シグルド(アイスランド民話)

【元ネタ】アイスランドの童話『名馬グトルファフシと名剣グンフィエズル』
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】シグルド
【性別】男性
【身長・体重】170cm・63kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷D 魔力D 幸運A+ 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
魔術:C+
 魔法の棍棒と小石による魔術行使。
 雹を伴う嵐を起こす魔術のみではあるものの、
 一工程(シングルアクション)で発動可能。

陣地作成:C
 魔法の小枝による森林作成能力。
 “大結界”と同等の地形効果を発揮する領域の形成が可能。
 結界内の存在の行動を阻害する。

【宝具】
『幸運宣言(グンフィエズル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 持ち主に幸運を齎す魔法の剣。
 鞘から抜いている間、周囲の存在から幸運を収奪し続ける。
 剣に近いほど収奪率は上昇するため、
 近接戦闘においては、常に大きなアドバンテージ得られる。

『煌めく金蹄(グトルファフシ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 秘密の部屋で見つけた名馬。
 追跡者がいる場合、この馬の走行速度は追跡者の敏捷値と同等になる。
 純粋な方法でこの馬に追いつくことは、不可能に近い。

【解説】
王と女王には、息子シグルドがいた。シグルドが10歳のある日、女王が死んだ。
王は長い間妻の死を嘆いていたが、妻の墓前でインギボルグという女性と出会った。二人は間もなく結婚した。
ある日、王が狩りに出かけるので、インギボルグはシグルドに王と同行するように言ったが、シグルドは拒絶した。
そこへ女の巨人が来た。インギボルグはシグルドを隠れさせ、妹であるその巨人にはシグルドはいないと言った。
2度目もまた、シグルドは父との同行を拒絶し、インギボルグは彼を隠し、訪ねてきたもう1人の妹である女巨人にはシグルドが不在だと言った。
しかし3回目、やはりインギボルグの妹である女巨人は、シグルドを呪って彼の体の半分を焼き焦がし、半分をしなびさせてしまった。
インギボルグは隠れていた場所からシグルドを出し、これは強情の結果だと言った。
しかし彼に糸玉と3個の金の指輪を与えて言った。彼が糸玉を投げ落とせば、それは彼を女巨人たちの元に導くだろう。
彼女たちはシグルドを食べると脅迫するだろうけども、シグルドは彼女たちに指輪を与えねばならない。すると彼女たちはシグルドとの格闘を申し出る。
彼女たちはシグルドにワインを出すが、それはシグルドを勝つことができるだけ強くする。
シグルドはインギボルグの指示に従った。そして、次々に3人の女巨人と出会い、力比べをし、ワインを飲んで強くなっていった。
3番目の女巨人は、彼に小さな金の指輪を与え、湖に行くよう指示した。
湖で彼は、ボートで遊んでいるヘルガという名の少女に会った。
教えられたとおり、シグルドは彼女に指輪を渡し、ひとりぼっちの彼女と一緒に遊んだ。シグルドは彼女の家に連れて行くように彼女を説得した。
するとヘルガは彼を、巨人である彼女の父から守るために、彼を羊毛に変えたので、人間の臭いに気付いた父はシグルドを見つけられなかった。
彼女は2夜目も再びこのようにしてシグルドを自宅に泊めた。
しかし3日目は、父親が日中に出かけたため、ヘルガは家の中じゅうを彼に見せた。
シグルドは、ヘルガが持っている鍵の束の中の1本を使わなかった理由を尋ねた。ヘルガは、この部屋の入り口は少しの隙間しか開けられないと言ったが、シグルドは重いそのドアを開け、室内に馬と剣を見つけた。
ヘルガは彼に、その剣グンフェイズルと馬グトルファフシについて話した。さらに、後ろに投げればたちどころに森になる小枝と、そして追跡を妨害するために雹を伴う嵐を起こすことができる棍棒と小石のことを付け加えた。
彼は、これらを試してみたいとヘルガを説得し、馬で走り去った。巨人が彼を追ってきた。
しかしシグルドは雹を伴う嵐を起こして巨人を倒した。そこへインギボルグの犬が呼びに来たため、彼は帰りを急いだ。
すると彼は、インギボルグを火刑にするため火をつけようとしている召使いたちを見つけ、インギボルグを救出した。
シグルドはヘルガを家に連れてきた。そして2人は結婚の宴を開き、幸せに暮らしたという。
最終更新:2016年10月01日 15:13