ムワタリ二世

【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ムワタリ二世
【性別】男性
【身長・体重】175cm・71kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A+ 魔力B 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

【固有スキル】
魔力放出(雷):B
 インドラ信仰由来の雷。
 ただの象徴ではあるが、ファラオと拮抗した逸話により、強力な雷光になっている。

先制攻撃:A+
 戦闘において先手を取る能力。
 戦闘開始後5ターン目まで優先的に行動を開始できる。

カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

【宝具】
『雷帝神猛る陽殺疾駆(ゴダィバ・イル・ハル・アル)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:700人
 インドラ信仰による雷を纏って自走する、重装チャリオット。
 ライダーと対峙したファラオが持つ、太陽熱のチャリオットとは対を成す宝具であり、
 雷撃を最大限まで増幅して駆ける、インドラ権能を顕す雷滅走法としての運用も可能とする。
 このチャリオットから迸る雷光は、ライダー自身が纏う雷をも還元しているため、
 最大出力での疾駆は、神代の雷の威力にすら迫る。

【Weapon】
『無銘・斧』
 ヒッタイト兵が構える大振りの斧。
 斧のリーチは、春秋戦国時代の矛、“戈”並みに広い。

【解説】
 カデシュの戦いで太陽王・ラムセス二世と対峙したヒッタイトの王ムワタリ。
 中王国時代の同名王と区別するために、ムワタリ二世と表記することも多い。
 第19王朝となり、エジプトとヒッタイトの抗争が熾烈を極めると、
 ヒッタイト属国のアムルをエジプトが参加に収めたことを皮切りに、カデシュの戦いが開戦することとなる。
 最初エジプト軍は、投降兵からの密告情報をもとに戦況を有利に進めるが、
 この密告が実はヒッタイト側の偽報であり、その策略によって奇襲に成功し、エジプト軍の部隊を分断する。
 これによって今度は、ヒッタイト側が戦況を有利に進めることとなったのだが、
 戦いが進むにつれて戦況が膠着する事態が発生し、ヒッタイト側が停戦を申し入れる。
 これをエジプト側が受け入れて、カデシュの戦いが幕を閉じることとなるのだが、
 ヒッタイト側の碑文には、停戦を申し入れたのがエジプトで受け入れたのがヒッタイトと記されている。
 また、両国ともに自軍の勝利を主張し、あまつさえラムセス二世は「俺一人で3000は殺った」などとのたまいていた。
 だが、歴史的には“引き分け”とされることが非常に多い。
 …多いのだが、この戦いでエジプトは何も得れず、ヒッタイトは結果として領土を広げることに成功しているため、
 あながちヒッタイトの勝利と言うのは間違っていないのかもしれない。
最終更新:2016年10月04日 11:27