【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】子偃
【性別】男性
【身長・体重】190cm・99kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:E-
凶暴化する事で能力をアップさせるスキルだが、
子偃は理性を残しているのでその恩恵をほとんど受けていない。
しかし、筋力と耐久が“痛みを知らない”状態となっている。
【固有スキル】
僭主特権:A
対峙した相手が保有するスキルを、本人が主張する事で短期間だけ奪うことができる。
ランクA以上ならば、肉体面での負荷(神性など)すら簒奪できる。
無辜の怪物:A
宋桀。
その身に流れる紂王の血筋と、それを“モデル”とする夏王朝の桀王に結び付けられた最悪の暴君。
能力、人格が変貌してしまう。もはや歴史は全て闇の中。
このスキルは外せない。
【宝具】
『桀王憑依(ソンジー・ヂャオフン)』
ランク:B 種別:対己宝具 レンジ:‐ 最大捕捉:1人
その身に桀の特性を宿す降霊と似て非なる大魔術。
一時的にその剛力をバーサーカーの筋力に上乗せし、強化する。
だが、この宝具の使用は、ターン経過ごとに“無辜の怪物”スキルをも進行させてしまい、紂王の特性をも引き出してしまう。
このスキルが進行するとともに、宝具によって得られる筋力増強も強くなるが、
その分、バーサーカーの暴君としての気質は悪化する。
最大で筋力値はEXランク相当にまで増幅するが、もうそうなってしまうと正真正銘最悪の暴君となってしまう。
【解説】
春秋戦国時代の宋国最後の君主。姓は子で、名は偃、謚は康。
実兄をクーデターで廃して宋君主となり、諸国の流れに乗るべくか弱小国ながら初めて王号を名乗り、
遠征にて儒家国家として名高い滕国を滅ぼした。
その後も大国を相手取って軍事的成功を収めると次第に王は慢心を抱くようになり、
内政では神を祭った祠を焼き払い、臣下の妻を寝取り、諫言を行なう臣下を虐殺する凶行を行ない続けた。
そんな好き放題を続けていると国内外から度し難き暴君、“桀のごとき王”という評が広まり、
斉・楚・魏の三国連合によって容赦なく叩き潰され、ここに殷王朝の末裔である宋国は滅んだ。
この、国家の存亡を左右する宋人にとって最も重要な戦線でさえ、この王のために戦う兵は皆無であった。
…というのが史に刻まれた情報なのだが、これについては大国が後付けした捏造説も根強く、
宋王偃の実際の王像は完全に歴史に埋もれ定かとなることはないだろう。
余談だが、夏王朝最後の王であり、暴君として名高い“桀”は、
実際のところ紂王の悪名をより強固にするために“後付け”されたという説があり、
このことから桀王は、殷よりも昔の夏王朝時代の王でありながら、
実は“紂王がモデル”ということも、無きにしも非ずなのである。
最終更新:2016年10月05日 00:10