【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ニケフォロス・フォカス(ニケフォロス二世フォカス)
【性別】男性
【身長・体重】171cm・84kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久A+ 敏捷D 魔力C 幸運D 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、
逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
信仰の加護:A+++
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
……高すぎるため、ライダーは基本的に誰からも愛されない。
【宝具】
『蒼ざめし死を異教の存在に(パッリダ・モルス・サラセノルマ)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
ライダーの信仰心が揺るがぬ限り赦され続ける、“サラセン人の蒼ざめた死”としての顕現。
ライダーが触れた“異教”に関連する神秘に対して、
吸血鬼が血を吸い尽くすかの如く、その神秘が保有するエネルギーを吸収する。
それは“英霊”が持つ“異教の信心”をも神秘として捕らえ、作用させることが可能で、
異教の英霊にライダーが触れることで、吸血鬼が血を吸うようにエネルギーを吸い取ることが出来る。
この“吸血”は、特にイスラム教徒の英霊に対しては莫大な効果をもたらす。
『撥ね潰す重兵特攻(インペリアルズ・カタフラクト)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人
パルティア、ペルシア、フン族、アヴァール人などの軍略をツギハギして構成した重騎兵団である、
ライダーが編成した“カタフラクト”を具現する宝具。
軍勢召喚ではなく(召喚できるほど絆も威光もない)、その軍勢とライダーの軍略ゆえに成せた、
“突破”の概念を纏った貫通走法。
味方にすらも疎まれる過剰な信心と、最終的に味方が皆無となった王道、
そしてカタフラクトの特攻力が折り重なった“突破”の概念は、数多の棘となって駱駝の鎧から顕現し、
この状態での特攻・貫通力は、宛ら地盤を砕く掘削ドリルのごとき破壊力と言える。
【Weapon】
『無銘・弓』
『無銘・剣』
『無銘・長槍』
『無銘・盾』
その場の状況に応じて臨機応変に武装変更可能。
そのため、最期まで使うことのない武器が出てくることも。
『無銘・軍用駱駝』
前方に装甲が施された“カタフラクト”専用のラクダ。
このように、カタフラクトには軍馬の他にもラクダが一部だけ用いられていた。
【解説】
小アジアの貴族から皇帝になった、マケドニア朝東ローマ帝国の皇帝。
その異常なまでの軍略の強さと、揺るがぬ信心から“サラセン人の蒼ざめた死”いう畏称で呼ばれている。
軍人として若年期から功績を挙げ続けていたが、時の皇帝が若くして死ぬと、
ロマノスの妻テオファノと、まだ若い皇太子バシレイオスとコンスタンティノスを立てて皇帝権を僭称する。
即位後も軍人としては非常に優秀であったが、信仰心の高さと頑固さゆえに貴族や教会とも対立。
最終的にテオファノと結んだ臣下のヨハネス・ツィミスケスによって暗殺される。
暗殺を成功させたヨハネスは、玉座までダッシュで座りに行き、皇帝権を称したという
妙に笑える逸話があるくらいだからニケフォロスの不人気さはよっぽどであったのだろう。
最終更新:2016年10月04日 22:48