いに応えられない、と話す。 - 其の四をクリアし、其の五「萬菜庵の特製スープを完成させよ」も猛の活躍によりクリア。
- 其の六「家族全員で大縄跳び連続百回」をやろうとした時、猛はみんなに、これをクリアしたら城を出て父親と一緒に暮らす、と告げる。
みんなショックを受けるが、笑顔で送り出すことに。 - 智が運動音痴で苦労するが、縄跳びもクリア。
- 猛が城を出て行く。
みんなで見送るが、千里は追い掛けて行ってしまう。
あの家には猛が必要なんだよ、と言って引き止めるが、猛はお礼を言って行ってしまった。 - 猛が居なくなった城に、突然時田がやって来る。
そして、『トリックハート城』を壊してその跡地に『ミラクル』のアトラクションゲームを建設するから、皆には城を出て行ってもらう、と言い出す。
Story
千里は翔にキスをされ、動揺してベランダを出て行ってしまう。
時田のことを報告に来て偶然それを見てしまった猛も何故か動揺。
咄嗟に隠れるが、全然隠れられていないため、あっさり翔に見つかる。
リビングへ来た千里は、風たちから、時田が『ミラクル』を乗っ取ったことを聞かされる。
時田のことを報告に来て偶然それを見てしまった猛も何故か動揺。
咄嗟に隠れるが、全然隠れられていないため、あっさり翔に見つかる。
リビングへ来た千里は、風たちから、時田が『ミラクル』を乗っ取ったことを聞かされる。
翌朝、千里が『ミラクル』へ行くと、社長秘書だった時田が代表取締役に就任していた。
千里はどういうことかと問いただすと、時田は社長就任は前社長との約束だ、と答える。
新造は、千里との契約が終わり次第時田に『ミラクル』を譲る、と約束したらしい。
千里がまだ契約は終わっていないことを指摘すると、時田は、千里との契約はそのまま継続されるから安心して下さい、と説明した。
千里はどういうことかと問いただすと、時田は社長就任は前社長との約束だ、と答える。
新造は、千里との契約が終わり次第時田に『ミラクル』を譲る、と約束したらしい。
千里がまだ契約は終わっていないことを指摘すると、時田は、千里との契約はそのまま継続されるから安心して下さい、と説明した。
千里は『トリックハート城』に戻って、兄弟たちにそれを報告。
納得がいかないこともあるが、正直肩の荷が下りた、と話す千里。
智や優も、自分たちは元々会社とは関係がなかったし、後継者でもないからこれで良かったのかも、と同調する。
しかし、風は強く反論。
みんなに、時田はおもちゃ関連のセクションを全て廃止し、ゲーム関連に絞るはずだ、と話す。
代々受け継いで来た発明品が途絶えるということは、新造の夢が無くなるということ。
そう言われて考え込む兄弟たち。
そして風は、新造から届いた手紙を見せる。
その手紙には、時田が『ミラクル』を狙っていることが記されていた。
それを読んだ感じでは、新造が時田に『ミラクル』を譲ると約束したというのは、時田の嘘に思える。
『私の遺産を見つけることができれば、大切なものを守ることができるかもしれない』
そう書かれているのも気になる。
『大切なもの』が『ミラクル』だとしたら、遺産はまた別にある、ということなのか?
しかし猛は、いつまで新造に振り回されてンだ、と反発する。
ミラクル取られると予測出来るのなら、なぜ最初から遺産を渡さないのか。
猛は、まだ新造を許したわけじゃないから、『ミラクル』がどうなろうが知ったこっちゃねぇ、と荒れる。
納得がいかないこともあるが、正直肩の荷が下りた、と話す千里。
智や優も、自分たちは元々会社とは関係がなかったし、後継者でもないからこれで良かったのかも、と同調する。
しかし、風は強く反論。
みんなに、時田はおもちゃ関連のセクションを全て廃止し、ゲーム関連に絞るはずだ、と話す。
代々受け継いで来た発明品が途絶えるということは、新造の夢が無くなるということ。
そう言われて考え込む兄弟たち。
そして風は、新造から届いた手紙を見せる。
その手紙には、時田が『ミラクル』を狙っていることが記されていた。
それを読んだ感じでは、新造が時田に『ミラクル』を譲ると約束したというのは、時田の嘘に思える。
『私の遺産を見つけることができれば、大切なものを守ることができるかもしれない』
そう書かれているのも気になる。
『大切なもの』が『ミラクル』だとしたら、遺産はまた別にある、ということなのか?
しかし猛は、いつまで新造に振り回されてンだ、と反発する。
ミラクル取られると予測出来るのなら、なぜ最初から遺産を渡さないのか。
猛は、まだ新造を許したわけじゃないから、『ミラクル』がどうなろうが知ったこっちゃねぇ、と荒れる。
そこへ訪問者が。
『菊池』と名乗ったその男性は、猛の実の父親だった。
猛の父・菊池一輝は新造が亡くなったのを聞いて猛のことが気になったので、訪ねて来たのだと言う。
「あんたは俺を売り飛ばした」
猛は二度とここには来るな、と冷たく追い払って、出て行ってしまった。
一輝は仕方なく、千里に自分の携帯電話の番号を書いたメモを預けて行った。
『菊池』と名乗ったその男性は、猛の実の父親だった。
猛の父・菊池一輝は新造が亡くなったのを聞いて猛のことが気になったので、訪ねて来たのだと言う。
「あんたは俺を売り飛ばした」
猛は二度とここには来るな、と冷たく追い払って、出て行ってしまった。
一輝は仕方なく、千里に自分の携帯電話の番号を書いたメモを預けて行った。
猛は独り、サウナで昔を思い出す。
面会に行った自分に、父は、お前が新造のところに養子に行けば金が入る、二度とここには来るな、そう言ったのだ。
面会に行った自分に、父は、お前が新造のところに養子に行けば金が入る、二度とここには来るな、そう言ったのだ。
他の兄弟たちは遺産を探して『みらくるん2号』を調べていた。
千里はサウナから出て来た猛に父親からのメモを渡そうとする。
それを聞いた優はうっかり、猛のお父さん出所したの?、と言ってしまう。
驚く千里に猛は、父親が警官を殺して刑務所に入っていたことを話し、そんなもん捨てちまえ、と吐き捨てて行ってしまった。
千里はサウナから出て来た猛に父親からのメモを渡そうとする。
それを聞いた優はうっかり、猛のお父さん出所したの?、と言ってしまう。
驚く千里に猛は、父親が警官を殺して刑務所に入っていたことを話し、そんなもん捨てちまえ、と吐き捨てて行ってしまった。
翌朝、千里は再び猛に父親と話すよう説得する。
それでも、自分は売られたんだ、と猛は全く相手にしない。
売る方も売る方だが、買う方も買う方だ、大蔵新造も同罪だ、と冷たく言う猛。
千里はちゃんと確かめるよう言うが、追い払われてしまう。
それでも、自分は売られたんだ、と猛は全く相手にしない。
売る方も売る方だが、買う方も買う方だ、大蔵新造も同罪だ、と冷たく言う猛。
千里はちゃんと確かめるよう言うが、追い払われてしまう。
他の兄弟たちは、今度は新造の手紙にあった暗号を解いている。
そこへやって来た千里は、文の最初だけ漢字で書かれていることに気付き、またもあっさり解読。
解読すると『母親十カ条がヒント』となる。
よく分らないが、『ミラクル』を守るためには、とにかく残りの十カ条もやるしかない、ということに。
そして、タイミング良く現れた響子から其の四が発表される。
「其の四、トリックハート城を大掃除せよ」
東京ドームと同じ総面積の城をみんなで手分けして掃除する事になった。
そこへやって来た千里は、文の最初だけ漢字で書かれていることに気付き、またもあっさり解読。
解読すると『母親十カ条がヒント』となる。
よく分らないが、『ミラクル』を守るためには、とにかく残りの十カ条もやるしかない、ということに。
そして、タイミング良く現れた響子から其の四が発表される。
「其の四、トリックハート城を大掃除せよ」
東京ドームと同じ総面積の城をみんなで手分けして掃除する事になった。
時田に会いに『ミラクル』を訪れた風。
千里の契約が終わったら社長になる予定だったのに、なぜ契約が終わる前に社長になったのか、尋ねる。
時田は、新造の遺書と千里の影響力に脅威を感じている様子。
風は、新造が持っていた株は70%だから取締役会で異義を申し立て出来る、と脅すが、兄弟の分はその半分の35%だから無理だと言い返される。
「これで終わりにはさせませんよ。」
風はそう言い残して、城へ戻った。
千里の契約が終わったら社長になる予定だったのに、なぜ契約が終わる前に社長になったのか、尋ねる。
時田は、新造の遺書と千里の影響力に脅威を感じている様子。
風は、新造が持っていた株は70%だから取締役会で異義を申し立て出来る、と脅すが、兄弟の分はその半分の35%だから無理だと言い返される。
「これで終わりにはさせませんよ。」
風はそう言い残して、城へ戻った。
風が城に戻ると、みんなは掃除の分担をくじで決めていた。
そして、大掃除の開始。
千里は猛を呼び止め、国土の親戚が山川豊の遠ーい親戚で、デモテープを聴いてもらえることになった、と言って待ち合わせ場所のメモを渡す。
翔は千里が何かを企んでいる、と気付くが、あの一件以来無視されていた‥。
そして、大掃除の開始。
千里は猛を呼び止め、国土の親戚が山川豊の遠ーい親戚で、デモテープを聴いてもらえることになった、と言って待ち合わせ場所のメモを渡す。
翔は千里が何かを企んでいる、と気付くが、あの一件以来無視されていた‥。
大喜びの猛がその場所へ行くと、そこに待っていたのは響子だった。
響子は千里に頼まれて、猛に父親の話をする。
猛の父・一輝の事件は、不幸な事故だったのだ。
一輝は、妻が危篤だという知らせを受け、幼い猛をバイクに乗せて病院に向かう途中、スピード違反で白バイ警官に止められてしまった。
後でちゃんと交番に行くから今は行かせてくれ、と必死に頼むが聞き入れられず、逃げようとして一輝は思わず警官を突き飛ばした。
そこへちょうど車が来て、警官ははねられてしまったのだ。
それでも猛は父親が大好きだったのに、売られたことを恨んでいた。
しかし本当は、お金と引き換えに養子に出されたわけではなかった。
一輝は、猛の将来を考えて、わざと憎まれるようなことを言ったのだ。
新造がその嘘を否定しなかったのも、一輝の気持ちが解ったからだ。
響子は、二度と会わないと誓った父親がなぜ城に現れたのか不思議でならない、とわざとらしく言って連絡先を渡した。
響子は千里に頼まれて、猛に父親の話をする。
猛の父・一輝の事件は、不幸な事故だったのだ。
一輝は、妻が危篤だという知らせを受け、幼い猛をバイクに乗せて病院に向かう途中、スピード違反で白バイ警官に止められてしまった。
後でちゃんと交番に行くから今は行かせてくれ、と必死に頼むが聞き入れられず、逃げようとして一輝は思わず警官を突き飛ばした。
そこへちょうど車が来て、警官ははねられてしまったのだ。
それでも猛は父親が大好きだったのに、売られたことを恨んでいた。
しかし本当は、お金と引き換えに養子に出されたわけではなかった。
一輝は、猛の将来を考えて、わざと憎まれるようなことを言ったのだ。
新造がその嘘を否定しなかったのも、一輝の気持ちが解ったからだ。
響子は、二度と会わないと誓った父親がなぜ城に現れたのか不思議でならない、とわざとらしく言って連絡先を渡した。
城に戻った猛は掃除をするためベランダへ。
一足先に掃除をしていた風に、なんでそんなに『ミラクル』を守りたいんだ、と尋ねる。
「そうすることでしか、親父の想いに応えられないからだよ」
風が全て誤解だったと分った時には、すでに父親は居なかった。
だから父親の遺志を受け継ぐ事しか出来ないのだ。
風は猛に、お前が動かなきゃ始まらない、ぶつける相手がいることは幸せなことだ、と話す。
一足先に掃除をしていた風に、なんでそんなに『ミラクル』を守りたいんだ、と尋ねる。
「そうすることでしか、親父の想いに応えられないからだよ」
風が全て誤解だったと分った時には、すでに父親は居なかった。
だから父親の遺志を受け継ぐ事しか出来ないのだ。
風は猛に、お前が動かなきゃ始まらない、ぶつける相手がいることは幸せなことだ、と話す。
掃除が終わり、響子のチェックを受ける。
入念なチェックの末、其の四もクリア。
次は「萬菜庵の特製スープを完成させよ」らしい。
国土はネットカフェでそれを仲間に報告し、千里の側に居ることを自慢する。
ネットカフェのメンバーも千里の側に行くために、『ミラクル』の中途採用の試験に向けて勉強しているようだ。
何でも、『ミラクル』がゲームに詳しい人材を募集しているらしい。
しかし、国土から千里がもう『ミラクル』の社長じゃないと言われ、むかついた平次は国土にこっそり盗聴器を付けた。
入念なチェックの末、其の四もクリア。
次は「萬菜庵の特製スープを完成させよ」らしい。
国土はネットカフェでそれを仲間に報告し、千里の側に居ることを自慢する。
ネットカフェのメンバーも千里の側に行くために、『ミラクル』の中途採用の試験に向けて勉強しているようだ。
何でも、『ミラクル』がゲームに詳しい人材を募集しているらしい。
しかし、国土から千里がもう『ミラクル』の社長じゃないと言われ、むかついた平次は国土にこっそり盗聴器を付けた。
猛は喫茶店で父親と会っていた。
猛は自分のために養子に出したなんて、ふざけんなよ、とあたる。
そして、なんであの城に来たのかを尋ねた。
一輝は、素性を隠す事が本当に猛のためになるのか、と新造に言われたことを思い出したそうだ。
新造が亡くなって猛が寂しい思いをしているなら、また一緒に暮らせないかと思った、と話す一輝。
それを聞いた猛は、城に戻ってもずっと考え込んでいた。
猛は自分のために養子に出したなんて、ふざけんなよ、とあたる。
そして、なんであの城に来たのかを尋ねた。
一輝は、素性を隠す事が本当に猛のためになるのか、と新造に言われたことを思い出したそうだ。
新造が亡くなって猛が寂しい思いをしているなら、また一緒に暮らせないかと思った、と話す一輝。
それを聞いた猛は、城に戻ってもずっと考え込んでいた。
他のみんなはというと、萬菜庵へ行き、スープの作り方を聞き出そうとしていた。
千里は頑な店の主人に、厨房に足を踏み入れられたらめんつゆの作り方を教える、という勝負を持ちかける。
兄弟たちがアメフトのコスプレで挑むが、店の奥からマッチョな店員が‥。
向こうもまさかの5人兄弟で、簡単につまみ出されてしまった。
がっかりして城へ戻ると、猛が1人でスープを作っていた。
猛は昔萬菜庵でバイトしていたらしく、其の五もクリア出来た。
千里は頑な店の主人に、厨房に足を踏み入れられたらめんつゆの作り方を教える、という勝負を持ちかける。
兄弟たちがアメフトのコスプレで挑むが、店の奥からマッチョな店員が‥。
向こうもまさかの5人兄弟で、簡単につまみ出されてしまった。
がっかりして城へ戻ると、猛が1人でスープを作っていた。
猛は昔萬菜庵でバイトしていたらしく、其の五もクリア出来た。
其の陸は「家族全員で大縄跳び連続百回」。
優は、もはや母親のすることじゃない、と突っ込んでいる。
猛は突然やる気を出し、これをクリアしたらこの家を出て行く、と告げた。
父親と一緒に住むことにしたようだ。
恨んでいたのは誤解だったことをみんなに話し、明るく振る舞って縄跳びのロープを探しに行ってしまった。
それを聞いたみんなはショックを隠せない。
翔は、お前らがそんな顔してるとあいつも行きにくいだろ、とみんなを励ます。
そしてみんなは、笑顔で猛を送り出そうと決意した。
優は、もはや母親のすることじゃない、と突っ込んでいる。
猛は突然やる気を出し、これをクリアしたらこの家を出て行く、と告げた。
父親と一緒に住むことにしたようだ。
恨んでいたのは誤解だったことをみんなに話し、明るく振る舞って縄跳びのロープを探しに行ってしまった。
それを聞いたみんなはショックを隠せない。
翔は、お前らがそんな顔してるとあいつも行きにくいだろ、とみんなを励ます。
そしてみんなは、笑顔で猛を送り出そうと決意した。
ロープを見つけた猛が戻って来た。
が、持って来たのは1人用の縄跳びロープ。
盗聴していたネットカフェのメンバーがちゃんとしたロープを持って、自分達も参加させてくれ、とやって来た。
早速縄跳びに挑戦。
しかし、智が何度も引っ掛かる。
「まさかお前、運動音痴だな?」
そうこうしているうちに9時が過ぎ、明が寝てしまった。
が、持って来たのは1人用の縄跳びロープ。
盗聴していたネットカフェのメンバーがちゃんとしたロープを持って、自分達も参加させてくれ、とやって来た。
早速縄跳びに挑戦。
しかし、智が何度も引っ掛かる。
「まさかお前、運動音痴だな?」
そうこうしているうちに9時が過ぎ、明が寝てしまった。
仕方なく、サウナに入る風。
やって来た翔に、どの家族だってずっと一緒に居られるわけじゃない、出る方も見送る方も強くならないとな、と話す。
やって来た翔に、どの家族だってずっと一緒に居られるわけじゃない、出る方も見送る方も強くならないとな、と話す。
智は外で猛特訓をしていた。
そして、なんとか跳べるようになったようだ。
特訓に付き合っていた猛は、お前の親もパクられたんだよな、と話し掛ける。
「そろそろ許してやっていいんじゃね? 親も完璧じゃねぇんだし。」
最後ぐらい兄貴らしいアドバイスをしようと思った、と話す猛。
そして、なんとか跳べるようになったようだ。
特訓に付き合っていた猛は、お前の親もパクられたんだよな、と話し掛ける。
「そろそろ許してやっていいんじゃね? 親も完璧じゃねぇんだし。」
最後ぐらい兄貴らしいアドバイスをしようと思った、と話す猛。
千里は優と一緒にその様子をベランダで見ていた。
猛にお父さんと仲直りして欲しいと思ったけど、一緒に住むとは思わなかった、と思わず本音を漏らす千里。
「100回跳べなきゃ、猛、ずっと居てくれるのかな‥」
そう寂しそうに話す千里に、優も同情する。
猛にお父さんと仲直りして欲しいと思ったけど、一緒に住むとは思わなかった、と思わず本音を漏らす千里。
「100回跳べなきゃ、猛、ずっと居てくれるのかな‥」
そう寂しそうに話す千里に、優も同情する。
そして、再び大縄跳びに挑戦。
一生懸命縄跳びを跳ぶみんな。
国土は、強い絆で結ばれている千里と兄弟たちをうらやましく感じているようだ。
優は千里の言葉を思い出すが、その迷いを吹き飛ばす。
絶対跳ぼうね!と千里に声を掛けられ、一丸となって頑張るみんな。
ついに、100回達成。
其の陸もクリアし、大喜びするが、これをクリアしたということは猛が居なくなるということだ。
一生懸命縄跳びを跳ぶみんな。
国土は、強い絆で結ばれている千里と兄弟たちをうらやましく感じているようだ。
優は千里の言葉を思い出すが、その迷いを吹き飛ばす。
絶対跳ぼうね!と千里に声を掛けられ、一丸となって頑張るみんな。
ついに、100回達成。
其の陸もクリアし、大喜びするが、これをクリアしたということは猛が居なくなるということだ。
一方『ミラクル』では、時田が響子にお礼を言っていた。
時田がすんなりと新社長に就任出来たのは響子のおかげらしい。
響子は、前社長から次期社長に関するVTRコメントを預かっていたらしく、重役会議でそれを見せて時田を後押ししたようだ。
もちろん、それが大蔵家のみんなを裏切ることになると承知の上で。
時田はお礼に山川豊のコンサートチケット(最前列)を渡した。
時田がすんなりと新社長に就任出来たのは響子のおかげらしい。
響子は、前社長から次期社長に関するVTRコメントを預かっていたらしく、重役会議でそれを見せて時田を後押ししたようだ。
もちろん、それが大蔵家のみんなを裏切ることになると承知の上で。
時田はお礼に山川豊のコンサートチケット(最前列)を渡した。
猛が荷物をまとめていると、そこに明がやって来た。
明は特攻服を指差し、これちょうだい、と言う。
明なりの別れの挨拶なのだろう。
猛は驚きながらも、特攻服を着せてやった。
明は特攻服を指差し、これちょうだい、と言う。
明なりの別れの挨拶なのだろう。
猛は驚きながらも、特攻服を着せてやった。
翔はベランダで千里に話しかける。
養子に来てからの10年、ずっと猛と喧嘩するのが当たり前だったと話す翔は、やはり寂しいようだ。
「俺がここを出てった時、あいつもこんな風に思ったのかなー」
養子に来てからの10年、ずっと猛と喧嘩するのが当たり前だったと話す翔は、やはり寂しいようだ。
「俺がここを出てった時、あいつもこんな風に思ったのかなー」
翌朝、猛は千里たちに別れを告げ、城を出て行く。
千里は、猛と過ごした今までの日々を思い出していた。
バイクで去って行く猛を、見送るみんな。
「行っちゃダメだよ‥」
不意に千里はそう呟いて、後を追い掛けて行ってしまった。
翔もすぐに千里を追う。
智も行こうとしたが、優はそれを止めた。
千里は、猛と過ごした今までの日々を思い出していた。
バイクで去って行く猛を、見送るみんな。
「行っちゃダメだよ‥」
不意に千里はそう呟いて、後を追い掛けて行ってしまった。
翔もすぐに千里を追う。
智も行こうとしたが、優はそれを止めた。
バイクが途中でエンストしたらしく、猛はすぐそこの道端でバイクを直していた。
追い付いた千里は、どこにも行かないで、と叫んだ。
大蔵家は誰か1人欠けてもダメなんだよ、あの家には猛が必要なんだよ!、と懇願する千里。
猛はそれを聞いていたが、エンジンがかかった、と明るく振る舞う。
少し離れた所で見守っている翔の姿にも気付いたようだ。
「誰かに必要とされたことがないから、こういう時、どう言っていいか良く分らないけど‥、
ありがとうございました!」
そう言って千里に頭を下げた。
「これで、心置きなく親父ンとこいけるわ。
おまえがいれば、あの家大丈夫だろ。」
猛の決意は変わらないようで、あいつらのこと頼むな、と言ってバイクを吹かす。
「あんたも元気でね。」
涙を堪えて見送る千里を、翔が慰めた。
追い付いた千里は、どこにも行かないで、と叫んだ。
大蔵家は誰か1人欠けてもダメなんだよ、あの家には猛が必要なんだよ!、と懇願する千里。
猛はそれを聞いていたが、エンジンがかかった、と明るく振る舞う。
少し離れた所で見守っている翔の姿にも気付いたようだ。
「誰かに必要とされたことがないから、こういう時、どう言っていいか良く分らないけど‥、
ありがとうございました!」
そう言って千里に頭を下げた。
「これで、心置きなく親父ンとこいけるわ。
おまえがいれば、あの家大丈夫だろ。」
猛の決意は変わらないようで、あいつらのこと頼むな、と言ってバイクを吹かす。
「あんたも元気でね。」
涙を堪えて見送る千里を、翔が慰めた。
『トリックハート城』に戻った千里は、行ったか、と聞く風に明るくうん、と答える。
が、すぐに自分の部屋へ行ってベッドに泣き崩れた。
翔は風に、千里がちゃんと猛を見送ったことを報告する。
「おまえの言う通りだ。
俺たち、強くなんねえとな。」
が、すぐに自分の部屋へ行ってベッドに泣き崩れた。
翔は風に、千里がちゃんと猛を見送ったことを報告する。
「おまえの言う通りだ。
俺たち、強くなんねえとな。」
父親のアパートに着いた猛は、今日からよろしく、と挨拶した。
迎えた一輝も嬉しそうだ。
迎えた一輝も嬉しそうだ。
城では、猛が居なくなってみんな浮かない顔だ。
すぐに慣れるよ、と千里も元気を出そうとしている。
みんなも気を取り直して、母親十カ条をやろう、という話になった。
そこへ突然、時田が現れる。
そして、『トレジャーハンター』の建設地が“ここ”に決まった、と言い出す。
なんと、『トリックハート城』を取り壊してその跡地に建てるというのだ。
「皆様にはここから立ち退いてもらいます。」
予想外のことにみんな驚き‥。
すぐに慣れるよ、と千里も元気を出そうとしている。
みんなも気を取り直して、母親十カ条をやろう、という話になった。
そこへ突然、時田が現れる。
そして、『トレジャーハンター』の建設地が“ここ”に決まった、と言い出す。
なんと、『トリックハート城』を取り壊してその跡地に建てるというのだ。
「皆様にはここから立ち退いてもらいます。」
予想外のことにみんな驚き‥。
セリフ集
二度とここへは来んな、
あんたが俺に言った言葉だよ。
そっくりそのままお返しするわ。
- 大蔵猛
そうすることでしか親父の想いに応えられないからだよ
全てが俺の勘違いだと分った時、親父はもう居なかった。
文句も言えねぇし、礼も言えねぇ。
俺に出来ることは、親父の遺志を受け継ぐことだけだ。
- 大蔵風
強くならねぇとな。
ここは居心地が良すぎんだよ。
だから、つい甘えちまう。
けど、どの家族だって、ずっと一緒に居られる訳じゃねぇ。
出る方も、見送る方も、強くならねぇとな。
- 大蔵風
おめぇの親もパクられたんだったよな。
まだ親のこと許せねぇか。
まぁ、親のせいで腹立つ思いも散々したしな。
でも、そろそろ許してやってもいいんじゃね?
親も完璧じゃねぇんだし。
- 大蔵猛
なんかうらやましいよなー。
俺、いつも一緒に居るのに、
あの中には入れないんだよ。
- 国土豊
行かないで。
どこにも行かないで!
猛にとって、お父さんと暮らした方が幸せだってことは分ってる。
お父さんにとってもそっちの方が幸せだってことも分ってる。
頭では分ってるんだけど‥。
ごめん、何言ってるか分んないよね。
とにかく、初めてなんだよ、こんな気持ち。
最初はオヤジの借金のためにこの家に来て、
でも途中から、そんなことどうでも良くなるくらい、みんなと一緒にいるのが楽しくて‥。
大蔵家は、あの家は誰か1人欠けてもダメなんだよ。
あの家には猛が必要なんだよ!
お願い!
- 峯田千里
俺、誰かに必要とされたことないから、
こういう時、あの‥、どう言っていいか良く分からないんだけど……、
ありがとうございました!
これで、心おきなく親父のとこ行けるわ。
おまえが居れば、あの家大丈夫だろ。
あ、あいつらのこと、頼むな。
元気でな!
- 大蔵猛