【元ネタ】説経節、小栗判官・照手姫伝説
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】小栗判官
【性別】男性
【身長・体重】183cm・75kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力B 耐久E 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。
神仏の縁に由来する出自を持ち、死後は八幡神の末席に連なった。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
勇猛:C
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
【宝具】
『正八幡荒人神(しょうはちまんあらひとがみ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
宇佐八幡に祀られる現神の本地としての能力。
神の座における神霊・八幡の概念から、その力の一端をダウンロードできる。
これにより入神の域の戦闘技術を一時的に発揮したり、
数ターン大英雄ばりのステータスを獲得するなどの自己強化を行える。
特に「アーチャー」と「弓矢神」という共通属性から、弓射の強化は非常に相性がいい。
ただし、八幡神の一端として力を引き出すものである以上、
応神天皇や神功皇后など、より“八幡適性が高い”英雄に対しては無効となる。
『餓鬼阿弥蘇生譚』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
閻魔の配慮。小栗判官は死亡した時、最低値の体力を残した状態で蘇生する。
この宝具は聖杯戦争中一度しか発動しない。
【Weapon】
『無銘・金剛杖』
餓鬼阿弥の状態から復活した小栗が熊野権現から賜った杖。
移動時の疲労を抑える効果が、サーヴァント化により現界魔力消費の低減効果となっている。
『無銘・弓』
大剛の弓取り、また弓矢神八幡の本地として所有する神弓。
神楽などに見える八幡の弓の類似品。
【解説】
中世以降の日本の伝承に見える英雄。
「美貌の照子姫と契りを交わそうとしたことで父親の横山に殺害され、
閻魔大王の計らいによって醜い「餓鬼阿弥」となって蘇り、
上人の手引きによって、そうとは知らない照子姫によって熊野の湯まで運ばれ、
体を癒し、横山を討伐し、晴れて照子姫と結ばれた。」
地域伝承の他、説経節、浄瑠璃、歌舞伎など多くの形で知られるこの物語は、
細部の違いは多いが概ねこんなようなものである。
異伝の中でも、美女に化けた大蛇をそれと知りながら娶るほど豪胆で、鬼鹿毛という荒馬も乗りこなし、
死から復活した英雄として正八幡の本地となった、という要素などは特筆すべきか。
知名度は他の伝承と比べて劣るが、それは時代のせいだ仕方ない。
最終更新:2016年10月01日 22:28