王彦章

【元ネタ】史実、残唐五代史演義伝
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】王彦章
【性別】男性
【身長・体重】199cm・112kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

【固有スキル】
勇猛:B
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

騎乗:A
 騎乗の才能。幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操れる。

仕切り直し:A+
 戦闘から離脱する能力。“回馬槍挑”の計。
 完全に捕捉された状況であろうとも、確実に離脱することが出来る。
 仮に相手が追跡してきた場合は、迎撃時に与えるダメージが2倍に判定される。

【宝具】
『王鉄槍(ワン・ティエチァン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:3~7 最大捕捉:1人
 決して曲がることも折れることもなかった、ランサーの英雄としての在り方そのもの。
 あらゆる精神干渉系スキル、宝具による効果を無効化し、
 ランサーがマスターと一度交わした契約は、絶対に覆すことは出来ない。
 硬く、重く、一筋の鉄槍の如きランサーの生き様は、この英傑を象徴する鉄槍と
 鍛えられて融合し、不壊の宝具として昇華されている。

【weapon】
『渾鉄槍』
 ランサーを象徴する長槍。
 その重さはおよそ66kgと言われ、常人には持ち上げることすら困難であった。

『無銘・武装』
 鋼剣・戦斧・弓矢・兜・黄金の甲冑・火龍の如き騎馬など、様々な逸品の武装を持つ。

【解説】
五代十国時代の後梁の武将。863年生誕。923年没。
幼い頃から軍卒として働き、後梁が建つと、初代皇帝・朱全忠に従って各地を転戦した。
彦章は常人には持ち上げることすら困難な鉄槍を持ち、戦では常に前線で勇戦したことから
“王鉄槍”の異名を取り、恐れられた。
その武勇によって後唐軍の進行を十五年間に渡って防ぎ、
節度使や防御使を歴任し、開国侯に封ぜられた。
後梁の人々は後唐軍を恐れていたが、彦章だけは「恐るるに足らない」と言い放っており、
後唐初代皇帝・李存勗は彦章を恐れ、彦章の妻子を捕らえて帰順を勧めたが
彦章はそれを伝えた使者を斬って断ったという。
923年、朱全忠の息子で末帝となる朱友貞に猜疑された彦章は、
不利な戦場に送られ、ここで100人斬りの豪傑・夏魯奇に敗北して後唐軍に捕えられてしまう。
捕虜となった彦章に、李存勗は再度基準を勧めるが、
彦章は最期まで後梁に使えると主張した為に処刑され、彦章亡き後梁は同年に滅んだ。
60の高齢であっても戦場に在り続けた“生涯現役”であり、
妻子の命よりも、自身の命よりも、何より武人としての誉れを重んじたこの英傑の生涯は
「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」の故事成語となって語り継がれた。

「残唐五代史演義伝」には悪玉の武将として登場するが、彦章が戦う様子は
自然災害や龍虎に例えられ、散り際には、神獣に騎乗した五帝達に方陣を敷かれるも、
単騎で五帝軍を食い散らす勇武を示し、その後、自ら首を刎ねて壮絶な最期を遂げた。

【コメント】
典型的なランサー。主に幸運とか幸運とか。
強い武将が、お偉いさんに不信を持たれて窮地に追い込まれる中国史お決まりパターン。
裸足で茨の上を走れるという使いどころのない特技持ち。
残唐五代史演義伝では、強力な戦士として描かれてはいるものの、
悪玉側だから匹夫扱いされたり、史実では戦ってない相手に負けたりしてて
演義伝を入れて作って良いのか微妙な気分になった。散り様の大暴れは凄いけど。
ま、例によって史実とフィクションの良いとこ取りってことで。槍の重さは史実準拠。
身長は演義伝準拠だと311cmの巨人族になっちゃうので、常識的(?)なところに収めた。
適正クラスは、槍・騎・弓・剣の四つ。
最終更新:2016年10月04日 12:39