張任

【元ネタ】三国志 三国志演義
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】張任
【性別】男性
【身長・体重】174cm・64kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具D++
【クラス別スキル】
単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

【固有スキル】
魔眼:E
 人の“凶兆“を視覚情報として視て、捉える事が出来る。
 人の生死と貴賎を観る仙人、紫虚上人の技能の一部。
 元々所持するスキルではなく礼装の機能。

中国武術:C
 舞踊に剣の要素を加えた剣舞を習得する。
 アーチャーとしての現界のため、その真価は発揮されない。

追撃:D
 離脱行動を行う相手の動きを阻害する。
 相手が離脱しきる前に、一度だけ攻撃判定を得られる。

忠魂:A+
 石碑に遺された半ば神格化された忠義心。
 二君に決して仕えない矜持はマスターにとって仇でしかなく、
 時に令呪の束縛さえも跳ね除ける。

【宝具】
『地墜とす破軍の弓箭(一聲砲響・箭如飛蝗)』
ランク:D++ 種別:対人宝具 レンジ:20 最大捕捉:1~10人
 落鳳坡で劉備軍の軍師龐統を射殺した伏兵による斉射。
 その実態は天数執行のため紫虚上人に渡された3つの礼装、
 凶兆を観測する魔鏡、追儺の桃弧、棘矢の独自運用による戦果。
 桃弧は使わず、棘矢を石火矢に装填し、魔鏡を照準具とした。
 発射された矢群は祓うべく凶兆に感応し、群れ飛ぶ飛蝗のように目標に向かう。
 凶兆の質と量によって誘引力は高まり、速度と追尾性能が向上する。

【Weapon】
『無銘・石火矢』
 発火装置を用いて石・鉄・鉛などを飛ばす後世の大砲ではなく、
 無数の矢を一度に飛ばす弩の一種としての中華ガジェット。

【解説】
 『三国志演義』に登場する劉璋軍きっての勇将。
 劉備率いる荊州軍が援軍を装い蜀に入った時、劉璋は宴会を開いた。
 張任は宴席で進み出た魏延の剣舞を主君、劉璋を討つ目論見であると察し、
 自身も剣舞で割り込むことで場を荒らし、阻止することができた。
 荊州軍が益州侵攻を開始すると、張任は他3将と共に5万の兵を預かる。
 行軍中に紫虚上人に前途を伺うが、意に沿わず狂人の戯言と断じる。
 荊州軍が二手に分けて進軍すると、張任は3千を率いて山陰の小路に待ち伏せし、
 白馬に乗る龐統を劉備と間違え、兵に合図すると石火矢にように轟き、
 無数の矢は蝗が群れ飛ぶように龐統を射殺した。
 その後も魏延隊に矢雨を浴びせたり、劉備を誘引の計に掛けて討つ寸前まで追撃するが、
 援軍に来た諸葛亮の計略で金雁橋にて捕らえられる。
 張任は頑なに降らず死を選び、劉備は忠義に感嘆して屍を金雁橋の橋畔に葬らせた。

 『三国志』先主伝の注に引く『益部耆旧雑記』においては、
 蜀郡の代々貧しい家柄で若い頃より大胆勇敢で州の役所に勤めた。
 劉備の益州侵攻の際に劉璋に精鋭を任され、劉備と交戦するが敗れ、劉循と共に雒城を守備した。 
 その後雁橋に出陣して捕らえられ、劉備は忠勇の士である張任に軍を降伏させるよう命令したが、
 激しい声で「老臣はニ主につかえるようなことは絶対にしない」と言って処断され、
 劉備はその忠義に感嘆し、愛借した。
最終更新:2016年10月04日 12:38