マルボロマン

【元ネタ】史実、広告・映画
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】マルボロマン
【性別】男性
【身長・体重】182cm・78kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷D 魔力E 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
勇猛:C
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 

【宝具】
『棚引く紫煙(マルボロマン)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:50人
 マルボロマンがその手に持つ<タバコ>。
 この英雄が影響を及ぼした煙草の売上と、それによる健康被害の象徴であり、
 最早それはマルボロではなく“煙草”という概念の具現である。
 <タバコ>に火をつけることで、『劣化』の呪詛が乗った煙が周囲の物質を徐々に侵食していく。
 無論この効果は霊体――サーヴァントにも作用する。
 が、近代社会的タバコ煙害の具現であるこの宝具は、故にネイティブアメリカン系の英雄には効果がない。

【Weapon】
『西部劇風の馬』
 古典的カウボーイのイメージに則るマルボロマンの乗騎。
 現代人視点ではかなりの名馬ではあろうが、英雄馬の類には遠く及ばない。

【解説】
 50年代初頭に始まった煙草のフィルタ処置は、フィルタリングされた煙草銘柄、
 特に女性向け銘柄を販売していたマルボロが女性向けと見做され売上が低下する問題を生んでいた。
 このイメージからの脱却のため生み出されたのが、「マルボロマン」である。
 レオ・バーネットの代表作とされるこのカウボーイは、マルボロのロングセラーに大きく貢献し、
 結果、1954年から1999年まで、複数の役者に演じられながら広告や銀幕に姿を表した。
 しかし演じた一人であるウェイン・マクラレンが発言したように、マルボロマンという存在が広告塔となり
 数多くの喫煙者、ひいては健康被害者を生み出していったことは確かであり、
 ここにマールボロのタバコ広告キャラクターは、タバコ煙害の擬人化として現界した。

 2006年の書籍「最も影響力のある実在しない101人」では堂々の第1位を獲得するなど知名度は健在。
 ちなみにこのランキングでアーサー王は第3位であった。

 マルボロマンの外見を与えられたタバコ煙害の擬人化。元となった概念が悪性なのに性格はダンディ。
 ただしとても弱い。
最終更新:2016年10月03日 22:53