【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】煬帝
【性別】男性
【身長・体重】171cm・70kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷D 魔力A 幸運E 宝具A+
【クラス別スキル】
狂化:E-
凶暴化する事で能力をアップさせるスキル。
煬帝は理性を残しているのでその恩恵をほとんど受けていない。
しかし、筋力と耐久が“痛みを知らない”状態となっている。
【固有スキル】
竜の息吹:B
最強の幻想種である竜が放つマナの奔流。
総身を覆う負の魔力を凝縮し、亜瘴気のブレスとして放出する。
不可視の瘴気は、発射速度こそ遅いものの眼前の全てに腐敗と死をもたらす。
煬帝は基本的にこのスキルを対人規模でしか使用しない。
無辜の怪物:A
日没する処の天子。または中華最悪の暴君。
数多の汚名を一手に押し付けられた結果、在り方を改竄された暴君の名。
能力・姿・人格が変貌してしまう。
ちなみに、この装備(スキル)は外せない。
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
竜因子は完全に“無辜の怪物”による捏造のため、この程度のランクに留まる。
【宝具】
『煬闇もたらす暴帝(ヤン・シー・ヘイアン・チャンリン)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
中華における帝権象徴である“龍”の因子を、最悪の暴君の逸話とともにコンバートした宝具であり、
“民を顧みず、人心が遠ざかる”、“煬の謚”と、
“日没する処の天子”としての“闇をもたらす瘴気”を解き放つブレスの本領発揮。
真名解放によって“竜の息吹”のレンジの対軍化し、瘴気の侵食速度の強化をもたらす。
この宝具は、煬帝が因果故に背負った、唐朝が誇張した悪名で構成されているため、
魔力消費自体は少ない分、煬帝が対人間に築かれた信頼関係は、その都度崩壊しゼロに戻る。
【解説】
隋の二代目の皇帝であり、中華史上最悪の暴君や、第二回遣隋使を迎え入れた皇帝としても名高い人物でもある。
本名は楊広というが、日本は愚か中国でも煬帝の謚の方が有名と言ってよい。
兄らの放蕩具合を讒言することで上手く皇太子の座を射止め、604年に文帝が御すると皇帝として立つ。
自身は先帝に倣わず放蕩にふけり、残酷な処刑なども復活させ、反逆者を悉くその刑に処した。
3度の高句麗遠征などを行うが、補給不足などによって敗北続けで結果は出ず、
大運河の建設に多くの民を強制的に動員したなど、よいところがない。
遠征で隋の権威が地に堕ちると、各地で反乱が起こり、煬帝は半ば現実逃避をするように江都に避難するが、
皇帝不在の長安で将軍の李淵が楊広の孫を傀儡として擁立。
それでも退廃的な生活をやめず、現実を見なかった煬帝は結局殺されて隋帝国は唐帝国へと移り変わる。
【備考】
劉邦の時代から、
皇帝特権の象徴として龍という神獣が用いられるようになった。
だが、中華とは国家のトップが入れ替わり立ち替わる下克上の世界。
帝権象徴として龍を用いることがあろうと、その皇帝に因子が受け継がれているわけではないのだ。
サーヴァント、煬帝が竜因子を“押し付けられた”所以は、李世民より奉られた史上最悪の謚号“煬”と、
遣隋使より送られた“日没する処の天子”という書。
先帝暗殺疑惑や、民を顧みぬ政策なども、このサーヴァントの“竜化”に拍車を掛けている。
と、CCCエリザを参考に作ったはいいが、正直ちょっと酷い気がしなくもない。
最終更新:2016年10月04日 21:34