【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】張儀
【性別】男性
【身長・体重】176cm・68kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷E 魔力B 幸運E 宝具D
【クラス別スキル】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。
ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。
【固有スキル】
陣地作成:D
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
鬼谷子のもとで学んだために“結界”の形成くらいならできるが、
張儀の本質は弁舌の士として“壇上”を築くことにある。
潜入工作:B
敵地に潜り込み、間諜として活動する能力。
このランクであれば、正面から侵入しても敵対活動を疑われない。
ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格が低下する。
話術:A
言論によって他者の思考を誘導し、自在に操る技術。
自身への好意を相手に植え付ける、魔力によらない精神干渉。
特に“連衡”策の展開に長け、より強い陣営にコバンザメのように貼り付ける。
【宝具】
『舌さえあればそれで回る(チャンイー・ジャンファ)』
ランク:D 種別:対人(自身)宝具 レンジ:-
在野時代に冤罪によって叩きのめされた時に、張儀が妻に言い放った言葉の具現。
張儀の弁舌は決して劣化することはなく、どのような畏怖すべき存在と対峙した時にも怯まず、
またその時に限定し、精神的干渉も完全にシャットアウトする。
張儀は言った。 「舌はちゃんとあるな? あるならそれでいい」
【解説】
春秋戦国時代に活躍した縦横家の一人。
盟友にして同門である蘇秦と揃って、司馬遷をして「危険人物」と、諸葛亮孔明をして「天才」と評される才人。
魏に生まれた彼は数年在野(ニート)として財産を食い潰した後、斉国で鬼谷子のもとに師事する。
下積みが続くのは蘇秦同様だが、楚国に於いて冤罪でボコボコにされ、
妻さえも、もう遊説をやめるよう説得するが、それでも辞めず最終的に秦に辿り着く。
秦国では嬴駟(のちの秦・恵文王)に仕えると秦のために連衡策を諸国に説いて回る。
連衡とは、六国のなかのそれぞれの国が「個別に秦と盟を結ぶ」という合従を切り崩すための策であり、
かつての恨みがある楚国に於いては、王を捕虜として捕らえる大きな功績を挙げている。
恵文王が死ぬと次代には張儀を嫌っている武王とウマが合わず魏に亡命し、間もなく死去。
また、晩年に於いては明らかに自分より若いはずの将軍・司馬錯の征蜀論を論破できないなど、
やや保身に走り過ぎたきらいがある。
だが、蘇秦への恩義を返すために、彼が死ぬまで趙国だけは攻めることはなかった。
最終更新:2016年10月04日 23:56