【元ネタ】『三国遺事』
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】檀君
【性別】女
【身長・体重】156cm・50kg
【属性】秩序・善(狂)
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力C 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
狂化:-(B)
全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
通常時は『自己封印・人化葷薬』の効果により封印されている。
【固有スキル】
神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
檀君は天帝の庶子を父に持ち、後に山神となったとされる。
バーサーカーは「檀君」の殻を被った存在に過ぎないが、彼女自身も何らかの神霊の血を引いていたらしい。
野性:-(B)
獣として自然の中に溶け込む適正。
発達した五感を持ち、獣の言葉を解する。
また自らの命の危険に対して非常に鋭敏な反応を見せる。
通常時は『自己封印・人化葷薬』の効果により封印されている。
【宝具】
『自己封印・人化葷薬(ブレーカー・ファヌン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
自身の獣性を封印するヨモギとニンニクでできた秘薬。
この宝具の効果を解除することによりバーサーカーは半人半熊と化し、
魔力・幸運以外のパラメーターを1ランクアップさせるとともに狂化スキルと野生スキルを得る。
再び封印する際にはこの秘薬をバーサーカーに嗅がせる必要がある。
『幻想史実・捏造帝国(ダングンチョソン)』
ランク:A+ 種別:結界宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
かって檀君が支配していたとされる帝国を再現する固有結界。
バーサーカー自身の心象風景ではなく、朝鮮半島の人々が「檀君」に抱く幻想の結晶。
この結界の中ではバーサーカーは自在に自身の魂を改竄することが可能であり、
魔力が許す限り自由にパラメーターの変更・スキルの取得を行うことができる。
ただし、これにより魂が原型から乖離すればするほど、結界解除時に大きな反動が肉体的・精神的ダメージとして襲いかかる。
【解説】
13世紀末に高麗の高僧一然によって書かれた『三国遺事』に初めて登場する古朝鮮初代王。
天帝の庶子桓雄に一つの穴に共に棲んでいた虎と熊が人間になりたいと訴えたので、
桓雄はヨモギとニンニクを与え、これを食べて100日の間太陽の光を見なければ人間になれるだろうと言った。
虎は途中で投げ出し人間になれなかったが、熊は21日目に女の姿「熊女」になった。
熊女は桓雄と結ばれ一子を儲けた。これが檀君王倹であり、1500年間朝鮮を統治したという。
この記述は『魏書』と『古記』からの引用とあるが、現存する『魏書』に檀君に関する記述はなく、『古記』は現在伝わっていない。
なお、現在の朝鮮半島においては実在した人物として扱われ、彼の古朝鮮は半島に加え中国東北部の大部分を支配したとされている。
【詳細】
古代の朝鮮半島に存在した名も無き小部族の女族長が、半人半熊という条件を満たしていたために、
『三国遺事』の作者一然の捏造によって生まれた、実在しない英霊「檀君」の殻を被って召喚された姿。
彼女の部族は中原の勢力によって蹂躙され、彼女自身も命を落としている。
最終更新:2016年09月30日 00:11