【元ネタ】ベトナム神話(大越史記全書+民話)
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ラック・ロン・クアン
【性別】男性
【身長・体重】209cm・108kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
神性:A
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
神農氏の末裔にして洞庭君の孫に当たる。
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
魔力放出(雷):A++(A)
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。
また、電気ショックによる攻撃。
特に現在は聖剣による魔力の相乗供給によって並外れた電撃量を誇る為、
対軍宝具に匹敵する規模の攻撃手段として活用できる。
水棲:B
水の抵抗を受けずに活動できる。
水中・水上にいる間、魔力を除く全てのステータスがワンランクアップする。
【宝具】
『率土に響け追儺の音(フォン・チャウ)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:1000人
魔物化した森を国外に追い払った巨大な銅鑼。
その威圧・撤退強要効果は、精神耐性や対魔力を持たない限り耐えることは難しい。
打ち続けることで音の範囲が広がっていく。
『命運託す竜王剣(トゥアンティエン)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:2~40 最大捕捉:100人
魔魚グー・ティン、及び千年妖狐の首を刎ねた剣。
独自に竜種の魔力炉を宿した幻想種殺しのメインウェポン。
魔力供給のバックアップとして機能することで魔力放出スキルを強化しており、
剣に雷を落とすことで、電撃を増幅・拡散させて広範囲を攻撃する。
後にこの聖剣は黎利王に貸し与えられた。
『王の龍鱗(ラクロンクァン)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
貉龍君の龍への化身。
人間(ヒトガタ)の束縛を解き放つことで、自身の肉体を竜種のそれに回帰させる。
化身した姿――紅鱗五爪金毛の大龍王は越南最強の幻想種であり、
同等以上の神秘をぶつけるしか倒すすべはない。
パワーゲームにおいて非常に優秀な宝具であり、数ある竜種への変身能力の中でも頂点の一つ。
龍の特性自体は姿を変えずとも、大英雄たる武勇を支える魔力炉や抗魔力、
肉体の頑強さ、雷を行使する能力などに現れている。
【Weapon】
『無銘・斧』
悪性樹モック・ティンを切り倒す際に用いた斧。
対植物属性特攻のサブウェポン。
【解説】
鴻厖朝第2代王。崇纜。貉龍君。駱龍君。
神話上のベトナム最初の国家「赤鬼國」の創始者、炎帝神農の裔である涇陽王が、
洞庭君(洞庭湖の神)の娘の龍を娶って誕生した半人半竜半神の英雄。
10の人を一飲みにする魚の魔物を、その大口に熱した金属を投げ入れることで殺し、
美女に化けて人を狩っていた九尾の狐を雷で、邪悪な樹木の精を斧を用いて退治している。
後、帝來の娘、嫗姫を怪物から救って妻にし、100人の子をもうけるが、
龍と仙では種族が違うと、それぞれ50人が嫗姫とともに山へ、貉龍君とともに南海へと移り住んだ。
また、貉龍君には漁業や文化を伝えた文化英雄としての逸話もある。
彼の子の百王子もベトナム人の祖として知られ、貉龍君は越南神話最大の英雄といえる。
越南に封じられて以来の鴻厖王朝は、貉龍君の長男の雄王が「文郎国」を建てた所で国名が変わるが、
基本的にベトナム王朝表は赤鬼國を無視して「鴻厖朝-文郎国」という形で始められる。
なお、上記の通り越南初代王朝である文郎国は、最終的に安陽王に滅ぼされた。
今もベトナムの主要都市では彼にちなんだ名を通りに付ける。
最終更新:2016年10月01日 18:12