トゥガーリン・ズメエヴィチ

【元ネタ】『ブィリーナ』
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】トゥガーリン・ズメエヴィチ
【性別】男性
【身長・体重】203cm・84kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
 騎乗物のランクは、竜の因子の付与以前のものを参照する。

【固有スキル】
怪力:C
 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。

飛翔:C-
 紙の翼による飛行能力の所持。
 翼は雨などで水に濡れると使い物にならなくなる。

竜の吐息:C+
 竜の因子に由来する火炎のブレス。
 並の武器ならば鋳潰すことで無力化できる。

早駆けの乗法:C
 騎馬民族に伝わる、特殊な乗馬技術。
 騎乗物の敏捷性、持久性を向上させ、さらに本人の騎乗時中の魔力消費を抑える効果がある。

【宝具】
『蛇の子は四足の獣に跨る(ポロヴェツ・カーン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1騎
 ズメイの血。騎乗物に竜の因子を発現させる。
 無機物に対しても発動可能。

 問い「ステップに、広野に、黒馬が立っている。これはなんぞや?」
 ――答え「ズメイ」

【Weapon】
『竜馬』
 宝具により竜の因子が発現したライダーの愛馬。
 巨大な紙の翼によって、乗り手とともに空中から敵に襲いかかるさまは圧巻である。

『龍鱗』
 竜種に準じるもののため非常に頑丈。
 ただし、神秘が真正の竜に追いついておらず、衝撃や魔術に脆弱。

【解説】
 蛇の子トゥガリン。
 キエフ第三位の勇者アリョーシャ・ポポーヴィチに退治される竜人。
 濡れると溶けて駄目になる紙の翼で飛び、獣のように鳴く巨大な馬に乗り、鱗を生やした怪物。
 2フィートの間隔を持った大きな目、また8インチの耳という異相を持つ。火も吹くらしい。
 太陽公ウラジーミルの宴席でのアリョーシャの罵倒に、短刀を投げつけ喧嘩を買う。
 川べりの決闘ではアリョーシャの祈りで雨を降らされて飛べなくされ、杖の一撃で頭を打たれて敗北、
 バラバラに切り刻まれ断片を野に散乱させられた。
 アリョーシャはトゥガーリンの頭を槍に突き刺して主君の宮廷に戻ったという。

 後の伝承においては倒されるのが竜人ではなくただのハーン(騎馬民族の王)にされていることもあるが、
 そもそも東欧やスラヴの伝承における蛇/竜(ズメイ)が騎馬民族の隠喩であり、
 トゥガーリンという名もキプチャクの王トゥゴルカンに由来することを考えれば何の不思議もない。
最終更新:2016年10月04日 21:58