姫重耳(晋・文公)

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】姫重耳(晋・文公)
【性別】男性
【身長・体重】190cm・94kg
【属性】秩序・善(正しくは中立・悪)
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
気配遮断:B
 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。

【固有スキル】
斉桓晋文:EX
 春秋五覇たる確固たる証であり、
 たった二騎の英雄のためだけにある極めて特殊なスキル。
 Aランク相当の“守護騎士”、“解放者”、“正義の印”を兼ね、
 アサシンの属性も秩序・善属性に変化させる。

貧者の見識:C
 相手の性格・属性を見抜く眼力。
 言葉による弁明、欺瞞に騙され難い。
 公子の身にして長年、乞食同然の身にも甘んじたアサシンが持つ、
 相手の本質を掴む力を表す。

仕切り直し:A+
 戦闘から離脱する能力。
 A相当の“追撃”スキルを持たない限り、相手はほぼ確実に撤退を許してしまう。
 暗殺者ではないアサシンがそれなりに高い気配遮断を有しているのは、
 ひとえにこのスキルが高位なためと言える。

カリスマ(偽):A+(C)
 人材重用から来る限定的な人望。
 臣下の能力を向上させるが、その人望は軍団統率には程遠い。
 一応、正規のカリスマとしても機能するが、その場合はCランク相当となる。

【宝具】
『土塊もまた覇道の礎(ランド・ルールズ・ジン・ロード)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:10人
 アサシンに対して一度でも真名解放した宝具を、
 一回だけ使用する権利を獲得する宝具。
 その際、宝具のランクはE-ランクにまで下がり、
 威力・能力ともにランク相応の小規模なものへと零落するが、
 種別、レンジ、補足人数自体が変動することはない。
 亡命先で食事を農民に乞うた時、器に土を盛って出された逸話が存在する。
 重耳は農民に対して怒り、斬り殺そうとするが、忠臣・狐偃(趙衰とも)が
 「民が土を差し出したということは、この土地を差し出したに他ならない。めでたいことです」
 と重耳を思いとどまらせた。

『焦がれ焦がせし我が臣よ(チンシー・ツォンホア)』
ランク:A+ 種別:対軍(対神)宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:300人
 かつての忠臣・介子推が山に籠り降りてこないことに業を煮やし、
 山に火を付けて炙りだし、焼き殺した逸話から。
 のちに仙人として神格化された介子推を焼殺したこの焔は、
 燃焼規模が広いだけでなく、神性を持つ相手に対して追加ダメージを与える効果も持つ。
 ただし、内心では推に戻って来て欲しかったアサシンは、一筋だけ燃えていない場所を作っていた。
 つまり、レンジにして10相当の規模だけ、焔によって焼殺されない場所が存在し、
 そこを発見できれば相手はダメージを逃れられる。
 また、介子推が焼死したとされる日は、中国に於いて「寒色節」といい、
 火を使う食べ物を摂らないようにしている逸話があり、
 それによってこの宝具の使用後には“火”のエレメントを用いる宝具・魔術は、
 聖杯戦争中、一切使用できなくなる効果もある。

【Weapon】
『無銘・剣』
 ややキレやすい傾向が強く、
 気に入らない事があると振り回す。

【解説】
 春秋時代の晋国の亡命王。
 若いころから人材を好み、10代のころより趙衰、狐偃、賈佗、先軫、魏犨らの賢人を抱えていた。
 公子時代から申生、夷吾(のちの恵公)らとともに名声高かったが、
 驪姫の乱によって命を狙われるが、宦官の襲撃を回避し、白狄への亡命に成功。
 亡命後は里克によって乱は収束し、重耳も晋公となるよう請われるが、暗殺を恐れてこれを断る。
 それからほどなくして夷吾が公に立てられると、ますます帰りにくくなっていった。
 衛に赴き、斉の桓公を頼り、曹、宋と様々な国をめぐること19年。
 韓原の戦い後に信用も覇たる証も地に落ちた夷吾の跡を継ぎ、晋公となる。
 この時点で重耳は62歳。あまりにも大器晩成であった。
 だが、亡命生活が長すぎたのか、在位期間もその覇王たる王道にしてはいやに短い期間であった。
 生前暗殺者に追われ続けた重耳が、十全の能力を発揮できるクラスが“暗殺者”であるのは、
 皮肉としか言いようがない(一応ライダー適正もあるが、焼殺宝具は使えない)。
最終更新:2016年10月04日 11:11