ゴーティエ・サンザヴォワール

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ゴーティエ・サンザヴォワール
【性別】男性
【身長・体重】191cm・86kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷E 魔力E 幸運D 宝具E
【クラス別スキル】
狂化:D
 筋力と耐久のパラメーターをランクアップさせるが、
 言語能力が不自由になり、複雑な思考が難しくなる。

【固有スキル】
カリスマ:E
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
 士気こそ上がるものの、統率力は極度に減少する。
 狂化しているゴーティエに従うのは、同様に正気を失った者のみだろう。

信仰の加護:A+++
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
 ……高すぎると、人格に異変をきたす。

【宝具】
『神の御心のままに(ディユ・ル・ヴールト)』
ランク:E 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:500人
 声を媒介に対象の精神に作用する、精神干渉魔術の一種。
 真名解放時、その真名を聞いた者の精神に干渉し、キリスト教に対する信仰心を呼び覚まし(または植え付け)、高めていく。
 聞いた回数だけ効果は重複していき、最終的にはゴーティエと同様に高すぎる「信仰の加護」スキルを保有する事になる。
 対精神干渉系スキルで回避可能であるほか、元来の信仰心や他宗教への帰依、無神論などの要因でも回避率は変化する。
 なお、正常な思考能力・言語能力を失っているゴーティエは、この宝具の真名をひたすら叫び続けている。

【解説】
 “無一文の”ゴーティエ。民衆十字軍の指導者の一人。
 クレルモン教会会議で教皇ウルバヌス2世は聖地奪還を訴え、エルサレムへ向かえば罪が許されると説いた。
 これに熱狂した庶民(下級聖職者や騎士なども含まれる)は自発的にエルサレムへと向かおうとした。
 フランスでは隠者ピエールが彼らを率いてエルサレムへと出発。その途中、ドイツ人にも参加を呼びかけた。
 が、一部のフランス人はドイツ人の合流を待ちきれないとしてピエールらを置いて出発。その指導者がゴーティエだった。
 ゴーティエ率いる先発隊はハンガリー、ブルガリアを横断し、コンスタンティノープルに到着。そこでピエールの本隊と合流した。
 ボスポラス海峡を渡り、小アジアに到達した民衆十字軍は略奪を繰り返しながら進軍。
 ニカイア近郊でルーム・セルジューク軍と戦闘となり、壊滅。ゴーティエもこの時に戦死している。
 ピエールを含む数千人の生き残りはビザンツ帝国軍に救出され、後に第1回十字軍に合流した。
最終更新:2016年10月04日 22:44