孫臏

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】孫臏
【性別】男性
【身長・体重】153cm・58kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久E 敏捷E- 魔力A 幸運C 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:-
 アーチャーのクラスが持つ共通スキルだが、
 このサーヴァントの移動には補助が必須のため保有できない。

【固有スキル】
中国拳法:A+++
 孫臏拳、または長袖拳の開祖とされる。
 打撃・勁術・拐術・剣術・槍術・暗器術など、合計365手の武術を完璧に扱う事が可能。
 達人中の達人と言える腕前だが、自分から仕掛けることはかなり困難である。

軍略:A+
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具や対城宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具、対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

話術:B
 言論にて人を動かせる才。
 国政から詐略・口論まで幅広く有利な補正が与えられる。
 僅かな期間でコネクションを形成し、危機的状況を脱することが出来る。

臏刑者:-
 龐涓の謀略によって、両脚を切除されている。
 アーチャーは、補助器具やマスターの助力がなければ自力での移動が困難である。
 また、この装備(スキル)は外せない。

【宝具】
『龐涓死于此樹之下(ほうけん、このきのしたでしせん)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:1000人
 増兵減竈の計と、魏軍の勇猛さを逆手に取り、袋鼠にした軍略の具現。
 設置型の宝具であり、アーチャーの残留魔力を身に纏うデコイとして機能する。
 この文章が書かれた木の板を、発見者が読み上げることで、
 空間から一万を超える弩群が出現し、相手を瞬く間に蜂の巣にする。
 なお、この文章を読み上げる動作は、それ自体が「真名解放」のため、
 魔力の負担は「真名解放」者が担うこととなり、アーチャーがこの板を設置する動作自体に魔力は必要なし
 (ただし、残留魔力を纏わせるのにはコストが必要)。
 なお、木の板には何を書いてもいい(例:「このラクガキを見て うしろをふり向いた時 おまえらは死ぬ」etc.)

【Weapon】
『いざり車』
 車椅子の原型。脚が無いアーチャーには、移動するのに必須の道具と言える。
 なお、現代の車椅子を渡すと、非常に喜ばれる。

『拐』
 トンファーのような武器。
 袖の内側に秘匿することが可能。

『古銭』
 袖の内側に縫い付けられている。
 アーチャーの服の袖は非常に長いため、鈍器のように振り回すことが出来る。

【解説】
 兵聖・孫子こと孫武の末裔とされる、田斉に仕えた軍師。
 孫子を髣髴とされる軍略の才を持ち、斉孫子と称されることもある。
 かつては、鬼谷子のもとで龐涓と共に仕え、軍略を学んでいたが、
 圧倒的に孫臏が勝っていたが為に、龐涓の策略によって讒言を流され、
 脚斬り刑(臏刑)を受け、顔に罪人の証たる入墨を刻まれる。
 その後は龐涓の手で軟禁されるのだが、斉の使者が彼の才を見抜いて、
 斉への亡命に成功する。
 斉では、将軍田忌を競馬で大勝ちさせたことをきっかけに、時の斉王・威王への推挙を受け、
 稷下の軍師として兵法を教えることとなる。
 自身は将となることはなく、飽く迄軍師であることに徹したが、
 卓越した戦術で匈奴や当時戦国最強国であった魏に対しても勝利を収めた。
 特に、魏はかつての学友で自身を陥れた龐涓が将として仕えていた国であり、
 増兵減竈の計で魏軍を慢心させ、寡兵になったところを狙い撃つ戦法で蹂躙した逸話は非常に有名である。
 孫臏に決して勝てないことを悟った龐涓は、
 「奴めとうとう名を成したか」と憎々しげに語り、自刎した。
 龐涓を破った馬陵の戦い以後は、歴史の表舞台から姿を消している。
最終更新:2016年10月04日 11:43