【元ネタ】秦末漢楚・楚漢戦争時代
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】章邯
【性別】男性
【身長・体重】170cm・76kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷D 魔力D 幸運E 宝具E-
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【固有スキル】
募兵特許状:B+
徴兵権限。大将軍として兵を募り、武装させ、部隊を編成する権限。
周囲の霊的存在と契約し、自身の使い魔――ゴーストライナーとして使役できる。
特に反英雄や悪霊とは相性がよく、それらに限りマスターを失った他のサーヴァントとの再契約も可能。
軍略:D
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
賊軍の汚名:A
忠義に生きようとしたが、それに絶望せざるを得なかった悲劇の将。
令呪によって得られる恩恵や転移補正が減少する(強制命令はその限りではない)。
【宝具】
『時勢が望んだ帝国の落日(サンチン・ウスゥチィ)』
ランク:E- 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
秦帝国の民が抱く、破格の憎悪の共有。
項羽の虐殺や趙高の暴政によって生きながらにして腐り死んでいった国の民の無念が、
それでも愚直に戦い続けようとした章邯の心を蝕み、一体化した“思い”成れの果て。
“募兵特許状”で徴兵した霊の類も、秦国の民の憎悪に中てることでその思想に感化させ、その“思い”の中に組みこむ事が可能。
真名解放でその“思い”を爆発的に解き放ち、秦国の覇道を示すかのような“思い”が章邯の総身を喰らい尽くし、
そのまま英雄としての本質さえも否定し、その姿を完全に変貌させる。
一種の“
自己改造”スキルの延長線上に位置する宝具であるため、
その強力さに反比例して宝具としての質は劣悪を極める。
【Weapon】
『無銘・剣』
【解説】
滅亡寸前の秦国を支え続けた同国最後の英雄。
そして、のちに項羽へ下り、三秦となった悲劇の英雄。
周文が率いる反乱軍が首都咸陽へ迫る中、囚人たちを解放して正規兵として駆り立て、
この軍を率いて反乱軍を追い返し、その後も連戦連勝。
陳勝・呉広の乱を収束させ、反乱軍の頭目が嘗ての楚将・項燕の息子の項梁に代わった後も連戦を続けた。
だがそれも長くは続かず、項羽が遂に現れた鉅鹿の戦いで遂に敗れる。
副将の司馬欣がこの窮地を打破しようと咸陽に援軍を要請するため向うが、援軍も来ず、
それどころか丞相の趙高は彼らを殺そうとさえしたため、絶望の末、章邯は司馬欣や董翳らと項羽に投降し、
彼らと共に三秦として項羽から旧秦人の統治をまかされる。
韓信の進言を受けた劉邦の軍によって、包囲された末に自決するのは、彼が雍の地に封じられた一年後のことである。
投降後、彼らにつき従った秦兵20万は、数が多すぎるとして投降後ほとんど間を空けずに虐殺され、
そのことから生き残った三秦は秦人に恨まれていたらしい。
章邯自身の正義感と、その心に付け入ろうとする怨霊たちの憎悪がもとで彼の宝具は成り立っていると言って過言ではない。
最終更新:2016年10月05日 00:02