伍子胥

【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】伍員(伍子胥)
【性別】男性
【身長・体重】201cm・103kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久A+ 敏捷B 魔力A+ 幸運EX 宝具A++
【クラス別スキル】
単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

【固有スキル】
神性:B
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 その悲劇的な死によって怨霊神となり、熱烈な畏怖を以て崇められている。

憎悪の深淵:EX
 特定の人物へ対する常軌を逸した憎悪の感情。
 憎悪の対象や、それに近い英雄が同じ聖杯戦争で現界していた場合は、
 聖杯戦争の枠を超えた現界が、供給なしに可能となる。

【宝具】
『属鏤剣』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 復讐鬼・伍子胥の復讐の終着点であると同時に、
 怨霊神・伍子胥の幕開けを告げる、呉王・夫差より賜った自決用の剣
 アヴェンジャーのクラスを得て、数多の宝具を失った代償に、
 この剣の能力も大幅に変質し、強化されている。
 この宝具は、“過去の後悔”を抱いている者に対して作用し、
 その過去を断ち切れる幻想を対象に見せ続ける。
 この剣で一度でも相手を斬り裂けば、相手は知らぬ間にその幻想の中に引きずりこまれ、
 幸せな妄想の中で静かに腐り死んでゆく。
 この剣が見せる幻想は、どれだけ対魔力が高くとも防ぐことが出来ず、
 心の強さで打ち勝つしか、打破する策が存在しない。

【解説】
 楚国出身。越国としのぎを削った呉国で活躍した春秋時代最強の復讐鬼・伍子胥。
 子胥は字であり、諱は員(うん)。
 楚太子建の教育係の伍奢の次男で、伍尚の弟。
 平王が費無忌という臣に謀られて秦の王女をめとり、お家騒動に発展すると、
 費無忌の流したネガキャンによって伍奢や建が窮地に陥り、
 建は宋に亡命できたものの伍奢は人質とされ、平王は伍子胥と伍尚の、息子二人をも謀殺しようとするが、
 伍尚だけが死ぬことが分かっていて捕らえられ、伍子胥を逃がし、楚への復讐を誓わせて処刑された。
 その後は親友・申包胥との決別を経て、建とともに逃れるが、
 道中建が謀殺されてしまい、伍子胥だけが呉に流れ着く。
 呉の入り口では、楚から流れた悪名は知れ渡って いたため、不安で心おさまる時が無かったため、
 一夜にして髪が白く染まり、老人になってしまった逸話は有名である。
 呉国に仕えることとなると、楚への怒濤の復讐劇が幕を上げ、呉王・闔閭のもとで楚を攻め、
 紀元前506年の柏挙の戦いで闔閭とともに楚都・郢を落とし、平王の墓を暴いて屍に三百回の鞭を打って恨みを晴らした。
 のちの越国攻略戦線でその闔閭は戦死し、息子の夫差がその復讐を誓うが、
 この復讐をも伍子胥は成就させ、一時勾践を夫差の下僕にまで貶めるが、
 それが越の臣・范蠡の策略であるとも知らずに夫差は慢心し、伍子胥とも不仲になり、自害させてしまう。
 伍子胥は死に際に、自分は仕えるべき主君を間違えたことを悟り、
 息子に自身の目をくり抜いて越の方角に置くよう命じた。
 それからほどなく呉は、越によって滅ぼされてしまったのは言うまでもない。
 死後、銭塘江の潮流は激しさを増し、堤防を超えるほどの高さにまで達したとされ、
 白馬の引く戦車に乗った伍子胥の姿が見えたという声も聞かれた為に、
 この復讐鬼は未だ、怨霊神として畏怖されている。
 伍子胥の適正クラスはアヴェンジャー以外にはライダー、キャスター、バーサーカーの三つ。
 それらのクラスでの現界時は、“波を率いる戦車”、“水を操る魔術”、“屍体を打ち付ける鞭”などが宝具として備わる。

 なお、幸運数値のEXは、言うまでもなく“EX級の低さ”と言う意味である。


【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】伍子胥
【性別】男性
【身長・体重】200cm・95kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久A+ 敏捷B 魔力A 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
復讐者:A
 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
 周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。

忘却補正:B
 忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
 例え復讐相手がこの世から去ろうともその憎悪は消えない。

自己回復(魔力):C
 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。

【固有スキル】
神性:C
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 死後怨霊神として信仰されている。

不屈の精神:A
 懸賞金をかけられ追手に追われながらも、復讐を諦めなかった不屈の精神と行動力がスキルになったもの。
 いかなる肉体の痛みにも、いかなる精神の痛みににも耐える耐久力が効果となる。

憤怒の波濤:A
 魔力放出の亜種スキル。荒れ狂う水流を魔力として使用武器に宿す。
 自身の持つ怒りが強ければ強いほど水流はより激しく荒れ狂う。

滅び見る目:A
 呉国の滅びを予期し、見る事を望んだアヴェンジャーの願いがスキルになったもの。
 対象の滅びに至る過程を予測し、見る目。

【宝具】
『死屍に鞭打つ(ししにむちうつ)』
ランク:A 種別:対人宝具(対屍宝具) レンジ:1~10 最大捕捉:1人
 霊的存在、死体への攻撃時追加ダメージを与える鞭による攻撃。
 ターゲットが回避しようとも追尾する怨念執念の権化。
 一度命中すると攻撃を合計300回になるまで繰り返す。
 …途中でターゲットが消滅しても攻撃が300回になるまで続く。

【解説】
 春秋時代の政治家、軍人。子胥は字であり、諱は員。
 かつては楚にいたが、楚国の王位継承争いに巻き込まれ兄と父を失い、楚を脱出し、楚を滅ぼすために闘う事を誓う。
 そして 呉国に仕えることとなり、呉の王、闔閭の元で楚を攻め、楚の王、平王の墓を暴き屍に三百回の鞭を打って恨みを晴らした。
 しかし闔閭の死後、その息子の夫差と不仲になり、自害を命じられる事となってしまう。
 死後その遺体は川に流され、人々は不憫に思い、祠を作ったという。
最終更新:2020年03月22日 21:02