「コアチェンジ、ドッキング・ゴー!」
【詳細】
プラネッツとは惑星を意味し、その中心であるコア=核に太陽系惑星の名前を冠したアーマーを装着することであらゆる状況のミッションに対応するためのシステムである。
アーマーは水星から海王星由来までの計8つ。
名前はその惑星の英名(水星のみラテン語)と、太陽から数えた順番の数字を組み合わせてもじったものが用いられる。
基本形態であるアースリィの場合、地球の英名であるEarthと太陽系第三惑星であることから3を組み合わせ、「アーススリィ」→「アースリィ」と言った具合。
「
マーキュリーアーマー」の場合はラテン語のメリクリウスが由来となっているが、「ヴィーナス+ツー」→「ヴィートルーガンダム」のように、その名称は単純な変化ではなく、視聴者から正式名称が未発表なアーマーの名前を考えるのも正式発表を待つ間の楽しみとなっている。
アーマーがPFF-X7 コアガンダムに与える性能は非常に多岐に渡り、火力特化から格闘戦特化はもちろん、水中専用や狙撃仕様までも対応するアーマーが存在する。
ヒロトはPGストライクガンダムの圧倒的な巨体+フェイズシフト装甲に対し、スピードグレードのガンダムを使い、その場に落ちていた様々な
ガンプラの武器パーツを駆使して戦った経験から、「小さなガンプラの可能性」を模索するためにコアガンダムをビルドし、GBN開始直後に出会ったイヴの言葉を受け、様々なアーマーを制作しコアガンダムの可能性を広げてきた。
名称もイヴの言葉を元にし、命名法則はヒロトが考えたもの。
GBNでは合体機能を有するガンプラの場合、合体状態を100として分離状態でもエネルギーの割合を考える必要があるとされている。
其れ故かヒロトは基本的にGBNにログインする際にコアガンダムとアーマーを一つスキャンして持ち込むか、予めアーマーを装着したガンダム+別のアーマー一つを持ち込むことで戦闘における武装換装を行っていると描写されている。
つまりコアガンダム本体をメインで戦闘を行い、持ち込んだアーマーをサブフライトシステムや支援機として運用し、ここぞという場面でアーマーを装着してバージョンアップして勝負を決めるという短期運用と、
装着したアーマーの性能でミッションを勧めていき、戦法を切り替える必要がある場合に現在装着中のアーマーをパージして連れてきた別のアーマーを装着して対応する長期とも違うが幅を求めた運用で切り替えていると思われる。
第25話では
ヴォワチュール・リュミエールの稼働に伴いエネルギーが切れてしまった
ネプチューンアーマーをパージするシーンがあるため、
コアガンダム90、アーマー10くらいの割り振りになっている可能性が考えられる。
GBNの使用上未使用のアーマーを装着することでENが100になったりはしないだろうが、アーマー自体がENを保有しているとなればある程度の補填にはなるだろう。
装備を換装することでENを回復するという仕組みは、SEEDのストライカーパックシステムがあるが、あちらは装備自体にエネルギーパックが内蔵されており、装着することでそこから供給を受ける形になっている。
これらシステムの長所としてはコアガンダムの性能を伸ばしてあらゆる状況に対応できる万能さがあるが、欠点としては上記の通りエネルギー分割の問題(仮定)や、アーマーフレームの操縦自体もヒロトがコアガンダムの操縦席から行っているようで、ヒロト自身の処理能力が圧迫されてしまうことが挙げられる。
第5話でも本体の操作で手一杯となり、
アースアーマーの操作がおざなりになっている場面が有る。
操縦はコアガンダム側から行っているため、あくまで各アーマーは追加装備の扱いである。
其れ故にドッキング中に別のアーマーの装備を一部換装する形で装着したり、複数のアーマーのパーツをバラバラに装着するということも可能。
「リミテッドチェンジ」と呼ばれるその換装形態はアーマー全体を取り替えず共に火力等を増強できる利点があるが、プラネッツシステムのアーマーはそれぞれが単体で完結した性能を有しており、リミテッドチェンジは装備の一部だけ借り受ける形なので換装は短時間で済むものの、その装備を100%使いこなすというわけにはいかない。
あくまで全ての装備を付け替えている暇がない状態にのみ使用されている。
パーツ構造はメンテナンスを考慮したのかほぼ共通のパーツが使われており、それにアーマー独自の装飾を取り付けられる形で差別化が図られている。
ただ
ウラヌスアーマーと
サターンアーマー、ネプチューンアーマーは、アーマーフレーム自体他のアーマーと形状が異なっているが理由は不明。
コアガンダムⅡがフライヤーへと変形して飛行できるようになったため、サブフライトシステムとして使う必要がなくなったことから、航空機のような形状に変更されたのでは?という意見も見られる。
なお第20話によりウラヌスアーマーは第二次有志連合戦の時点であの形状だった事が判明している。
シーンの流用と言ってしまえばそれまでだが、なかなかに興味深い考察材料と言えよう。
アーマーの換装に際しては似たようなシステムを持つガンダムAGEのAGE-1のウェアシステムが参考にされている模様。
最終更新:2020年08月31日 07:25