呂不韋

元ネタ】史実、春秋戦国時代
【CLASS】プロデューサー
【マスター】衛宮士郎
【真名】呂不韋
【性別】男性
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力C 幸運A++ 宝具??
【クラス別スキル】
計略:B
 物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
 あらゆる状況のイニシアティブ判定において有利な修正を得る。
 根深く張り巡らされた策謀は、のちにプロデューサーの地位を盤石のものとする。

【固有スキル】
直感:C-
 戦士としての才能ではなく、商人としてのインスピレーション。
 屑石と宝石の原石を瞬時に見抜き、凡夫には到底行なえぬ方法で利益を出す。
 戦闘時にはまったく効果を発揮しない。

話術:A+
 言論によって人を動かせる才。
 言霊が宿るほどの卓越した話術により、
 国政から詐略・口論・商談・コネクション形成まで幅広く有利な補正が与えられる。

蔵知の司書:D
 「呂氏春秋」の逸話から得た知識の処理。
 LUC判定に成功すると、過去に知覚した知識、情報を、
 たとえ認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。

【宝具】
『此奇貨可居(これはきかなり、かいおくべし)』
ランク:?? 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 指定した人物に“投資”することで、自身の手足として動く“英雄”へと変質させてゆく宝具。
 人間として成長させることはもちろん、能力強化やただの傀儡化など、
 投資の量やタイミング次第で、効果は無限に変動する。
 一種のエンチャント技術が、宝具の域にまで至った結果であり、
 “財”を用いて一時は全てを手にした呂不韋を象徴する宝具。

【解説】
 戦国末の秦国の相国。
 もとは衛国の濮陽出身の商人で、主に趙・韓などで商売をしていた。
 ある時趙の首都・邯鄲を商売で訪れた呂不韋は、乞食同然にみすぼらしい容姿の、
 秦国太子嬴子楚(このころは異人という諱)を見つける。
 呂不韋は、庶子で身分も低い子楚の価値を見抜き、父親との度重なる話し合いの末に彼に出資することを決め、
 子楚に金を渡し、趙の社交界で彼を有名にし、自身は秦国に子楚は賢明な人物であると宣伝した。
 紀元前258年の秦による邯鄲包囲から、子楚を救出したこともあってか、
 あるいは自らの愛人を躊躇うことなく大利のためと奉じたためか、子楚から確固たる信頼を得た呂不韋は、
 子楚が王位を継いでからほどなくして丞相となり、文信候に封じられる。
 その後は李斯、蔡沢などの才人を、1000人以上食客として抱え、戦国四君の勢力にさえ勝るとも劣らなかった。
 子楚の死後、嬴政が若くして王位を継ぐと、
 王の次に高いポストである相国となり、仲父と呼ばれて重用された。
 絶頂期が長くに渡って続いたが、かつて子楚に奉じた愛人・趙姫との密会を重ねるうち、
 腹上死を恐れるようになり嫪毐と言う巨漢の男を宦官として後宮に潜り込ませたのが運の尽き。
 調子に乗った嫪毐が反乱をおこし、それがもとで呂不韋の地位を揺らぎ始める。
 嬴政によって流刑に処され、自身の末路を悟った呂不韋は、毒を煽って自決した。
 食客らに「呂氏春秋」なる書物を作らせたことや、嬴政の本当の父親であるという説があることでも有名。
最終更新:2016年10月04日 13:03