【元ネタ】三国志 三国志演義
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】曹操
【性別】男性
【身長・体重】161cm・56kg
【属性】混沌・悪(本来は秩序・善)
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力E 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
心眼(真):C
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
乱世の奸雄:-
秩序が乱れるほどに輝きはじめる多様な才能。
聖杯戦争の被害者が生まれる度に、あらゆる判定の成功率が上昇する。
この効果は永続せず、時間経過で初期値に戻っていく。
敵対者に対し、自らの属性を反転させて表示させる効果もある。
頭痛持ち:C
慢性的な頭痛持ちのため、精神スキルの成功率を低下させてしまう。
多芸多才の持主ではあるが、このスキルのために十全に効果を発揮する事は難しい。
【宝具】
『青釭倚天剣』
ランク:B- 種別:対人 対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
青白い光を刀身として形成する中華ガジェット、青紅剣、倚天剣の双剣。
青釭剣は刀身となる光刃の出力を上げて、威力を上昇させる効果を持ち、
倚天剣は刀身となる光刃を伸ばすことで、攻撃レンジを増幅させる効果を持つ。
この二つの剣は対となっており、双方を接続することで、
両方の効力を持った一つの宝具として使用出来る。
『七星宝刀』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
王允が作り上げた中華ガジェット。
死の神である北斗星君の神力と、破邪、鎮護の属性を込めることで“天誅”を形にした宝刀。
この刀によって斬りつけられた者は、その罪の多寡に応じて“存在の寿命”を削り取られる。
この効果は対粛清AC以外のいかなる防御効果をも貫通する。
善良な者に対しては凡百の刀に過ぎないが、
無辜の人民を害する悪逆の徒に対しては“寿命そのもの”を奪うため、掠り傷でも致命傷になりうる。
【解説】
三国時代、後漢の人。魏王。字は孟徳。
乱れる天下を東奔西走し、後の魏王朝の礎を築いた。
許劭には治世の能臣、乱世の奸雄と評され、陳寿は非常の人、超世の傑と高く評価している。
高位の宦官である曹騰の孫として生まれる。
当時、宦官は濁流派として士大夫に忌み嫌われる存在であったが、
曹騰は士大夫からも評判が良く、その孫である曹操は権勢の家の“お坊ちゃん”として育った。
もっとも、若い頃から機知、権謀に富むと言われるだけあって、大した悪童だった様である。
20歳になると孝廉に推挙(袁紹などは及びもつかないエリートコースであるあたり、家の権勢が伺える)され、
厳格な仕事ぶりで出世を重ねた後、黄巾の乱にて頭角を表す。
大将軍である何進が暗殺され、魔王董卓が台頭すると、私財を投じて反董卓連合の旗を挙げたが、
他の軍勢の多くは戦いを避けた為、曹操は惨敗を喫している。
反董卓連合が解散された後、青州黄巾族を取り込むことで兵力を、
後漢の皇帝・献帝を掌握することで権威を手に入れた曹操は、北の雄となっていた袁家をも駆逐した。
その勢いは留まる事を知らず、中華を統一し、後漢を復活させるのは彼だろうと誰もが思っていた。
しかし、赤壁の戦いで劉備・孫権連合軍に敗北すると、
その権威は薄れ、部下たちは狼狽し、各地の勢力は離反の動きを示すようになる。
このため、曹操は魏国を後漢の中に作り出すこととなった。
それが国家の私物化であるとしても、配下が抱き始めた未来への不安を払拭するには、
“曹操”ではなく“曹家”による新たな権威を打ち立てるしかなかったのだ。
いずれ魏国が後漢を乗っ取ることを承知しながら、曹操はそれを強行した。
この後、劉備、孫権はそれぞれ大勢力に成長し、三国鼎立の時代が到来する。
曹操は中華統一の夢を果たせずに没し、魏国は長子曹丕の下、後漢を乗っ取る事になる。
史実の曹操は、通俗のイメージとは異なり、おおむね善良な人物。
「才ある者が力を尽くせば世は安定する」という、いかにもお坊ちゃんな考え方をしている。
後漢の破綻は悪政ではなく、世界規模の寒冷化が大きかったのだが、
当時の常識から言っても想像の埒外であっただろう。
感激屋でもあり、些細なことで大袈裟に喜び、古代の英傑に例えて賛美する。
人を引き付けるカリスマと、並外れた武略の才の持ち主だが、精神面は安定感に欠けるため、家臣の支えが必須。
その善良さと神経の細さのため、腹芸を必要とする政争には向いておらず、統治方法も力技が多い。
民衆にとっては苛政家であり、よく反乱を起こされている。
最終更新:2016年10月04日 11:40