ゲシル・ボグドー

【元ネタ】モンゴル神話
【CLASS】ランサー
【真名】ゲシル・ボグドー
【性別】男
【身長・体重】145cm・58kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運A+ 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではランサーに傷をつけられない。

【固有スキル】
神性:-
 本来ならば英霊召喚システムの条件には合致しないモンゴル神話における正当な英雄神である。
 だが老夫婦の息子として受肉、および降臨した時期の姿である為、一時的に失われている。

単独行動:A
 マスター不在で行動できる能力。 
 シャルモ・カン率いる魔神の軍勢を何十年という長きに渡って討滅した逸話からこの能力を得ている。

神殺:B
 Bランク未満の神性スキル保有者に対して有利に行動できる戦闘スキル。
 最大で5ターン持続するが、対象の属性が悪に近いならば延長される可能性がある。
 数多の魔神を亡き者にした武勲の証明でもある。

【宝具】
『汝は邪悪なりや(セブジック・サガン)』
ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:2~5 最大捕捉:1人
 正当なる神ですら悪魔王へと零落させる長槍。大なり小なりの外傷を与える事で能力が発動する。
 ダメージを与える代わりに5ターンの間、対象へ魔物・魔獣適正を強制付与し、異形スキルを発現させる。
 対象が異形の血を引く、怪物に変貌するなどの逸話を持つ場合、持続ターンが2倍となる。
 この宝具で与えた総ダメージ量が相手が保有するHPの半分を超えた場合、装備(スキル)が外せなくなる。
 これは治癒や蘇生が発現してもリセットされる事はない。

『かく高く掲げられし地穿つ巨槌(デルクエン・サガン)』
ランク:C~A++ 種別:対魔宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1人
 最高神より賜った怪物殺しの雷槌。ただの一振りが必殺に値する程の超重量を誇る。
 だがその真価は人々の平穏を脅かす対象に対して振るわれた時に発揮される。
 対象が魔物・魔獣適正を保有している場合に限り、Aランク以下の防御能力を無効化する貫通力が追加される。 
 また真名を以って天高く掲げる事で雷撃を纏うようになり、消費した魔力量に応じてダメージ量を上乗せできる。
 ただし魔力が枯渇するまで消費する事は出来ない。

【Weapon】
『無銘:宝剣』
 5Mという規格外の大きさの持つ黒い刃を持つ神器。セイバーとして召喚される際に所有している。
 特別な能力は付与されていないが、その余りにも巨大な刀身での押し潰しは単純ながらも強烈な一撃となるだろう。  

【解説】
 99天に分割された天界の99柱のテングリ(天の神)の一人カン・チュルマス・テングリの息子。
 最高神デルクエン・サガンの孫。ゲシル・ハーンという名で呼称される事もある。
 ある時、酷寒の北の、忘れられた天界を治める神がいなかったので、カン・チュルマスとアタイ・ウランが奪いあった。
 その戦いで4歳だったゲシル・ボグドーは長槍を持ってアタイ・ウランと一騎打ちし、一突きに刺し貫くと下界に投げ捨てた。
 しかし、アタイ・ウランは地上で悪魔の王シャルモ・カンになり人々を苦しめた。
 人々の祈りは天界に届き、神々は会議を開き、ゲシルにシャルモ・カンとその臣下を討伐するよう命令した。

 使命を受けたゲシルはある老夫婦の妻の頭から見えざる光となって体内に入り、その子供として降臨した。
 その後、全ての魔神達を倒したゲシルは息子のアシル・ボグドーに後継者として、地上を治めるように言った。
 その時、「自分は永遠の眠りにつくが、万一、悪しき者が再び現われれば、必ず征伐に来る」と言い残し、
 クラガナ・コリ(太陽の登る場所)にある大岩の下に横たわり、永遠の眠りについた。
 地震が起こるのは大岩の下で眠っているゲシルが寝返りを打つからだという。
 また、108の顔を持つ怪物マタンガイを大槌で退治して人々に平和をもたらしたともされる。
最終更新:2016年10月01日 15:25