【元ネタ】『歴史』
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】アリオン
【性別】男性
【身長・体重】167cm・55kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
【固有スキル】
呪歌:A-
歌を用いた魔術体系。旋律を付けて発することで万物の心に働きかける。
生物の行動をある程度操ることができる。
獣などの本能が強い生き物であれば、完全に支配することも可能である。
無自覚の魔術行使であるため、発動や効果がアリオンの調子に大きく左右される。
【宝具】
『遥かなる蒼海(デルフィニオス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
海の神ポセイドンの使いであるイルカ。
騎乗中は騎乗者も海の一部として世界に認識されるため、
何者にも、如何なる超感覚であっても知覚することはできなくなる。
この宝具は海上でしか使用できない。
『響く麗韻(キタラー・アンピトリーテ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:0~40 最大捕捉:100人
アリオンが愛用した竪琴。
この竪琴より奏でられる旋律は、アリオンの奏楽技術と合わさることで、
生物の心のみならず、判定次第ではあるものの一時的に世界にまでも作用し、
レンジ内のあらゆる生物、自然、因果律からのバックアップを受けることができる。
【解説】
コリントス国の宮廷音楽家アリオンは竪琴の名手として有名でした。
ある時、ギリシャ中の音楽家が集まりコンクールが開かれました。アリオンは見事にその大会で優勝し、賞品と賞金を手にしました。
ところが、その帰りに乗り込んだ船が沖に出たとたん、船長や水夫達が、アリオンに刀を突きつけ、賞品と賞金を出せと脅してきました。
アリオンは助からぬ命とさとると、潔く海に身を投げて死のうと心を決め船べりに立ち、私の最後の願いとして、一曲だけ琴を弾かせてください、と言いました。
この願いには、船乗りたちもしぶしぶ承知せざるを得なかった。そしてアリオンは船べりにたったまま別れの歌を歌い始めました。
すると、その音色と歌声に惹かれたのか船の周りを、たくさんのイルカ達が 取り囲んでいました。
やがて、琴を弾き終わり、覚悟を決めたアリオンは海に身を躍らせました。しかし、そのアリオンの体を大きなイルカが背に受け止め、海岸目指し泳ぎだしました。
こうして、アリオンは無事に岬まで送り届けられ、早速、コリントス王に事の次第を報告すると、王は驚きました。やがて何食わぬ顔で船長と水夫達が港に帰ってくると、待ち構えていた兵士達に捕らえられました。
これによりアリオンの名声はますます高まり、そのイルカ達の行いを知ったアポロンは、彼らを星空に上げてイルカ座にし、アリオンの竪琴もこと座として近くに置きました。
最終更新:2016年10月01日 09:28