【元ネタ】史実・オリエント史
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】アッシュール・ナシルパル2世
【性別】男
【身長・体重】273cm・189kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A+ 魔力C 幸運A 宝具B~A++
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。
【保有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
恐怖の帝王:A
ライダーの名は征服地における比類無き残虐行為でよく知られる。
このスキルはオリエント地域に由来する英雄に対し、強烈な威圧感を懐かせる。
精神防御で抵抗可能。
軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、 逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
【宝具】
『英傑散らす彼の稲妻(トゥクルティ・ニヌルタ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:5-99 最大補足:1人
電光の矢。シュメールの戦闘神ニヌルタの稲妻である。
真名解放により弓から放たれた矢は電撃そのものとなり、雷の威力と速度で敵に着弾する。
またライダーを含むアッシリアの諸王達は生前ニヌルタの怪物殺しを模倣して獅子狩りを行ったことから、
合成獣(キメラ)、特にライオンの属性を持つ相手に追加ダメージを与える。
『障碍砕く王覇の轍(ニルガル・ニヌルタ)』
ランク:B~A++ 種別:対軍宝具 レンジ:2-99(直線) 最大補足:100人
──宝具『有翼獅車リスム』による蹂躙走法。
アンズー鳥の爪と戦車の車輪による2回のダメージ判定がある。
また11ヒットごとに戦車は加速し、攻撃威力も上昇、最終的に対城クラスにまで攻撃力を増加する。
流れた血の量が増えるほどその版図を広げた、アッシリアの血みどろの進軍の再現である。
【Weapon】
『戦鎌』
ニヌルタの農耕神の側面を象徴する持物だが、ライダーは武器として葦のごとく人首を刈り取る。
『アンズー鳥』
『有翼獅車』を牽く獅子頭のグリフォン。ニヌルタの神聖動物だが、後代悪魔と見做された。
四肢に炎と風をまとっており、また魔除けとされたことから魔眼に対して強い抵抗力を持つ。
【特記事項】
紀元前9c半ばのアッシリア王。北方を皮切りに、アラム人、シリアやフェニキアの諸都市を服属させ、
祖父や父に続いてアッシリア帝国の領土を拡大した。統治者としては旧都アッシュールに代わり、
ニムルドを建設したことで知られる。壮麗な宮殿や神殿を築き、以後の大アッシリアの礎を据えた。
個人としての武勇も相当のものであり、しばしば軍を率いて遠征を行った。
一方征服者としては苛烈極まることで知られ、碑文に繰り返し征服地に対する自ら行った残虐行為を
記した。敵対者に対する宣伝行為を差し引いても、相当量の血が流されたことは間違いなく、
後の血と恐怖の帝国アッシリアの先鞭をつけた存在として特筆に値する。
ニヌルタ神はニンギルスとも呼ばれたシュメール神話の戦闘神・農耕神である。弓矢や鎌剣、棍棒、
稲妻を武器に11種の怪物を殺す『英雄殺し』の神であり、戦闘神としてはマルドゥークやネルガル、
ヘラクレスの原型であり、農耕神としてはクロノス神の原型である。歴代のアッシリア王から厚く
崇拝され、彼の怪物殺しにちなんだリスムという徒競走の祭儀や、自らをニヌルタ神に見立て、
戦車で怪物殺し=獅子狩りを行った。アッシュール・ナシルパル2世も神殿を建立した。
最終更新:2016年09月30日 22:18