陳慶之

【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】陳慶之
【性別】男性
【身長・体重】161cm・65kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力D 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:E
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら何とか乗りこなせる。
 騎乗も騎射も不得意であったため、ライダークラスとしてはあり得ないレベルの低さである。

【固有スキル】
カリスマ:C
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 一軍のリーダーとしてこのランクは破格である。

不眠の加護:D
 眠気からくる疲労への耐性。
 魔力の消耗を軽減し、睡眠・催眠・意識の解体に類する精神干渉を無効化する。
 さらに高いランクでは、HPの自動回復能力が付与される。

偽装:D
 変装・擬態の技術。
 さらに、混乱の流れを察知し、それに乗じて逃げる抜け目ない察知能力も兼ねる。

寡兵運用:A
 普通の軍略とは異なる、少数対多数を想定した戦術的直感力。
 自らの対軍宝具や対城宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具、対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
 この補正は、自陣営と相手陣営の能力の間に存在する彼我の差が深ければ深いほど強力になる。
 ただし、能力差を埋めても意味がない兵力差の前では無意味となる。

【宝具】
『白き寡兵は万兵屠る(ホワイトカンパニー・サウス・リャン)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人
 ライダーに変わり、前線で戦う白袍を纏いし兵団。
 世に言う白袍隊を召喚する宝具。
 絆を媒介とし、尚且つ召喚する数も多くとも十数騎に止めているため
 固有結界の展開はないながら、魔力消費は意外にも低い。
 召喚される白袍隊の隊員は全て独立したサーヴァントであり、
 Bランク相当の“畏怖”、Cランク相当の“地形適応”、
 そしてDランク相当の“単独行動”のスキルと保有しており、召喚から12時間の現界を可能とする。
 また、当然ながらライダーの“寡兵運用”スキルの恩恵を、白袍隊の隊員は常時全開に受ける。

【Weapon】
『無銘・弓矢』
 ライダーは、「騎射をすれば的に当たらず」と評された。
 サーヴァントとなった現在もその腕(笑)は健在であり、全く期待できない。

『無銘・軍馬』
 ライダーは、「馬に乗れば振り落とされる」と評された。
 サーヴァントとなった現在もその腕(笑)は健在であり、全く期待できない。

【解説】
 字は子雲。南北朝時代の梁の武帝・蕭衍に仕えた武人。
 幼いときから蕭衍に近侍し、彼が夜中に「将棋指そうず!」と起こしに来ても、
 他の臣下が起きれない中、彼だけが起きて相手をした。
 それゆえか、若くして将軍に任ぜられ、南征を目論む北魏と相対した。
 鐘離の戦い後、梁へ北魏の皇族である北海王が亡命して来た際、
 蕭衍に7000の寡兵を賜わり、北海王の護衛の任を受け、魏へと向かう。
 この7000が、世に言う“白袍隊”の走りであり、15倍以上の兵力を相手に、
 それを全滅寸前に追い込む戦果なども上げ、以後も寡兵で大軍を破り続けた。
 そこから魏都洛陽を占拠し、北海王を魏帝に即位させるも、
 彼に帝の素質がないことが露見し、これを簡単に打破した。
 北海王は捕縛こそされたものの、慶之は義理を立て帰国を決意。
 魏はこれを幾度となく追撃したが、慶之は結局、無事に帰国できた。
 慶之の存命中、梁は一度も領内を侵されることはなかったため、
 “中国史上最優の将”と評されることもあるが、決して不敗というわけでもなく、
 画期的な戦法を編み出したわけでもない。
 言い方は悪いかもしれないが、相手に恵まれていただけの凡庸な将軍、
 と取ることもできなくはない。
最終更新:2016年10月03日 22:23