【詳細】
パルヴィーズがガンドランダーをモチーフにSDサイズのガンダムアストレアType-Fを改造した
ガンプラ。
白鳥のような白く美しい翼を持つ竜をモデルにしたドラゴンタイプの竜機化神【ドラゴンチェンジャー】ガンドラゴンモード、ガンホーンが特徴的な戦士タイプの機竜化士【メタルチェンジャー】ヴァルキランダー、ガンドラゴンモードのパーツと合体した竜合身(ドラゴンフュージョン)モードの神竜合士【ゴッドクロスファイター】と3形態へ変形する。
それぞれの形態で多彩な攻撃を繰り出す上、新たなオプションユニットを追加することでその戦闘力は更に高まる。
武器は近距離専用から遠距離戦用まで必要なものは全て揃っており、標準の携帯火器として
GNフレアーデバイス、
GNランチャーデバイスを装備。
アストレア用のGN
ビームライフルを元にしたGNフレアーデバイスは収束タイプの細いビームを、
プロトGNランチャーを元にしたGNランチャーデバイスは拡散タイプの太いビームを発射する。
デバイス同士で連結させることで
GNメガフレアーデバイスとなり、胸部のダゴンズ・ジョーから追加エネルギーを供給、髪の毛を思わせるクーリング・コードを全力稼働させ強力な砲撃を行う。
ガンドラゴンモードの正式名称は「スカーレットガンドラゴン」。
白い翼は北欧神話のヴァルキリーの翼を由来とするもので、ヴァルキランダー本体から供給されるGN粒子を放出して飛行するためのGNバーニアを兼ねている。
口から火炎弾を発射して攻撃することが出来、宝剣を象った
GNガンソードをテールブレードとして装着し武器として扱う。
Re:RISE第1話からこの姿で活躍していたが、翼があるにも関わらず飛ぶことが出来ず地面を走る恐竜のような動きしかできなかった。
HGの説明書によれば本来ガンドラゴンモードは最強形態として使用する想定だったという。
これはパルのかつてのトラウマ(個人用の飛行機に乗っていたらバードストライク+雷雲に突っ込んでしまい墜落してしまった)が影響したもので、与えられた機能を封じられていた影響下全力を出すことが出来ず、火炎弾も本来の威力ではない竜火球(メテオブレス)にとどまっていた。
しかし第5話における戦闘で真の力を開放。
飛行能力を取り戻し、エルドラの空を飛ぶスカーレットガンドラゴンはすべての力を発揮できるようになった。
竜火球もパワーアップを遂げた超竜火球弾(メガフレアーバースト)となり攻撃力も上昇している。
全能力が解放されたことで人形の戦士タイプのヴァルキランダー、分離したパーツ群とドラゴンフュージョンした竜合身モードの機能が使用可能となり、
ビルドダイバーズとして無くてはならない戦力となる。
ヴァルキランダーの胸部にはGNドライヴが組み込まれており、さらにダゴンズ・ジョーと呼ばれる大気中からエネルギーを吸収する機関を併せ持つ。
ビルドするに辺り、ガンドランダーワールドに登場するダゴンズ・ジョーを太陽炉に見立てたようで、その発想力はSDガンプラを愛するアヤメと優れたビルダーであるコーイチも唸らせた。
GNドライヴは重粒子を質量崩壊させることでエネルギーを生み出す半永久機関であり、そのシステムを再現するため、
ダゴンズ・ジョーの大気中からエネルギーを吸収する設定を利用したのだろう。
なおあまり指摘されなかったが太陽炉を組み込んでいるので当然(?)
トランザムシステムが使用できる。
プラモの説明書でも触れられず、作中でも全く使っていなかったため、第22話で初使用した際には少なからず驚きと、
「そういえばヴァルキランダーってアストレア(太陽炉搭載機)だったな」と思い出す視聴者がいたとかいなかったとか。
しかしビルダーとしての力はあってもまだまだファイターとしての力量は不十分でトランザムの力を制御できずに
デュビアスアルケーガンダムに苦戦。
エクスヴァルキランダーへと強化改修されるも
ガンドランザムを使いこなせなかった不安から全力のトランザムが出来なかったようで、第24話でのロータスミッションVer.エルドラでは出力を絞ったガンドランザムを使用し、相対したシャフリヤールからそれを見抜かれ、トランザム使いとしての戦闘法をレクチャーされることとなった。
【余談】
モチーフとされるガンドランダー、とはSDガンダムシリーズの一つで先史時代や古代文明をモデルにしたキャラクターが登場するのが特徴。
キャラクター共通のデザイン要素として体の各部に角に見える部位があり、ヴァルキランダーの身体にもガンホーンという角が身体のあちこちに配置されている。
作品としては30年近く前に展開されたことと、他の武者ガンダム、騎士ガンダムに比べると人気があまり振るわなかったとされ、
あまり知名度は高くない。
かなり古い作品のため、ヴァルキランダーの情報が公開されるとパルヴィーズの素性が怪しくなったが、ちゃんと(?)若い少年だった。
素体となったアストレアTYP-Fは機動戦士ガンダム00シリーズ外伝作品に登場する第二世代ガンダムの中の一機、ガンダムアストレアの改修機。
主な登場作品は機動戦士ガンダム00F。
ソレスタルビーイングの活動が本格化した時期のストーリーであり、ガンダムということを秘匿するために顔面をセンサーマスクで覆い隠しており、
ガンドラゴンモード時ヴァルキランダーの頭部にマスクが装着されるのはそれが元ネタ。
一方エクスヴァルキランダーはガンダムアストレアがモチーフであり、後継機が使用する多くの武器の試作運用を行っていたMS。
改修機から前の機体に戻る形となったが、そのパワーアップの流れはカザミのジャスティスナイトからイージスナイトへの強化改修と同じ流れをたどっている。
最終更新:2025年02月28日 03:07