京阿波根実基

【元ネタ】琉球史
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】京阿波根実基
【性別】男
【身長・体重】191cm・98kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:B(E)
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
 所有する治金丸(偽)による効果であり、本来のランクは微々たるもの。

騎乗:D
 騎乗の才能。大抵の乗り物を乗りこなせる。

【固有スキル】
手(ティー):A
 琉球に伝わる伝統武術。脱力と剛力の複合による身体操作術。
 筋力・耐久・敏捷の加算値を超えぬ範囲でステータスを再編成する。
 Aランクであれば再編成後のステータスに+を三つ付与出来る。
 セイバーは琉球最古の徒手空拳による武人である。

宗和の心得:B
 同じ相手に同じ技を何度使用しても命中精度が下がらない特殊な技能。
 攻撃が見切られなくなる。

無私の心得:A
 我欲を殺し、他者の為に己を捧げる生き方。
 ランク未満の精神干渉を無効化、同等であっても大きく軽減する。
 この心得を破った時には相応のペナルティが課せられ、
 セイバーの場合は自害を持って己の責を果たすだろう。

【宝具】
『無寸鉄(セジ・ハモン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:2~8 捕捉人数:1人
 セイバーの研鑽の象徴であり、手(ティー)の真髄そのもの。
 流水の如き脱力から突き出される手刀は風よりも疾く、
 鋼鉄の如き剛力から生み出される一撃は宝剣にさえ匹敵する。
 その正体は極限の脱力と無双の剛力を瞬間的に切り替える神業である。

 この攻撃を対処するには手刀の発生中に攻撃を撃ち落とすか、
 手刀が触れる直前に攻撃を回避するか、手刀より速いカウンターを撃つしかないが、
 単純な打ち合いの最中に行うには高ランクの見切りスキルが必要である。

【Weapon】
『治金丸(偽)』
 琉球王家に伝わる三種の宝剣、その一振りである治金丸の贋作。
 真作は常に王の身を守り、振るだけで不可視の斬撃を放つ魔剣であるが、
 贋作である為に持ち主に対魔力を付与する程度の性能に留まっている。

【解説】
 唐名を虞建極、手(ティー)の元祖とされる琉球最古の武術家。
 十六世紀前半に活躍した、阿波根地頭職に任ぜられた中級士族である。
 尚真王の命令で王家の宝剣・治金丸を研ぎに京へ渡航し、研ぎ師に研がせたが、
 その研ぎ師は偽物にすり替えて京阿波根に返却した。
 帰国後に偽物であることが発覚すると、尚真王は彼に本物を探すように命令した。
 再び上京した彼は、三年掛けて件の研ぎ師を発見し、宝剣を取り戻した。
 尚真王は大いに喜び、褒美に京阿波根に領地と位階、贋作の宝剣を与えた。

 自らの失敗を償う為に三年間も職務を放棄した上、
 咎め一つ無く昇進した京阿波根に対する非難は強く、
 政敵は京阿波根に次々と暗殺者を差し向けていった。
 ある日、御殿にて王の謁見中に暗殺者に襲われた京阿波根は、
 空手の技で暗殺者の両脚を切り裂いて死に至らしめる。
 御殿を血で汚したことを詫びた京阿波根は御殿を去るも、直ぐに死亡した。

【コメント】
 戦国時代の空手マスター。
 剛直で誠実な性格であり国王にも公私共々好かれていたが、
 正しさ故に多くの敵を作り、王の寵愛もまた彼等の暗躍に正当性を与えてしまう。
 不殺の心得は完全に創作。命の危機にわざわざ暗殺者の両脚を攻撃したり、
 三年間の探索中に武功の逸話が一切ないことから、
 日々を政務と修行に費やす武侠の男、という創作像に。

 筋力耐久EE、敏捷A+++で放たれ、接触した瞬間に筋力A+++のダメージを与える宝具。
 技を放ち終わるまで耐久はEなので、カウンターを撃たれた瞬間に大ダメージ。
 高ランクの見切りがなければ陽動と本命を交えた二段攻撃で仕留めよう。
最終更新:2016年10月02日 22:25