MHF-01DR ロードアストレイダブルリベイク

「アイハブコントロールだァァァアアアア!!!」

【登場作品】 ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
【形式番号】 MHF-01DR
【機体名】 ロードアストレイダブルリベイク
【ビルダー】 コーイチ&アンシュ
【所属】 ELバースセンター
【ベース】 HGCE 「ロードアストレイΩ」
【武装】 ローブバスターライフル
ガントレットセイバークロウ
トラスティハーケン

【詳細】

アンシュことシバ・ツカサと、コーイチことナナセ・コウイチの合作ガンプラ

ビルドシリーズを含めても珍しい複座式の操縦が行われており、コーイチの得意とする射撃をメインとしたスタンダードタイプの「クアドロ」と、機体が裏返り両腕にクロー、折りたたまれた脚部パーツが展開された格闘性能に特化した「レベルソ」という2つのモードを自在に切り替えることで単騎ながら全く異なるバトルスタイルを持つ。

本来はコーイチとツカサが別々のバトルスタイルに特化したガンプラをビルドする予定だったのを、コウイチが単騎にそのコンセプトを落としこもうと提案、
拒否していたツカサもコウイチに押し切られる形でロードアストレイダブルリベイクは誕生した。
前後反転することで全く違うバトルスタイルで戦うことが可能な本機は正しくダイバー共々表裏一体。
背後を取ったと相手が思っても、モードチェンジすることで全く違う機体との真っ向勝負を仕掛けているも同義である。

なお直にガンプラを動かすGPDでは複座式での操縦は恐らく不可能と思われる。
そうなるとこのガンプラは、GBNならではの、ガンプラだからこそ出来るギミックが詰め込まれた機体と言えるだろう。

元々2020.10月にノーネイムと関連がありそうな「ガンダムアストレイ系新機体」の発売が発表されていたのだが、Re:RISE本編で全く音沙汰がなく前作のキャラが何人も登場した第24話にも登場しなかった。
そのため、「アルスの新戦力として登場するのでは?」という意見も見られたりするが第26話、最終回の予告にて画面に写ったため最終回に登場することが確定した。

最終話終了後公式サイトに機体情報が公開された。

外見はツカサの愛機だったMBF-PNN アストレイノーネイムに近く、クアドロモードは赤い外套を羽織ったような上半身が特徴。
マントパーツの一部はローブバスターライフルという高火力の射撃兵器となり、クアドロモード時のメイン火力となる他。
両腕部の籠手型ガントレットセイバークロウは先端部から高出力のビームソードを展開。レベルソモードではクローが展開し、巨大な前腕部として機能。直接相手を切り裂く凶器となる。

裏返り外套パーツ、頭部アンテナを展開、クアドロの後頭部にあったもう一つの顔が露出し、脚部パーツがクアドロのくるぶしの辺りを起点に折りたたまれていた部分が伸ばされることで関節が増えた異形へと変化しモードチェンジが完了。
両腕のガントレットセイバーが巨大な前腕部となりクローを振るい獣じみたスピードで敵機に接近し、すれ違いざまに切り裂く高速格闘戦を得意とする。
このモードではローブバスターライフルは姿勢制御用アクティブバインダーとして機能する。
ローブ上の装甲の一部はトラスティハーケンという鉤状の武器であり、ワイヤーで本体と繋がれ相手への刺突攻撃や拘束等に用いる。
ファイターの発想次第で多彩な使用法が生み出されるだろう。

なお前後反転してモードを切り替えることになったのは、ダイバーズにてコーイチとシバが背中合わせでガンプラを操縦するシーンがあったからではないかと考察されている。

【余談】

モード名のクアドロは「作図」、「輪郭」等を意味し、レベルソは「反転」を意味する。

なおガンダムアストレイには「ミラージュフレーム」という紫色のフレームを持つアストレイが存在し、「グラディエーターモード」と呼ばれる近接戦闘に特化した形態にモードチェンジする。
セカンドイシューと呼ばれる強化改修形態では四足歩行の獣を思わせる「ブルートモード」への変形機構を手に入れた。
アストレイベースのガンプラで行うモードチェンジの由来となっている可能性がある。

可変し飛行形態等のMA形態や、異なる機体、もしくはサブユニットと合体するMS、ガンプラは珍しくないが、実質的に2つの機体特性を一つにまとめそれをモードチェンジで切り替えるのはガンダム作品を通してもあまりいないだろう。
たぶんミラージュフレーム以外では00のリボーンズガンダムくらい。
ちょうどリボーンズガンダムは2つの機体が背中合わせに合体し、前後反転することで特性を切り替える。
ビルドシリーズでもリボーンズガンダムのカスタム機としてガンプラが登場、一般販売されている。

なお登場直後火力で圧倒された際にクアドロからレベルソに特性チェンジした際の「アイハブコントロール」というツカサのセリフから、ガンダム00のアレルヤを思い出した人も少なからずいたはず。
コーイチが落ち着いて思慮深いアレルヤポジションだと、ツカサはまんま好戦的で気性が荒いハレルヤポジションである。
なおアレルヤが乗るガンダムの最終形態のガンダムハルートは、複座式のMSであり、可変式という共通点が有る。
ちなみに外伝作品でハルートベースのガンプラが登場していたりもする。

元々コーイチのガンプラはRe:RISE第24話にも登場したが、RMS-117G11 ガルバルディリベイクで、鉄血のオルフェンズに登場するASW-G-11 ガンダムグシオンリベイク風にガルバルディを改造したものだった。
一方、アストレイノーネイムはアストレイレッドフレームがベースだったが、このガンプラは武器が「爪」で素早い動きで敵を切り裂く様子が「鉄血のバルバトスルプスレクスに似ている」という指摘があり、
オルフェンズでの相棒同士を一つにまとめ、外見をロードアストレイ風にまとめたのがこのガンプラという分析も。
ちなみにオルフェンズ最終回ではグシオンリベイクフルシティとバルバトスルプスレクスは大破してギャラルホルンに改修されたとされており、修理する際に合体させて一つのMSにした設定なのかもしれない。
アストレイノーネイムとガルバルディリベイクをあわせてさらに焼き直しした2回めの(ダブル)焼き直し(リベイク)なのか、
MS同士をニコイチした新しい機体に焼き直しした意味でのダブルリベイクなのか。

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最終更新:2020年11月20日 04:10