【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】岸波白野(♀)
【真名】侯景
【性別】男性
【身長・体重】188cm・94kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷C 魔力E 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
セイバークラスとしてあるまじき低さと言える。
騎乗:E
騎乗の才能。大抵の乗り物なら何とか乗りこなせる。
【固有スキル】
僭主特権:EX
対峙した相手が保有するスキルを、本人が主張する事で短期間だけ奪うことができる。
ランクA以上ならば、肉体面での負荷(神性など)すら簒奪できる。
王位を簒奪した僭主、またはそれに準ずる行為を行った者だけが獲得し、
簒奪する相手がいなければ成り立たない、“
皇帝特権”とは似て非なるスキル。
一騎当千:D
一対多人数を想定した戦場における戦術的直感力。
師団クラスの敵対勢力に対処する場合に有利な補正が与えられる。
ランクが高くはないため、対軍宝具以上となるとやや厳しい。
反骨の相:A+++
権威に囚われない、裏切りと策謀の梟雄としての性質。
同ランクまでの、
カリスマや魅了などのスキルを無効化する。
…高すぎるためか、セイバーはマスターへの忠誠心の無さを隠すことが出来ない。
【宝具】
『皇帝下に見、我全て総べる(われ、うちゅうだいしょうぐんなり)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
セイバーが僭称した“宇宙大将軍”の称号の具現たる宝具。
“僭主特権”スキルで、相手からスキルを奪うことで自動発動し、
セイバーにEXランク相当の“皇帝特権”スキルを付加し、そのスキルをその場で機能させる。
本来、皇帝特権と僭主特権の両立は不可能なのだが、皇帝の一臣下であるにもかかわらず、
それを差し置いて“森羅万象すべてを支配する”と言う意味で宇宙大将軍を名乗ったセイバーは、
それを“成せない”まま“成せる”ようになるという、自己矛盾さえ孕んだ宝具。
【Weapon】
『無銘・剣』
宇宙大将軍が振るうに相応しい大剣。
無論、史実に於いて侯景がこの剣を振るった記述などどこにもない。
ようするに、赤き暴君が携える手製の剣と同類である。
【解説】
宇 宙 大 将 軍。
中国南北朝時代最大の地雷にして宇宙大将軍。
当初は北魏に仕えたが野心ゆえに離反し、分裂後は高歓の東魏に加わる。
が、その高歓死後、跡を継いだ高澄には仕えず、南朝の梁へと亡命。
それでも高歓は侯景の本心を見抜いており、唯一彼の武勇に慕容紹宗という将が
対抗できると助言していたため、梁と侯景は慕容紹宗に蹂躙され続ける。
梁と言う国が当時過度の仏教傾倒で民を圧迫していたのも、敗北の一因であるが、
その大部分は侯景のカリスマ不足と高慢さ、狂犬ぶりからとも言える。
その後は、慕容紹宗からの敗走中に梁の都を進撃し、梁王への敵対勢力を吸収して肥大し続けた実権を握り、
皇帝の上に立ち、天上天下全てを支配するという意味で宇宙大将軍を名乗るが、
結局、侯景はそんな器ではなかったようで、最期は味方に見捨てられて惨めな死を遂げる。
最終更新:2016年10月02日 23:06