【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】武霊王
【性別】男性
【身長・体重】196cm・101kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷D 魔力C 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
カリスマ:C
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。
話術:C
言論にて人を動かせる才。
国政から詐略・口論まで幅広く有利な補正が与えられる。
変装:D
変装の技術。
列国に知られる王でありながら、一人の使者として変装して秦国に潜入し、
その長短を直に観察し、秦王と謁見して言葉を交わした逸話が残っている。
【宝具】
『胡服騎射(コォフー・チィシャ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:800人
かつてライダーが率いた、趙を軍事大国に成長させた弓騎兵団をサーヴァントとして現界させる。
召喚されるのはいずれもマスター不在のサーヴァントだが、
それぞれがE-ランク相当の「
単独行動」スキルを保有し、 最大20ターンに及ぶ現界が可能。
この軍団の中にはライダーがスカウトした有能な教士も含まれており、
教士達に師事することで、ライダー陣営の者にE~Dランク相当の 「騎乗」、「弓術」を覚えさせることが可能。
【解説】
中国戦国時代の趙の騎兵王。姓は嬴。氏は趙。諱は雍。在位紀元前326年-紀元前298年。
趙の家系の中ではじめて王と追号された人物である。
若い頃から人高馬大で勇気と力量は抜群、更に聡明さも持ち合わせており、
趙軍には機敏さが欠けるということに目を付け、遊牧民族の騎兵制を取り入れようとした。
しかしその為には当時の中華のスカート状の服を、遊牧民のズボン状の服(胡服)に
変えなければならなく、その事は叔父の公子成から反対されてしまう。
遊牧民を蔑視するのは当時の中華では当然のことであった。
しかし、武霊王は粘り強く叔父を説得し、遂には「胡服令」を伝達し、
騎兵軍を作り上げ、趙を軍事大国に成長させた。
こうして、馬は戦車を牽くものという常識を覆し、騎兵を取り入れたことは後の中華全土に広まり、
兵制と軍服に大きな影響を残した。これが「胡服騎射」の逸話である。
王位を子の恵文王に譲った後も主父と名乗り、実権を握っていたが、
その最期は息子達の王位継承争いに巻き込まれ餓死するというものであり、
これを司馬遷は「後継を逡巡したことで天下の物笑いとなった」と厳しく評価している。
【コメント】
キングダム読んでて思いついた。知力も行動力も高く、冒険心豊かな有能な革新者でありながら
優しさ(甘さ)故に悲劇的な最期を迎えるという、主人公性は充分。
名に含まれる「霊」は中華では侮蔑的な意味らしいが、個人的には充分な名君であったと思う。
軍勢宝具は、数も質もイスカンダルのそれに大きく劣るが、その殆どが「弓兵」でもあるので、
最大補足レンジは王の軍勢ともタメを張る設定。
イスカンダルの軍勢が「全員が掛け値なしの英霊」ならば、
武霊王の軍勢は「少数が掛け値ありの英霊」といったところ。
武霊王の威名に連れられてサーヴァントとなったが、 彼らの殆どは英霊の座に招かれてはいない。
とはいえ、一般人とは比べるまでもなく強力な個体の集団であることは間違いなく、 準英霊と言ったところ。
軍勢召喚系の宝具は多くあるが、その中でもイスカンダルのそれが最強だって設定。
適正クラスはライダーとアーチャー。
最終更新:2016年10月01日 08:37