【元ネタ】三国志、三国志演義
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】許褚 仲康
【性別】男性
【身長・体重】184cm・220kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷D+ 魔力E 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B-
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
ただし、宝具『赤膊上陣』の発動中は、Dランク相当の効果しか発揮しない。
騎乗:B
騎乗の才能。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種は乗りこなせない。
【固有スキル】
勇猛:A
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
心眼(偽):A+
視覚妨害による補正への耐性。
第六感、虫の報せとも言われる、天性の才能による危険予知である。
その感知範囲には、自身のみならずマスターまでもが含まれる。
虎視:A
虎が獲物を狙うが如く、絶好機を逃さない眼力。
判定のクリティカル域が増加する。
ただし、通常成功の条件を満たしていない場合、クリティカルが発生してもその判定は失敗となる。
【宝具】
『武衛虎侯』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0~0 最大捕捉:1人
古代中国の超技術で作られた装甲鎧型の中華ガジェット。一種のパワードスーツである。
物理、魔術に対し厳重な防備が施された重装甲に加え、推進力を得るためのスラスターを各所に装備。
瞬間的に加速することで、自重を攻撃に転用するとともに、重量過多による機動力の低下を補う。
高い防御力と瞬間的にはBランクに匹敵する敏捷性を併せ持つが、
その操縦性は劣悪であり、意識の殆どを傾けなければ運用できない。
この中華ガジェットの構造的な欠陥のために、許褚は痴(頭の働きが鈍い)と誤解された。
『赤膊上陣』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:200人
装甲鎧型の中華ガジェット『武衛虎侯』の高速戦闘形態。
上半身を守る装甲を解除し、余剰スラスターを下半身に集中する。
さらに解除した装甲を『斬馬剣』の刀身として再構築し、長大な大剣を形成する。
防御力の大幅な低下と引き換えに攻撃力、機動力が劇的に向上するが、
操縦難度が跳ね上がるため、許褚にかかる負荷は倍増してしまう。
圧倒的な推進力によって加速しながら、大剣の大質量を叩きつける突撃攻撃は、
自身を弾頭とした高速ミサイルそのものと言えよう。
【Weapon】
『斬馬剣』
先端に両刃の刃を取り付けた長柄の武器。
前漢時代から存在するポールウェポン。青龍偃月刀など大刀の原型になったとされる。
なお、『赤膊上陣』の発動中は超巨大な大型剣となる。
──三国志演義において、許褚は大薙刀の使い手とされる。
【解説】
三国時代、魏の武将。字は仲康。曹操が「我が樊噲」と信頼した親衛隊長である。
虎のように勇猛だが頭が鈍いため、虎痴の異名を取り、それが本名だと思われたという。
黄巾の乱では若者を率いて奮戦。逃げ出す牛を連れ戻す怪力のため、賊徒は彼を恐れた。
曹操が台頭しはじめると若者とともに曹操軍に加わり、絶倫の武勇で頭角を現す。
張繍との戦いでは先陣を切って一万もの首を斬り、戦死した典韋に代わって曹操のボディーガードとなる。
袁紹との戦いでは曹操の暗殺計画を察知して反逆者を斬り殺し、
馬超との戦いでは敗走する曹操を懸命に守り通した。
また、曹操と馬超が会見した際には、曹操の命を狙う馬超をひと睨みで威圧し、暗殺を断念させている。
許褚は遵法意識が強く、誠実かつ重厚で言葉数が少なかったという。
それを象徴するエピソードとして、曹仁の誘いを断ったという逸話がある。
ある人が「曹仁様は王族の重臣なのに謙って君を呼んだ。なぜ断ったりしたのかね」と問うと、
「王族の重鎮とはいえ外の諸侯である彼と、内の臣下の端くれである私は、
大勢で話し合うので十分なのに、部屋にこもり、どんな私的な話をするのでしょうか」と答えたという。
このような慎み深さから、曹操には深く愛された。
曹操が死ぬと号泣し血を吐くほどに悲しんだという。
曹操の後継者である曹丕にも側近として信頼されていたが、曹叡の代に亡くなった。
三国志演義では典韋や馬超と互角に戦う武勇を誇る。
馬超と戦う際には、鎧兜を邪魔だと脱ぎ捨て、上半身裸になって戦った。
【蛇足】
イメージはアーマードコア4の重量二脚ネクスト。
鈍重な機動力をクイックブーストで補う。『赤膊上陣』はVOBをイメージ。
最終更新:2016年10月04日 11:48