九条 秀明(くじょう しゅうめい)
能楽九条流家元。芸に厳しい頑固な性格で、流派を守るためには手段を選ばない。
左衛門とは古くからの知り合いだが、薫子と直人の見合いの事については知らなかった。
WOWOWのHPによると年齢は56歳。
- 舞台終了後は風呂に入るのが習慣となっているらしい(坪田談)
- 直人の九条流としての最後となる薪能の公演初日、上演中にボーガンで射殺される。
九条 直人(くじょう なおと)
九条流の能楽師・九条秀明の一番弟子で、マスコミから熱い注目を浴びている若手実力派。薫子の見合い相手でもある。
幼い頃に両親を亡くし、6歳の時に九条家に入った。穏やかで人の良い性格の持ち主。
WOWOWのHPによると年齢は28歳となっているが、作中での「内弟子にあがって25年」という台詞に矛盾している。
- 薪能上演前夜、秀明に、独自の舞台芸術を立ち上げるため九条流から離れる事を伝えるも、猛反対されている。
- 今回の事件の真犯人。九条流を乗っ取るべく、秀明ら九条家の人間の抹殺を画策。
薫子を見合い相手に選んだのも、刑事という薫子の立場を利用し、彼女の好意を得る事で自身を容疑から外れるように仕向けるためだった。
左近に真相を暴かれ、薫子に問いただされた際には、普段の彼とは思えぬ悪魔のような本性を現すが、逮捕直前に不審に思った左近に尋ねられ、「悪は最後まで悪の方が良いだろう」と本心を明かす。
最後の悪人のような非情な態度は、自分に利用された薫子に対する彼なりの優しさだった。
九条 孝栄(くじょう こうえい)
秀明の長男。
九条流の後継者だが、才能に恵まれず、天才肌の義弟・英名の存在もあって酒とギャンブルに溺れた生活を送っている。
粗暴な言動が多いが、坪田曰く、英名が九条家に来た時は実の弟のように彼を可愛がっていたらしい。
WOWOWのHPによると年齢は30歳。
- 序列の関係から、秀明の後を継ぐ事は確定となっており、執事の坪田からは「二代目」と呼ばれている。
しかしながら、才能で英名に差をつけられている事は孝栄自身が痛感しており、自虐的になっている節がある。
実力が伴わないにもかかわらず後継者にされる重圧に耐え切れない事が伺える。
- 犯人の濡れ衣を着せられ、転落事故に見せかけて殺害される。
九条 英名(くじょう えいめい)
秀明の次男。彼の妻以外の女性との間に生まれた子で、孝栄とは異母兄弟の関係にあたる。
父親譲りの天賦の才を持ち、その実力は直人に勝るとも劣らないとされる程。
しかしながら本人は控え目な青年で、荒れた生活を送る孝栄を心配し、常に彼を立てている。
WOWOWのHPによると年齢は24歳。
- 明紀に好意を寄せており、何かと彼女の事を気にかけている。
- 幼少時に、九条流を存続させたい秀明によって母親から無理矢理引き離されており、母親は、理不尽な理由で息子を奪われた抗議として能舞台の上で自殺した。
- 秀明、孝明、明紀の死を受け、九条家を再建すべく二代目を襲名するも、その直後、自殺に見せかけて殺害される。
- 坪田の証言によると、おっとりした性格ながらも彼に対する態度は相当酷いものであったらしい。
九条 明紀(くじょう あき)
秀明の姪。かつて直人とは、秀明が決めた婚約者同士だったが、直人の意思により婚約を解消されている。
直人に対し未練が残っているらしく、彼の見合い相手として九条家を訪れた薫子を敵視している。
WOWOWのHPによると年齢は22歳。
- 共犯の一人。直人を想うが故に彼の犯行の手助けをしてきたが、後に刺殺され、孝栄の共犯にさせられるという哀れな最期を遂げた。
坪田 孝明(つぼた たかあき)
九条家に40年仕えている執事で、九条家の内情に詳しい。
気弱ながら人当たりの良い性格だが、口を滑らせてしまう事が多く、度々秀明に咎められている。
WOWOWのHPによると年齢は54歳とあるが、40年仕えてきたという設定に矛盾するため、設定を考慮した場合少なくとも60歳以上と思われる。
- 共犯の一人。40年仕えながらも、秀明や孝栄はおろか、英名にまでぞんざいな扱いを受けていた事から、直人の九条流乗っ取りに加担する。
しかしながら、口の滑りやすい自身の癖が災いし、左近に事件の真相を暴かれてしまう事になった。
最終更新:2010年06月19日 21:32