デュビアスアルケーガンダム

【形式番号】 不明
【機体名】 デビュアスアルケーガンダム
【ビルダー】 アルス
【所属】 ヒトツメ
【ドッキング】 AGP-X1 エルドラコアガンダム+デビュアスアルケーユニット?
【武装】 GNバスターソード/ライフル
GNファング
トランザムシステム
プラネッツシステム AGP-X1/E3 アルスアースリィガンダム
AGP-X1/NU フェイクνガンダム

【詳細】

AGP-X1 エルドラコアガンダムがアルケーガンダムをコピーしたアーマーを装着した姿。

機動戦士ガンダム00に登場する擬似太陽炉搭載型MSであるアルケーガンダム。
原型機同様右腕にバスターソードを接続しており、これによる接近戦の他ブレードを展開してビームライフル、腰のバインダーに格納したファングによるオールレンジ攻撃が可能な万能タイプ。
バスターソードはコアスプレーガンを中心にブレードパーツとグリップパーツを挟み込むようにドッキングさせたもので、コアスプレーガン側のグリップを握りブレードを展開することでビームライフルモードに変形する。

さらにはアーマーに組み込まれた太陽炉×3によってトランザムまで可能にしており、機体性能の急激な上昇を可能にしている。
かなり長時間トランザムを行っており、撤退時まで続いていたことから視聴者からは「合理性を優先するアルス故にトランザムの欠点も不合理だとして取り除いたのでは?」という意見を見かけたほど。
なお放出される粒子はアルスコアガンダムのカラーリングである毒々しい紫色。
これは劇場版00に登場するELSがコピーした擬似太陽炉搭載型MSの発する粒子の色と全く同じである。

両腕の形状からどことなくバルバトスルプスのような鉄血のガンダム・フレームタイプの意匠も見られるが…?
その形状から、コアガンダムに比べ延長された両腕にさらにパーツを接続することでより長い腕になっているようだ。

ちなみにトランザム発動時には顔面に恐らくエルドラの文字で「TRANS-AM」という文字が表示されるが、これは機体を操るためのシステムが頭部にあり、
ガンダムの姿をしているが実際はその形を模倣した生物のようなものであることの表現、
というか素直に文字が表示された後の機体が発光していくシーンが素直にかっこいいことも有り、画面映えするために考案された演出だろう。

そのシーンをよく見てみるとデュビアスアルケーガンダムはツインアイであり、他のアルスアースリィ等のように単眼ではない事がわかる。
アルスコアガンダムの頭部を変形させガンダムのようなアンテナを装着したアルスアースリィ、アルスコアの頭部にνガンダムのようなマスクを被せたフェイクνと続いて、アルスの作るものが段々と正式な「ガンダム」に近づいているのだろうか。

第21話終了時の次回予告に登場していたため、「アルケーのアーマーを装着したアルスコアでは?」と言われていたが事前情報がなく、
第22話終了後公式サイトに情報が掲載され機体名が判明した。

ゼルトザームからシドー・マサキを救出するため出撃したビルドダイバーズの前にアルスアースリィ、新機体であるAGP-X1/NU フェイクνガンダムと共に現れ彼らの妨害を行う。
バスターソードによる接近戦、ソードをライフルに変形させた射撃戦の他、ファングを射出したオールレンジ攻撃でヒロトらを苦しめた他、
パルヴィーズのヴァルキランダーに一太刀入れられるとトランザムを発動して猛攻を開始する。

対応するために今まで一度も使ったことのなかったオリジナルのトランザムシステムガンドランザムを発動したパルヴィーズの動きに対処できなかったのか突撃してきたヴァルキランダーを避けられず激突してよろめいたものの、追撃はしっかり見切っている辺り分析能力の高さが伺える。

その後トランザムの出力にファイターの機体制御が追いつかないヴァルキランダーを攻撃していたが、ゼルトザームが消滅しシドー・マサキが救出されるとアルスが撤退を選択したため、他の機体と共にその場から撤退した。

第25話にも登場。ファングによるオールレンジ攻撃とトランザムによる高速機動でヒロトらを苦しめるも、AIによる操作のため動きが単調であり、しかもトランザムは一度発動すると中断できないという欠点を抱えていたことが明らかになりアーマーに組み込まれた太陽炉がオーバーロードを起こして自滅。
エクスヴァルキランダーに胴体を横薙ぎに一閃され撃破された。

Re:RISE最終話、第26話にも登場。
しかしアルスは既に追い詰められており、ファングの射出もなくエクスヴァルキランダーGN-1001N セラヴィーガンダムシェヘラザードツインメテオキャノンを受け戦艦1隻と共に撃破された。
目立った行動を取っていなかったが、第25話で太陽炉が自爆したため、トランザムを使えなかったか、代わりの太陽炉を用意できなかった可能性がある。

【余談】

原典におけるアルケーガンダムは擬似太陽炉を3基搭載されているが、出力に優れるためかあえて初期型の擬似太陽炉を搭載されており、その粒子はビーム兵器用に圧縮すると強い毒性を持つ。
ロールアウト当時擬似太陽炉はすでに解析が進み、安定性が高く毒性の解消も行われたものが普及しているが、アルケーがあえて初期型を搭載している理由は不明なままだった。
ビーム兵器用に圧縮した粒子の毒性をパイロットが気に入っている…としても違和感のない残虐なパイロットではあるが。

名前のデュビアスとは疑わしい、怪しいを意味する英語。
フェイクνガンダムに並び、アルケーガンダムの偽物であることを示す機体名と思われる。
直訳すれば「怪しいアルケー」。「(遠目で)……あれはアルケー?」みたいな感じだろうか。
00の世界ではアーマー換装の概念がほぼない(フルアーマー0ガンダムのように装甲を着込むタイプはいる)ため、太陽炉搭載タイプのガンプラとしても珍しい「外付けアーマーの太陽炉でトランザムした機体」でもある。

なおフェイクνユニットも含め、かなりの視聴者がアルスコアガンダムがアーマーを換装するだろうと考えており、デュビアスアルケーガンダムも含めてアルスコアガンダムのアーマー装着形態が第22話で揃い踏みしたことに驚いた者も多い。管理者も驚いた。
狙ったのか偶然かは不明だが、「トリニティ」でもある。

ちなみにアルケーが選出された理由は、フェイクνガンダムのベース元のパイロットがアムロ・レイで、中の人、つまり担当声優が古谷徹氏。
その古谷徹氏は機動戦士ガンダム00にて蒼月昇名義でラスボスであるリボンズ・アルマークの声を担当していた。
リボンズは作られた存在でありながらそのプログラムされた使命から逸脱した行動に走ったという点でアルスと共通点が有り、そのリボンズの懐刀として行動していたアリー・アル・サーシェスが002期にて愛機としていたのがアルケーガンダムだったからではないかという考察もある。
なおリボンズもサーシェスも「対話」がキーワードの00において、他者の説得を受け入れなかった者達であり、放送中その思想は全くブレることがなかった共通点がある。
他にもリバースターンXというターンXをコピーしたアーマーが登場したことにより、ビルドダイバーズ(Re:RISE)の4人のガンプラに対応する形でアーマーが存在することと、「完璧なあなた=それに自分もなりたい」という願望の投影であるアルスコア、「迫る驚異から星を守り抜いたνガンダム」、「文明を滅ぼしたターンX」、「国(アザディスタン)を滅ぼしたアルケーガンダム」という、アルスのこうありたい、こうしなければならないという想いや考えが影響しているのでは、という分析も。

ところでアルケーをコピーしたこの機体だが、よく考えてみると粒子を放出している以上アルスは擬似太陽炉まで模倣して作り上げたことになる。
公式サイトの紹介文には「装備した太陽炉」を思い切り書かれている。
エルドラには太陽炉自体存在無かったであろうことから厳密には「疑似」ですらないのかもしれない…ある意味エルドラにおけるオリジナルのGNドライヴと言えるが、
それを作り出せるアルスって…となる話である。

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最終更新:2024年02月16日 17:58