エオン・ド・レトワール

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】エオン・ド・レトワール
【性別】男
【身長・体重】174cm・67kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具D
【クラス別スキル】
気配遮断:E
 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 待ち伏せ、奇襲に適している。

【固有スキル】
信仰の加護:D
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
 ……どうも彼の宗教観は歪んでいるようだ。

魔術:C
 悪魔や精霊に由来するという魔術を行使する。

話術:E-
 言論にて人を動かせる才。
 大衆を扇動し、支持者を心酔させる事に長ける一方で
 高度の言論教育を受けた者にはまるで通用しない。

【宝具】
『千里の道も一足にて(ジュディ・ド・エトワール)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 移動系魔術の支援に特化した短剣。
 補助礼装として負担の軽減や効果の増大を行う他に、空間転移を可能とする。
 生前に『旅の日』と定め各地を飛び回って過ごした逸話から、
 木曜日において効力を増す。

【解説】
 十二世紀の悪党、『星の』エオン。
 巧みな弁舌や予言的な託宣、そして魔術を操って人々を誑かした邪教の徒。
 異名の由来は専ら露天で星を眺めながら眠った習慣からとも、
 捕らえられた年に見られた彗星の故とも言われる。

 ブルターニュの小貴族家に生まれたエオンは、一時は森で隠遁生活に入っていたが、
 その生活に飽きて盗賊集団を組織した。彼は悪魔を呼び出して自在にその魔力を用い、
 森に棲む精霊とも交わり、半日で幾つもの海を飛び越える飛行術を用いたとされる。
 そのうちにエオンと彼に従う者達はカルト集団の様相を呈し始め、預言者、救世主を
 自称したエオンは「生者と死者の全てを裁く者」「終末の時代の主」を名乗りだす。
 弟子達にも天使や使徒といった格付けを行い、『恐れ』『正義』『支配』等の名を与えたという。

 1148年に捕らえられて異端告発を受けるも、高位の聖職者達にとって
 エオンの弁論は爆笑の種でしかなく、彼は「異端者と呼ぶにも値しない狂人」と扱われる。
 エオンは二年後に獄死し、弟子の多くはその信仰を捨てる事を認めず火刑に処された。
最終更新:2016年10月04日 22:56