聖ドニ

【元ネタ】史実、キリスト教圏の伝承
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】聖ドニ
【性別】男性
【身長・体重】171cm・85kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久EX 敏捷E 魔力D 幸運E 宝具A+
【クラス別スキル】
狂化:E
 通常時は狂化の恩恵を受けない。
 その代わり、正常な思考力を保つ。

【固有スキル】
洗礼詠唱:A
 キリスト教における“神の教え”を基盤とする魔術。
 その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つ。
 十四救難聖人の一人である聖ドニの詠唱は、祓魔だけでなく癒しの方面にも高い効果を発揮する。

殉教者の魂:A+
 精神面への干渉を無効化する精神防御。
 聖ドニの信心は死ごときでは断ち切れない。

魔力放出(炎):A
 黄金の炎(オリフラム)。
 使用者の信心に応じてその火力を増す。

【宝具】
『死してなお信心揺るがず(デヴォチョン・サン=ドニ)』
ランク:- 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 斬首されたのち、その首を拾って数km以上歩き、道中では説教を続けた聖ドニの信心の具現。
 明確に言うと宝具ではなく、信心の真髄。
 最高存在より加護を得るに至った、非常に稀有な“信仰の加護
 聖ドニは致命傷や即死ダメージを負おうとも、その信心が潰えない限り現界し続ける。
 それらの傷を負った状態では、思考が“説教を説いて回るために未だ動く”で固定されてしまうため、
 マスターの制御すら不可能となり、(ある意味で)制御不能なバーサーカーと化してしまう。

『その信心は印となりて未来へ(モンジョワ・サン=ドニ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:100人
 軍と、国と、独立と、信心の象徴となった聖ドニの旗。
 軍の象徴としての権能により、自軍の能力を上昇させるだけでなく、
 黄金の炎(オリフラム)を現出させ、聖なる炎で魔的なモノや不浄なるモノから対象を守護する効果も持つ。
 また、黄金の炎は防御以外にも転用可能で、指定者に魔力放出の炎として宿させることもできる。

【解説】
 パリの初代司教を務めた三世紀のキリスト教徒・殉教者。 パリのディオニュシウス。
 フランスの守護聖人であり、十四救難聖人の一人に数えられる。
 “黄金伝説”などにも記されている有名な逸話の中には、
 パリの多くの民を改宗させたことにより古くから根付いたドルイド僧らの怒りを買い、
 斬首され処刑されたのだが、それから間もなく立ち上がり、
 血塗れの首を拾って数kmもの距離を説教を説きながら歩いて回ったというものがある。
 聖ドニがモンマルトルの丘を越え、力尽きて倒れたところにサン・ドニ教会が建ったとされている。
 聖ドニの彫像は、そのほぼすべてが斬り落された首を抱えている姿となっている。
最終更新:2016年10月04日 23:03