耶律阿保機

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】耶律阿保機
【性別】男性
【身長・体重】272cm・311kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷D 魔力B 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

【固有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

軍略:C
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

早駆けの乗法:B
 騎馬民族に伝わる、特殊な乗馬技術。
 騎乗物の敏捷性、持久性を向上させ、さらに本人の騎乗時中の魔力消費を抑える効果がある。

【宝具】
『天鱗射落とす殺掠の矢(ヤルート・アブーチ)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:5~99 最大捕捉:1人
 天に舞う黒龍を射殺した一矢。アーチャーの掠奪王としての性質が宿っており、
 この矢に射られた者は、強制的にアーチャーとの魔力パスが繋がれ、
 数日間かけて消滅するまで魔力を掠奪し尽くされる。
 この魔力パスはアーチャーから標的への一方的なものであり、
 アーチャーはパスを通じて標的の居場所を常に知ることが出来るが、その逆は不可能。
 また、アーチャーの意思によって、魔力掠奪の速度を早めることも可能。
 この魔力パスを破棄するには、ディスペル効果を持つ
 A++ランク以上の宝具の行使が必要となる。

『天舞う黒鱗(ヘイー・ローン)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~70 最大捕捉:200人
 アーチャーが射殺した黒龍の鱗に魔力を注ぎ、命令をかけることで
 飛行能力を持つの巨大な黒龍を顕現させて使役する。
 アーチャーは竜種を使役・騎乗するだけの「動物使役」も「騎乗」も持たないが、
 掠奪王としての性質によって、自ら射落とし捕獲したこの黒龍を
 使役する権限を強引に獲得している。
 戦闘用の宝具ではないが、ただ暴れさせるだけで対軍規模の破壊を齎す。

【解説】
遼王朝を建国した騎馬民族契丹の掠奪王。諱は億。872年生誕。926年没。在位907-926年。
初代皇帝を表す太祖の称号を持つ他、天皇帝、天皇王などの称号も得ている。
伝説によれば母が夢により受胎され、誕生の際には室内に不思議な光と香りに包まれ、
生まれながらに3歳児の体格をして這い出したという。
契丹族・耶律氏・迭刺部首長の長子として生まれ、
始めは痕徳菫可汗(ハーン)に使えて軍功を立ていたが、
906年に痕徳菫が没すると自らがハーン(君主)に即位。以後は南方を経略して皇帝となる。
916年には国号を「契丹」とし、漢風国号として「遼」とも称し、キタイ人王朝を建国した。
更に西方に遠征して諸部族を征伐し、外蒙古から東トルキスタンまでを征服し、
次いで東方に兵を出して、926年に渤海国を滅ぼしたが、帰路の途中で病没した。
遊牧国家に農耕国家のシステムを取り入れ、大小2種の契丹文字を制定するなど、
為政者としても優れていたようである。

『遼史・太祖本記下』には、天を舞う30m以上の巨大な黒龍を弓矢で射たところ、
この黒龍は約1500里(5890km)離れた所で地上に落ち、捕獲されたと記されている。
地上に落ちた時の黒龍は、体が著しく縮んでおり、
その遺骸は遼国で保存し、後に金国に奪われたという。

【コメント】
世界史で習った何か印象に残る名前の人。。
史実のあだ名も「掠奪者(アブーチ=阿保機)」で、宝具も何か凄く強欲な性能になったが、
現実には割と慎重な性格だったらしい。
あだ名が真名にまで昇華されている点はヴラドさんに似ているかも。
適正クラスはアーチャーのみだが、騎馬民族の帝王ということでライダーになれる。
最終更新:2016年10月01日 15:09