ろーら
ローラ
【分類】
【キャラクター設定】
『"運び屋"ローラ』
『ローラ・ウイング』
《夢見る電気羊》ギリアルのむすめ。
人形。移動装置。
冒険者レベル15(63)。
緑色の髪の少女。身長151センチ。
ツインテールドリル。白いワンピース、しましまニーソックス。
背中に一対の羽を持っている。
【能力解説】
背中に一対の純白の翼を持ち、翼から発生させた風によって飛翔能力を発揮する。
『運び屋』をやっていて、手紙1枚から超兵器まで依頼があれば必ず届ける。
『移動装置』が示すとおり、移動能力が非常に高い。
しかし、彼女の力の本質はその翼による飛翔能力ではなく、『単純機械』とも呼ばれる『坂』という概念である。
その真髄は、その存在による物体の位置の変更を容易にする機能である。
彼女は移動中は自身の周囲に常に展開し、あらゆる攻撃をそらしてしまう。
遠距離攻撃で彼女に攻撃を当てるのは非常に困難である。
ちなみに雨風もこの能力で防御している。
あと『車軸』と『滑車』も使える。
【備考】
ローラが運び屋やってる理由は、
荷物を届ける先には人がいる
↓
人がいるなら姉妹がいるかもしれない
という極めて単純な理由。
でも長年やってるけど一向に見つからないのでだいぶ疲れてる。
【その他】
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私はおとうさんによって作られた。
おとうさん。
おとうさん。
顔も声も思い出せない、ものすごく昔のこと。
おとうさんと何人かの姉妹がいた。
名前も顔も思い出せない。
思い出せない。
思い出せない。
幸福だったことしか思い出せない。
なんでも願いが叶うなら、迷わずあの時に戻りたいと思うくらい。
幸福だった。
思い出せない。
おとうさん。
姉妹たち。
私はここにいるよ。
みんなはどこにいるの。
会いたい。
会いたいよ。
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★★★ |
ある物語の主人公の仲間になって戦うんだけど、強大な敵の攻撃から主人公達を助けてぼろぼろになってしまう
ローラはもう疲れてて、壊れちゃってもいいやって自棄になってた
ローラは『人形』だから自己修復機能は持っているが、あくまで『移動装置』なので自己修復能力はさほど強くはない
そのことをローラが主人公に言うと、主人公は決意を胸に「俺がローラを治す。一生かかっても元の姿に戻してやる」
「それってプロポーズ?ひとにそんなこと言われても……まあ、ありがと、期待して待って……」
――その必要はない――
まるで冷えた神鉄のような重厚な声が聞こえた。
周囲には人の影などどこにもない、だが一瞬で声のする方向がわかった。
地平線の陽炎を伴い、沈み行く太陽を背にゆっくりとした歩調で歩いてくる1つの影。
主人公は困惑する、あの距離から声が届く?馬鹿な、一体どんな力を使って……
「あ……あぁ……」
視線を落とすと、ローラがその双眸から涙をこぼしていた。初めて会ったときから、気丈な振る舞いを絶やさなかったローラ。
壮絶なる戦いの中でも、傷を負っても、四肢が砕かれても一切嘆きをしなかったローラが。
まるで、小さな女の子の様に涙をこぼしていた。
「あ……あぁああああああっ」
ローラが主人公を押しのけて、地面に倒れる。
慌てて主人公はローラを引き留める、全身ぼろぼろなのだ、痛みはないが動けるはずがない。
「邪魔……しないでっ!」
そんな主人公の優しさを払いのける。
「おとうさん……、おとうさんっ。おとうさん、おとうさん、おとうさん!」
翼は断たれ、四肢は砕かれ、さながら芋虫のように必死に前に進む。
そんな滑稽とさ言えるローラのなりふり構わない様だったが、主人公は黙って見守るしかできない。
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最終更新:2017年08月12日 21:17