【元ネタ】史実&諸説
【CLASS】ランサー
【真名】董海川
【身長・体重】163cm・58kg
【性別】男
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A+ 魔力E 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【固有スキル】
直感:A
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
敵の襲撃も不測の災害も総て事前に察知し、危機を回避することが出来た。
中国拳法:A+++
八卦掌の開祖。他流派の拳法は勿論の事、投げ・打撃・勁術・剣術・槍術・暗器術なども完璧に扱う事が可能。
数多の弟子を抱えつつも、その1人ひとりに対し、今まで積んできた功夫を活かせるようにしたという。
他者に技術を教授する場合、対象の経験・技能を基礎とした全く新しい型を考案する事が可能。
追撃:B
連環勁による隙のない連撃。中国拳法使いであれば、必須の技能。
同ランク以下の『
仕切り直し』を無効化し、戦闘の続行を強要して攻撃判定の機会を得る。
【宝具】
『八卦掌・周天』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:10人
対象の攻撃を“龍身”と呼ばれるその独特の体捌きと共に回避し、時には弾いて往なす掌技の極み。
同じ敵の同じ技は完全に見切る事が可能な上に、カウンター判定に成功すれば、一定ダメージを対象に与える事が出来る。
また、気を放出しながら全身を利用した螺旋運動を行う事で乱気流を生み出し、遠近問わず、あらゆる物理的干渉を完封する事が可能。
この絶対防御の前には豪腕の持ち主や技巧を誇る者も無力であるが、魔力の消費を伴う為、魔力が枯渇している状態では発動する事が出来ない。
また、技術によって回避不可能な攻撃や超遠距離攻撃には該当しない。
『羅漢・八卦六十四掌』
ランク:C~A++ 種別:対人宝具 レンジ:1(素手時)・2~4(武器使用時) 最大捕捉:1人
『点穴術』による連撃で自らの気を対象の体内へ送り込み、炸裂させる事で対象の経絡や魔術回路を完膚なきまでに粉砕する。
体内で小型の爆弾を作動させるのと同義である為、対象が一般人であるならば一撃で再起不能に追い込む事が可能。
炸裂のタイミングはランサーの任意で行われるので、対象の体内へ気を蓄積させ続ければ、更に威力を向上させる事も可能。
心臓などの重要な器官の付近を狙えば、正に必殺である。
優雅な動きである為に誤解が多いが、相手の急所を突く事を主眼に置いた極めて攻撃的な拳である。
【Weapon】
『流派・八卦掌』
あらゆる武術の集大成で、攻撃と防御を同時に為す。
剛でもあり柔でもある千差万別のその拳は、鋼の糸を編んだ鉄糸球と喩えられる。
運動規則に八卦の概念が応用されている。
『八卦七星竿』
釣竿に擬態させた暗器の一種で、内部に水銀を仕込んだ長柄物。水銀が内部を移動する勢いを利用して相手の点穴を穿つ。
先端に結ばれたシルクを魔力でコーティングして硬質化させる事で、鋭い穂先へと変化させる事も可能。
【解説】
中国拳法史史上、最優の拳法家の一人。絶技的武林大師とも呼ばれる。
河北省文安県朱家務に生まれ、幼少より武術を学ぶ。青年時代すでに高い武功を持ち、各地の高名な師を訪ね、有名な山や川を渡り中国全土を旅した。
ある時、江蘇と安徽の間の深山の密林の中で、仙人に遭遇し卓越した高度な武功を授かったとされる。
苦習数年の後、左旋右転・千変万化の技撃の術に、道家の修練術を結び付けた独創的な武術を編み出した。これが現在の「八卦掌」である。
この頃、董海川は非常に高い功夫を持っていたが、未だ人に見せる事はなかった。修練を終え山を下りた董海川は清朝の睿王府に長年勤める事となった。
そしてある深夜、練功を行っている姿をうっかり王府の管理人の全凱亭に発見される。
それを耳にした王府院を警備する総主任(名:沙回回)は、董海川に腕試しを申し出るが、まったく手も足もでなかった。
彼の奥深く計り知れない高い武功を知った沙回回は、彼に師事し八卦掌を学ぶ。
その後、八卦掌は広く世に知れ渡り、各門・各派と数えきれないほどの武術の達人が腕試しに訪れたが、誰一人として董海川に勝つ者はいなかった。
その強さは清朝末期に北京城の武術界に八卦掌の名を刻み込む事となり、形意拳・太極拳と並び、中国の三大内家功夫の一つとなった。
宦官だったので、女みたいなほっそりとした体格。
最終更新:2016年09月30日 22:29