【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】子茲父(宋・襄公)
【性別】男性
【身長・体重】163cm・59kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力C 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:E-
凶暴化する事で能力をアップさせるスキル。
……が、バーサーカーは理性を残しているのでその恩恵はほとんどない。
筋力と耐久がより“痛みを知らない”状態になっただけである。
また、精神もより理想主義に侵されており、生前以上に愚鈍と言える仕上がりになっている。
【固有スキル】
追い込みの美学:E-
古代よりの礼に則り、必要とあらば敵に先手を取らせる。
だが、先回りして行動を取れるほど高位ではないため、
実質常に後手に回るスキルに改悪されている。
カリスマ:E
軍団を指揮する天性の才能。統率力こそ上がるものの、兵の士気は極度に減少する。
「わが君は戦を知らな過ぎる」
【宝具】
『君子たるもの古の仁を護られよ(コォ・ハァシンイー)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1000人
頑ななほどに古代の“仁”を護り続けた襄公の生き様。
結界の中に収められた総ての者は、「不意打ち」を禁じられる等の、
バーサーカーが思い描く“正々堂々”とした戦闘を強いられる。
心象風景ではなく、飽く迄結界宝具であるのだが、結界外からの干渉は基本的にできず、
相対者たちの決着を待つ他なくなる。
数ある古くの戦場儀礼において、結果として泓水を惨敗に導いた“宋襄の仁”を、
無理矢理、好意的に解釈した宝具である。
この宝具は宋王朝の血脈に組み込まれた「殷王家の末裔」としての、
高貴なる血が叶える、固有結界とは似て非なる大魔術。
【Weapon】
『戈』
『無銘・剣』
【解説】
春秋五覇の一人に数えられることもある、宋の仁誇示王。
先王亡き後に王位を継ぎ、庶兄の目夷を宰相とした。
斉の桓公死亡後、斉で内乱が発生した時は、宋に亡命してきた公子を擁護し、
反乱を瞬く間に収束させてその公子を立てる鮮やかな手腕を見せた。
それによって覇権を一時的に獲得した襄公は、諸侯に呼び掛けて会盟を開こうとするが
そこで楚軍によって捕縛されてしまう。
釈放後、面目躍如のために楚の盟下の鄭を攻めるが、
鄭に救援に向った楚の成王軍と激突。
宋国内の泓水の畔で起きたこの戦いは、楚軍の方が大軍勢であり、当然宋軍は圧倒的不利な戦いであった。
だが襄公は、目夷の「渡河前に攻撃すべきだ」
「陣形が完成する前に攻撃すべきだ」と言う繰り返しの進言を無視し続け、正々堂々の戦いにこだわった。
結果、泓水の戦いは惨敗。
目夷にも「わが君は戦を知らな過ぎる」と呆れられる始末。
この後、宋を訪れた後の晋・文公である姫重耳を大いに歓迎した逸話があり、
また文公によって間接的に楚に対して雪辱を果たしているが、
襄公自体は泓水で負った矢傷がもとで、泓水から一年後に死去している。
最終更新:2016年10月04日 12:01